セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日が私の書く最後のブログです。
最後なので好きなことを書こうと思います。
…まぁ、いつも通りなのですが(笑)
【宮森の思う操体法とその未来】
セラピストスキルアップ実践会の講師として3年ほど活動しました。
講師として至らない部分もありましたし、最初の頃は無駄に吼えていました。
スタッフや受講生さんにご迷惑をおかけしたこともありました(その節は本当に申し訳ありませんでした)。
それでも後半はそれなりに自分の色を出しつつも、操体法を楽しくお伝えできたかな、と思っています。
しかし、それと同時に「操体法じゃなくても良いよね」と思うようにもなりました。
私にとって操体法は、最初はただ単に技術を手に入れて、自信を持ちたくて習い始めたものでした。
当時、私の知る限りで誰よりも結果を出していた中村光太郎に頭を下げたのはこのためでした。
本当に頭を下げたかどうかは定かではありませんが、下げたと思います。たぶん。きっと。おそらく。
また、知っている人は知っていますが、私は彼のことが死ぬほど嫌いでした。
今は、“まぁまぁ”ですが。
臨床で結果を出すため、講師として活動するため。
操法の練習を繰り返しました。
書籍も読みました。
そして少しずつ、操体法の中に秘められた哲学(操体)に惹かれていきました。
その頃から、私はさまざまなギャップに苦しむようになります。
・自分の伝えたいことと、受講生さんの求めていることが違うこと
・「楽」と「快」を同列に扱う人が多いこと
・操体法の基礎も知らないのに「操体法をやっている」という人がいること
※最後はただの愚痴ですが…。
これらのギャップを埋めるため、セミナーやブログ、メルマガ、YouTubeで発信していきました。
それでも埋められないギャップがあったのは、ただの私の実力不足です。
私は多くの治療法に詳しくありません。
そのため比較が難しいですが、それでも操体法は他の治療法にはない強みがあると思います。
それはもちろん「原始感覚に問いかける」という点です。
【それが抜け落ちた操体法は、操体法ではなく、ただの体操だと私は思います】
自身の体の感覚に問いかける治療法を私は他に知りません。
ただ、他の分野ではあります。
特にボディワークの中にそれらは多く見られます(ヨガは特にその傾向が強いです)。
そのため、私は「原始感覚に問いかけるなら、操体法じゃなくても良いよね」と思うようになりました。
ただ、今とこれからの時代を考えた時に、操体法のように「体の声を聴く」手法は必要だと思います。
その哲学である操体も、これからの時代に必要だと思います。
そしてそれを求めている人も多くいると私は思います。
操体法が必要とされていると私は思います。
さて、このような形でお伝えしていくのはこれが最後になります。
ただ、私自身は操体を実践していきたいと思っています。
そして私のできる範囲で、誰かに伝え続けようと思います。
間違った操体と操体法が広まらないことを祈って。
私のような凡人の書く文章に飽きずに最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、さようなら。
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セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地
2019-08-31
2019-08-28
2019-08-27
宮森がスクールで話したお話その2
セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
気がつけばメルマガ・ブログ更新を火曜・土曜を担当していました。
つまり、私は今週土曜日の最後の分も担当するということです。
最後なので好きなことを書こうと思いますので、よろしくお願いいたします。
さて、本日は「宮森がスクールで話したお話その2」というお話です。
(綺麗なお姉さんその2)
当会では月2回のスクールがあります。
先週火曜日には私がスクール生さんにお伝えした内容をお送りしました。
実はその内容には続きがありました。
今回はその続きの内容をお送りします。
内容は《操体法の基礎と体の磨き方》です。
なお、今回もスクール生さん向けの文章なので、やや砕けた表現になっている点はご了承ください。
1200字ほどありますので、お時間のある時にどうぞお読みください。
-----------------------------------------------------------------------
<先週のメルマガのハイライト>
操体法の基本姿勢・重心移動の法則・視線の法則を使って施術を行なってみてはいかがでしょうか?
