2019-01-19

【症例報告】体重移動の大事さ、医師からの言葉での思い込み<認定インストラクター こもれび>

---【PR】-----------------------
【12月腰痛セミナー】
これがセラピストスキルアップ実践会
操体法の最後のセミナーになります…
http://bit.ly/2Osssfj
------------------------------

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
毎週土曜日は当会の認定インストラクターによる症例報告をお送りいたします。

さて、本日はこもれびによる症例報告。
「体重移動の大事さ、医師からの言葉での思い込み」です。

(↑本日はこんなお話も絡んできます)
--------------------------
【症例紹介】
26歳女性
職業 看護師(脳卒中関連で介助必須の方ばかりを見る)
症状は右腰に激痛、右肘に水が溜まり、かばいながら大好きなバレーやインディアカを続け右肩腱板損傷と診断が出ていた


【評価】
<視診・触診>
・右肩は肘をかばっているせいか右腕全体に固さ、姿勢が悪いので巻き肩
・肩甲骨外転位、周囲筋に固さ

<動作>
・前屈動作が困難
・座位での右肩外転動作に制限(首と肩を近付けて無理してあげようとしている)
・Iポジ動作で左右共に腰に響く、臀部に張り感、ただし左右共、動作時に体重移動が出来ていない(特に左側)

<問診>
その他、医師からどんな説明があったかなどを聞く。
腰は診てもらっていなく、肩は肘をかばって腱板損傷かなと触られもせず口頭で診察が終わったとの事。


【治療】
腰に関しては体重移動が出来ていないので、まずはそこを説明し体重移動を意識して動いてもらうだけでもスムーズさが分かり、後は右小趾から圧痛、下腿剥がし、アキレス腱圧痛で可動性を出しIポジ敢行し体の繋がりを作り本人も変化や可動性があがったのを承認。

右肩に関しては、単純ですが医師の診断名を認識し過ぎて体の動きが抑制され動きが悪くなっていただけでした。
内容は、腕橈骨筋、上腕筋剥がし(外側に向けて)、これだけでも痛みなく可動性が上がりました。
後は胸部の固さを圧痛を自分で家でやるように促したり、肩甲骨内転動作やストレッチ方法を教えて終了しました。


【考察】
症状が悪くなると周りに影響する事や座り方や立ち方などをしっかり伝えたり、体の使い方(体重移動)など、日常的に自分で意識してもらう事の重要性を認識して貰い、本人にも納得してもらう事の大事さを改めて思いました!

医師の診断は言葉だけでも、患者さんはその気になってしまう点がある事が分かりました。
診断名が出ても体が変わる症状もあるので、しっかり違いを説明していこうと思います!

--------------------------

さまざまな書籍にも書かれていますが、社会的に権威のある人間の言葉というものはかなりの影響力を持ちます。
医師の言葉はやはり力を持っているな、と私も感じることはあります。
もちろん、医療は医師がいなければ成り立ちませんが、私たち治療家には私たちの視点で患者さんと向き合い、提案できることがあるはずです。
私たちなりにしかできないことでしっかり向き合っていけると良いと改めて思いました。

◆認定インストラクターによる症例報告は以下からチェック!!(毎週日曜更新)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://bit.ly/2OXOGDb

◆セラピストスキルアップ実践会のブログ更新情報はコチラから
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓




◆こっそりやっている…宮森個人のLINE@はコチラ
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
友だち追加

セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地

0 件のコメント:

コメントを投稿