※実際のところ、スクールで基本姿勢・重心移動の法則・視線の法則の実践を行いました。口頭で伝えて、その場でやって見せていても出来ていない方がいらっしゃいました(この点に関しては後述)。
<今までにスクールで取り上げられていた体を磨く方法>
施術中の姿勢を写真や動画に撮って、講師との差をみる。
※この時にスクール生さんからよく聞かれた言葉は「姿勢は綺麗です」。
※この時に講師陣が使っていた言葉は「結局、体格差もあるからね」。
↑これでは最終的には「みんな違ってみんな良い」になってしまうので上達するはずもない。
なぜなら明確な基準がないからです。
私に直接聞きに来てくれていた方には、先週アウトプットした内容はお伝えしており、個別に対応しておりました。
<技術向上のための体の磨き方>
※後々ちゃんとつながるのでお読みください。
ダンススタジオやヨガスタジオなどでは鏡のあるところが多いです。
これは、振り付けやポーズの確認をするためです。これは知り合ったダンサーさんに聞いたのですが「最終的には鏡なしで練習しないと意味ないんだよね、だって本番って鏡ないから」「鏡のあるところだけで上手なダンサーっているんだよね」とのこと。
さて、この話を少しだけ、超簡単な解剖生理学の観点で紐解いてみましょう。
人の体には五感があります。触覚・味覚・聴覚・嗅覚・視覚です。
生理学的にはもっと細かいですが、この中で視覚は「体から離れた情報を収集する」という点で特殊な感覚です。
ここで、今までにスクールで行われていた施術中の姿勢を写真や動画で確認するのは、<視覚を用いた体の磨き方>と言えます。
※少しだけ苦言を呈すると、今まで写真や動画、もしくはスクール生同士で練習している姿勢を見ながら「姿勢が綺麗」と言っていた方は何を基準に言っていたのでしょうか?
さて、ここで僕の知り合いのダンサーさんの「鏡のあるところだけで上手なダンサーっているんだよね」という言葉を思い出すと、この鏡の前だけで上手なダンサーさんは<視覚を用いて体をコントロールしている>と言えます。
つまり、視覚以外の感覚の優位性が低く、本番では自身の身体感覚を用いて体をコントロールできていないということになります。
先週のスクールで基本姿勢や重心移動の法則を実践した際、出来ていなかった方は身体感覚がかなり悪いことが考えられます。
こう言った場合はまず視覚を用いて自身の姿勢や動作を確認すると良いと思います。
私も新しくヨガのポーズにチャレンジするときはスマホで動画を撮ったりしています。
しかし、最終的には自身の身体感覚を通して姿勢や動作をコントロールしないといけないので、上手くいっていない場合と上手くいっている場合の身体感覚の違いを感じ取っていく能力が必要になってきます。
徐々に鏡や写真、動画に頼らない身体コントロールを会得することが必要だと言えます。
-----------------------------------------------------------------------
重ね重ね、砕けた文章になっている点はご了承ください。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また土曜日にお会いしましょう。
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宮森大地
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
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つまり、私は今週土曜日の最後の分も担当するということです。
最後なので好きなことを書こうと思いますので、よろしくお願いいたします。
さて、本日は「宮森がスクールで話したお話その2」というお話です。
(綺麗なお姉さんその2)
当会では月2回のスクールがあります。
先週火曜日には私がスクール生さんにお伝えした内容をお送りしました。
実はその内容には続きがありました。
今回はその続きの内容をお送りします。
内容は《操体法の基礎と体の磨き方》です。
なお、今回もスクール生さん向けの文章なので、やや砕けた表現になっている点はご了承ください。
1200字ほどありますので、お時間のある時にどうぞお読みください。
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<先週のメルマガのハイライト>
操体法の基本姿勢・重心移動の法則・視線の法則を使って施術を行なってみてはいかがでしょうか?
※実際のところ、スクールで基本姿勢・重心移動の法則・視線の法則の実践を行いました。口頭で伝えて、その場でやって見せていても出来ていない方がいらっしゃいました(この点に関しては後述)。
<今までにスクールで取り上げられていた体を磨く方法>
施術中の姿勢を写真や動画に撮って、講師との差をみる。
※この時にスクール生さんからよく聞かれた言葉は「姿勢は綺麗です」。
※この時に講師陣が使っていた言葉は「結局、体格差もあるからね」。
↑これでは最終的には「みんな違ってみんな良い」になってしまうので上達するはずもない。
なぜなら明確な基準がないからです。
私に直接聞きに来てくれていた方には、先週アウトプットした内容はお伝えしており、個別に対応しておりました。
<技術向上のための体の磨き方>
※後々ちゃんとつながるのでお読みください。
ダンススタジオやヨガスタジオなどでは鏡のあるところが多いです。
これは、振り付けやポーズの確認をするためです。これは知り合ったダンサーさんに聞いたのですが「最終的には鏡なしで練習しないと意味ないんだよね、だって本番って鏡ないから」「鏡のあるところだけで上手なダンサーっているんだよね」とのこと。
さて、この話を少しだけ、超簡単な解剖生理学の観点で紐解いてみましょう。
人の体には五感があります。触覚・味覚・聴覚・嗅覚・視覚です。
生理学的にはもっと細かいですが、この中で視覚は「体から離れた情報を収集する」という点で特殊な感覚です。
ここで、今までにスクールで行われていた施術中の姿勢を写真や動画で確認するのは、<視覚を用いた体の磨き方>と言えます。
※少しだけ苦言を呈すると、今まで写真や動画、もしくはスクール生同士で練習している姿勢を見ながら「姿勢が綺麗」と言っていた方は何を基準に言っていたのでしょうか?
さて、ここで僕の知り合いのダンサーさんの「鏡のあるところだけで上手なダンサーっているんだよね」という言葉を思い出すと、この鏡の前だけで上手なダンサーさんは<視覚を用いて体をコントロールしている>と言えます。
つまり、視覚以外の感覚の優位性が低く、本番では自身の身体感覚を用いて体をコントロールできていないということになります。
先週のスクールで基本姿勢や重心移動の法則を実践した際、出来ていなかった方は身体感覚がかなり悪いことが考えられます。
こう言った場合はまず視覚を用いて自身の姿勢や動作を確認すると良いと思います。
私も新しくヨガのポーズにチャレンジするときはスマホで動画を撮ったりしています。
しかし、最終的には自身の身体感覚を通して姿勢や動作をコントロールしないといけないので、上手くいっていない場合と上手くいっている場合の身体感覚の違いを感じ取っていく能力が必要になってきます。
徐々に鏡や写真、動画に頼らない身体コントロールを会得することが必要だと言えます。
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重ね重ね、砕けた文章になっている点はご了承ください。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また土曜日にお会いしましょう。
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セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地
2019-08-26
2019-08-24
【output】宮森の臨床動画<認定講師 宮森大地>
おはようございます。
セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
突然ですが、このブログの更新は来週31日(土)で終了となります。
最後までお付き合いいただきますよう、よろしくお願いいたします。
さて、本日は「宮森の臨床動画」です。
今回は2本、臨床動画を公開します。
1本目は操体法の下肢外旋で肩の動きが改善できた臨床動画です。
ただ、重要なのは操法(テクニック)ではなく、操体法独自の評価にあります。
参考になるかと思われます。
続いて2本目の動画は1本目の動画の後の展開です。
今度は踵突き出しというテクニックを行い、全身の疲労感の改善を目指しました。
評価も1本目と同じような手法を使っています。
どちらも「原始感覚に従う」という原理原則を重視した臨床動画です。
何かの参考にしていただければ幸いです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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宮森大地
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最後までお付き合いいただきますよう、よろしくお願いいたします。
さて、本日は「宮森の臨床動画」です。
今回は2本、臨床動画を公開します。
1本目は操体法の下肢外旋で肩の動きが改善できた臨床動画です。
ただ、重要なのは操法(テクニック)ではなく、操体法独自の評価にあります。
参考になるかと思われます。
続いて2本目の動画は1本目の動画の後の展開です。
今度は踵突き出しというテクニックを行い、全身の疲労感の改善を目指しました。
評価も1本目と同じような手法を使っています。
どちらも「原始感覚に従う」という原理原則を重視した臨床動画です。
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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地
2019-08-23
2019-08-22
2019-08-20
宮森がスクールで話したお話
セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
私事ですが、姪っ子(4才)がLINE電話を覚えました。
私には滅多にかけてきませんが、うちの母によく電話してくるようです。
最近のLINE電話は犬や猫になれるみたいですね。
こういうのに幼い頃から触れている世代が新しいメディアとか作っていくのでしょうか。
さて、本日は「宮森がスクールで話したお話」というお話です。
(なぜ綺麗なお姉さんがお話している画像を使ったのか…)
セラピストスキルアップ実践会では月2回のスクールがあります。
主に代表の中村光太郎が実技指導を務めていますが、私や他の講師も時より講義などを行います。
8月のスクールでは私が1時間ほど講義を担当しました。
セミナーも終了しましたので受講生の方に知識を提供する場もありませんし、(ブログ記事にするネタもないので)こちらにも掲載いたします。
操体法の基礎の基礎、と捉えてください。
なお、スクール生さん向けの文章なので、やや砕けた表現になっている点はご了承ください。
2000字ほどありますので、お時間のある時にどうぞお読みください。
-----------------------------------------------------------------------
〈操体法の基本姿勢 -重心安定の法則-〉
1.足は腰幅に開く(土踏まずの間に自分の骨盤が入る幅)
2.つま先と踵は平行
3.骨盤は前弯曲(尾骨が少し前なので、やや後傾位?)
4.背骨は伸ばす
5.視線は前方の一点を見つめる
6.前腕はやや回外位
7.膝裏を「ほっ」と緩める(恥ずかしがらずにちゃんと声に出して言おう!)
8.両母趾球に重心を落とす
古いけど動画を撮っていました。
ナイスだ、2年前の宮森!
《基本姿勢-重心安定の法則-》
〈操体法の重心移動の法則〉
基本姿勢をベースにして動く。
・回旋
1.片方の母趾球で蹴り込み、反対の母趾球に重心を移す
2.重心が移動した方に体幹を回旋させる
3.重心移動した方の上肢は外旋、反対側は内旋
4.視線はやや斜め上方を向く
・側屈
1.片方の母趾球で蹴り込み、反対の母趾球に重心を移す
2.重心が移動した方に骨盤をスライドさせ、反対側に体幹を側屈させる
3.重心移動した方の上肢は内旋、反対側は外旋
4.視線はやや斜め下方を向く(肩越しに床を見る)
・前屈
1.やや踵の方に重心を移す
2.骨盤を後方に移動し、上半身を屈曲させる
3.上肢は両方とも内旋
・後屈
1.ややつま先の方に重心を移す
2.骨盤を前方に移動し、上半身を伸展させる
3.上肢は両方とも外旋
これを治療時の姿勢にも応用しようねって話している動画があった…流石だ、宮森。
《重心移動の法則》
※ちなみにこの基本姿勢やら重心移動の法則は〈体が左右対称〉という視点を前提に作られているので、結構不備があったりしますが、それはまた別の話…。
〈宮森が言いたいこと〉
ここからはただのお節介です。
いっぱいあるので長々書きましたから読みたい方だけお読みください。
1.操体法をやるなら操体法の原則を体現しよう
操体法の良いところは
・基本姿勢
・重心移動のやり方
・体の動かし方(連動)
・評価と治療の手がかり(原始感覚)
これらがハッキリと示されている点だと思います。
何やれば良いのかが決まっているわけです。
ゴールが決まっているわけです。
「気持ち良ければ何でも良い」
「楽な方に動かせば良い」
それはそうですが、原理原則を無視して果たしてそれは叶うのでしょうか?(叶う時もあるだろうけど再現性は低いのではでしょうか)
中村光太郎の伝えている内容はいろいろな内容が入りすぎていてゴチャついています(disではないです、貴重な話なので聞いた方が良い)。ただ、話の中に出てきた抽象的な言葉を理解しないまま「便利だから使っている」感じのなんちゃってさんが多い気がします。
抽象的な言葉をいろいろな視点で具体的に説明できる人が本物だと思います、僕は。
操体法を実践するのであれば、基本姿勢や重心移動の法則、視線の法則くらい知っていて、体現できて、それを治療に応用できるくらいは必要だと思います。操体進化論は違うかもしれませんが。
「治療中の姿勢を安定させる」とか言いますが、何を基準にしていますか?操体法やっているなら、操体法に書かれていることを基準にすると上手くいくんじゃないかな…操法も操体法の視点で体をみているのだから。
2.“動診”の意味を勘違いしないようにしよう
“動診”は「動きを診る」はありません。
「動きの“感覚”を診る」です。
中村光太郎の「(可動域の広い方を見て)明らかにこっちが楽じゃん」は、厳密に言えば操体法における動診ではありません。ただし、彼が実践しているのは操体法進化論なので、それで良いのです。ちなみに可動域が広いとか狭いとかを観るのは動作観察です。動きの感覚は問いません。
とは言え、操体法としてしっかり動診をするなら、基本姿勢・重心移動の法則・視線の法則くらいは意識してしっかりやって、「動きの“感覚”を診る」ようにしましょう。
3.操体法の原理原則は絶対か?
答えはNo.
僕はそう思います。
本日お伝えした内容で言えば、基本姿勢・重心移動の法則があります。
そもそも、操体法の基本姿勢とか日常生活で取りますか?僕は体のメンテナンスで取ることもありますが、操体法を知らない人が取ることはまずないでしょう。
ちなみにヨガでは立位で山のポーズ(Tadasana)といって、脚を揃えるような姿勢を基準とすることが多いです。
やってみればわかりますが、この山のポーズの状態から操体法の重心移動をしようとすると、まぁ厳しいです。
つまり、各種の治療法やボディワークでは姿勢や体の動かし方の基準があり、それに則って治療技術やワークアウトが作られています。
基準がそもそも違うため、どれが間違っているとか、合っているとかはないと思いますが、何か1つのものを選んだら、それに則って体を操れるようにした方が上達は早いと思います。
操体法では原理原則に加え、声かけ・抵抗のタイミング・抵抗のベクトル・抵抗の出力などなど、やることいっぱいです。大変ですね。
中村光太郎が治療の本質を話してくれていますが、基礎もできていないで本質に迫れるのかな…僕は治療が下手くそですが、操体法の基礎に関しては、たぶん誰よりやっていると思います。そのお陰で、おそらく大多数のスクール生さんよりは操体法の技術があるかと思います。
【宮森の結論】
ゴールが決まっているのなら、それに向かって積み上げながら進むだけ。
ただ、面倒くさいことが多い。
-----------------------------------------------------------------------
重ね重ね、砕けた文章になっている点はご了承ください。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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さて、本日は「宮森がスクールで話したお話」というお話です。
(なぜ綺麗なお姉さんがお話している画像を使ったのか…)
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主に代表の中村光太郎が実技指導を務めていますが、私や他の講師も時より講義などを行います。
8月のスクールでは私が1時間ほど講義を担当しました。
セミナーも終了しましたので受講生の方に知識を提供する場もありませんし、(ブログ記事にするネタもないので)こちらにも掲載いたします。
操体法の基礎の基礎、と捉えてください。
なお、スクール生さん向けの文章なので、やや砕けた表現になっている点はご了承ください。
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-----------------------------------------------------------------------
〈操体法の基本姿勢 -重心安定の法則-〉
1.足は腰幅に開く(土踏まずの間に自分の骨盤が入る幅)
2.つま先と踵は平行
3.骨盤は前弯曲(尾骨が少し前なので、やや後傾位?)
4.背骨は伸ばす
5.視線は前方の一点を見つめる
6.前腕はやや回外位
7.膝裏を「ほっ」と緩める(恥ずかしがらずにちゃんと声に出して言おう!)
8.両母趾球に重心を落とす
古いけど動画を撮っていました。
ナイスだ、2年前の宮森!
《基本姿勢-重心安定の法則-》
〈操体法の重心移動の法則〉
基本姿勢をベースにして動く。
・回旋
1.片方の母趾球で蹴り込み、反対の母趾球に重心を移す
2.重心が移動した方に体幹を回旋させる
3.重心移動した方の上肢は外旋、反対側は内旋
4.視線はやや斜め上方を向く
・側屈
1.片方の母趾球で蹴り込み、反対の母趾球に重心を移す
2.重心が移動した方に骨盤をスライドさせ、反対側に体幹を側屈させる
3.重心移動した方の上肢は内旋、反対側は外旋
4.視線はやや斜め下方を向く(肩越しに床を見る)
・前屈
1.やや踵の方に重心を移す
2.骨盤を後方に移動し、上半身を屈曲させる
3.上肢は両方とも内旋
・後屈
1.ややつま先の方に重心を移す
2.骨盤を前方に移動し、上半身を伸展させる
3.上肢は両方とも外旋
これを治療時の姿勢にも応用しようねって話している動画があった…流石だ、宮森。
《重心移動の法則》
※ちなみにこの基本姿勢やら重心移動の法則は〈体が左右対称〉という視点を前提に作られているので、結構不備があったりしますが、それはまた別の話…。
〈宮森が言いたいこと〉
ここからはただのお節介です。
いっぱいあるので長々書きましたから読みたい方だけお読みください。
1.操体法をやるなら操体法の原則を体現しよう
操体法の良いところは
・基本姿勢
・重心移動のやり方
・体の動かし方(連動)
・評価と治療の手がかり(原始感覚)
これらがハッキリと示されている点だと思います。
何やれば良いのかが決まっているわけです。
ゴールが決まっているわけです。
「気持ち良ければ何でも良い」
「楽な方に動かせば良い」
それはそうですが、原理原則を無視して果たしてそれは叶うのでしょうか?(叶う時もあるだろうけど再現性は低いのではでしょうか)
中村光太郎の伝えている内容はいろいろな内容が入りすぎていてゴチャついています(disではないです、貴重な話なので聞いた方が良い)。ただ、話の中に出てきた抽象的な言葉を理解しないまま「便利だから使っている」感じのなんちゃってさんが多い気がします。
抽象的な言葉をいろいろな視点で具体的に説明できる人が本物だと思います、僕は。
操体法を実践するのであれば、基本姿勢や重心移動の法則、視線の法則くらい知っていて、体現できて、それを治療に応用できるくらいは必要だと思います。操体進化論は違うかもしれませんが。
「治療中の姿勢を安定させる」とか言いますが、何を基準にしていますか?操体法やっているなら、操体法に書かれていることを基準にすると上手くいくんじゃないかな…操法も操体法の視点で体をみているのだから。
2.“動診”の意味を勘違いしないようにしよう
“動診”は「動きを診る」はありません。
「動きの“感覚”を診る」です。
中村光太郎の「(可動域の広い方を見て)明らかにこっちが楽じゃん」は、厳密に言えば操体法における動診ではありません。ただし、彼が実践しているのは操体法進化論なので、それで良いのです。ちなみに可動域が広いとか狭いとかを観るのは動作観察です。動きの感覚は問いません。
とは言え、操体法としてしっかり動診をするなら、基本姿勢・重心移動の法則・視線の法則くらいは意識してしっかりやって、「動きの“感覚”を診る」ようにしましょう。
3.操体法の原理原則は絶対か?
答えはNo.
僕はそう思います。
本日お伝えした内容で言えば、基本姿勢・重心移動の法則があります。
そもそも、操体法の基本姿勢とか日常生活で取りますか?僕は体のメンテナンスで取ることもありますが、操体法を知らない人が取ることはまずないでしょう。
ちなみにヨガでは立位で山のポーズ(Tadasana)といって、脚を揃えるような姿勢を基準とすることが多いです。
やってみればわかりますが、この山のポーズの状態から操体法の重心移動をしようとすると、まぁ厳しいです。
つまり、各種の治療法やボディワークでは姿勢や体の動かし方の基準があり、それに則って治療技術やワークアウトが作られています。
基準がそもそも違うため、どれが間違っているとか、合っているとかはないと思いますが、何か1つのものを選んだら、それに則って体を操れるようにした方が上達は早いと思います。
操体法では原理原則に加え、声かけ・抵抗のタイミング・抵抗のベクトル・抵抗の出力などなど、やることいっぱいです。大変ですね。
中村光太郎が治療の本質を話してくれていますが、基礎もできていないで本質に迫れるのかな…僕は治療が下手くそですが、操体法の基礎に関しては、たぶん誰よりやっていると思います。そのお陰で、おそらく大多数のスクール生さんよりは操体法の技術があるかと思います。
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ゴールが決まっているのなら、それに向かって積み上げながら進むだけ。
ただ、面倒くさいことが多い。
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セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地
2019-08-17
【output】宮森の臨床動画<認定講師 宮森大地>
おはようございます。
セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
メルマガが届く頃には台風の脅威が過ぎ去っている頃でしょうか。
まだまだ暑い日が続きそうですね。
熱中症は防げる病気だと思いますので、気をつけながら日々を過ごしたいものです。
さて、本日は「宮森の臨床動画」です。
今回は2本、臨床動画を公開します。
1本目は操体法のつま先上げで腰・肩・首の動きが改善できた臨床動画です。
カメラのアングルが微妙ですが、リアクションで読み取っていただけると幸いです。
1本目の動画の後の展開を2本目の動画に収めました。
同じ症例の方に、内臓治療で腰の動きをさらに改善できた臨床動画です。
こんな感じでやる方法もあるんだな、くらいに感じていただければ幸いです。
また、最後に宣伝になりますが、11月に内臓治療、12月に頭蓋治療のセミナーを開催します。
準備ができ次第、ご連絡差し上げます。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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メルマガが届く頃には台風の脅威が過ぎ去っている頃でしょうか。
まだまだ暑い日が続きそうですね。
熱中症は防げる病気だと思いますので、気をつけながら日々を過ごしたいものです。
さて、本日は「宮森の臨床動画」です。
今回は2本、臨床動画を公開します。
1本目は操体法のつま先上げで腰・肩・首の動きが改善できた臨床動画です。
カメラのアングルが微妙ですが、リアクションで読み取っていただけると幸いです。
1本目の動画の後の展開を2本目の動画に収めました。
同じ症例の方に、内臓治療で腰の動きをさらに改善できた臨床動画です。
こんな感じでやる方法もあるんだな、くらいに感じていただければ幸いです。
また、最後に宣伝になりますが、11月に内臓治療、12月に頭蓋治療のセミナーを開催します。
準備ができ次第、ご連絡差し上げます。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地
2019-08-16
2019-08-15
2019-08-14
2019-08-13
同じ景色をみているか?
セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
突然ですが、そろそろブログ更新も終了予定です。
長らくお読みいただいた方には感謝しかありません。
そのうち、改めてご連絡いたしますね。
さて、本日は「同じ景色をみているか?」というお話です。
本日は臨床には役に立たない(と思えるような)内容をお送りします。
時間を無駄にしたくない方は今すぐブラウザを閉じてください。
宮森ファンの方のみ、以下をお読みください…。
そんな人がいるかどうか、甚だ疑問ではありますが。
本日のタイトルである「同じ景色をみているか?」というお話。
人付き合いをする上で、私は大事にしたいところです。
このメルマガをお読みの方は治療家さんや、その関連職種の方が多いでしょう。
資格の有無や種類に関わらず、人の体や心、その健康に携わる方が多いと思います。
「目の前の方により良い状態になってほしい」という想いは持っているはずです。
そういう意味では、同じ想いを共有し、「同じ景色をみている」と私は思います。
いや、正確には思って「いました」。
私のような者でも、一団体ではありますが、セミナー講師を3年半やらせていただきました。
ありがたいことに、ヨガのイベントなどでも講師をやらせていただく機会もあります。
ビジネスライクな言い方になりますが、商売の基本は「求められているものを提供する」です。
そのため、私なりに自我を抑えて、セミナーをやってきました(近くでみてきた方はそうは思わなかったかもしれませんが)。
しかし、私も自我の強い人間なので、「本当はもっとこうしたい」とか「こういうことを知ってほしい」という想いが出てきました。
そうすると、「求められたものを提供する」から「自分の想いを形にして伝える」必要が出てくるのです。
求められてもいないものの必要性を訴えるのは、基本的には無益になりやすいです。
ただ、今後はそういったことが必要なのではないか、と個人的に考えています。
これからは、治療家としての「在り方」が問われる時代になると思います。
在り方とは、どのような治療家で居たいのか。
どのように患者さんや社会と関わっていきたいのか。
私は「在り方」をそのように解釈しています。
治療技術を磨き、私には無理な治療を容易にやってのける人を知っています。
ダイエットを通じて、健康のための知識を普及している人を知っています。
世間に広まった誤った知識を過激な発言で訂正している人を知っています。
みなさん、それぞれの「在り方」と「方法」で社会に関わっていっています。
私はそれを否定できるほど立派でもないですし、どれも素晴らしいと思います。
ただ、その方々とは「みている景色が違う」のです。
これは相容れないとか、そういったことではありません。
最終的なゴールは、「世の中のため」という点は同じなわけですから。
ただ、一緒に活動ができるかと言ったら、やはり違うのです。
登る山が同じでも、登るルートが違ったら、景色が違いますし、どこかで喧嘩になるでしょう。
どこかで交わるかもしれないので、その時に一緒に仲良く登ればいいのです。
さて、長々と読んできて『宮森は何が言いたいの?』と思っていることでしょう。
私が言いたいのは、もし、あなたが何かやりたいことがあったら「同じ景色をみている仲間」を探すと良い、と言うお話です。
これは実は治療においても同じことが言えるのですが、向いている方向やみている景色が同じかどうかは、とても大事なのです。
それがずれてくると、ただただ苦しくなるし、つまらなくなります。
人生は短いです。
どうせなら、同じ景色をみている仲間で進んだ方が楽しいし、やり遂げられることもあるでしょう。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。
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宮森大地
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
突然ですが、そろそろブログ更新も終了予定です。
長らくお読みいただいた方には感謝しかありません。
そのうち、改めてご連絡いたしますね。
さて、本日は「同じ景色をみているか?」というお話です。
本日は臨床には役に立たない(と思えるような)内容をお送りします。
時間を無駄にしたくない方は今すぐブラウザを閉じてください。
宮森ファンの方のみ、以下をお読みください…。
そんな人がいるかどうか、甚だ疑問ではありますが。
本日のタイトルである「同じ景色をみているか?」というお話。
人付き合いをする上で、私は大事にしたいところです。
このメルマガをお読みの方は治療家さんや、その関連職種の方が多いでしょう。
資格の有無や種類に関わらず、人の体や心、その健康に携わる方が多いと思います。
「目の前の方により良い状態になってほしい」という想いは持っているはずです。
そういう意味では、同じ想いを共有し、「同じ景色をみている」と私は思います。
いや、正確には思って「いました」。
私のような者でも、一団体ではありますが、セミナー講師を3年半やらせていただきました。
ありがたいことに、ヨガのイベントなどでも講師をやらせていただく機会もあります。
ビジネスライクな言い方になりますが、商売の基本は「求められているものを提供する」です。
そのため、私なりに自我を抑えて、セミナーをやってきました(近くでみてきた方はそうは思わなかったかもしれませんが)。
しかし、私も自我の強い人間なので、「本当はもっとこうしたい」とか「こういうことを知ってほしい」という想いが出てきました。
そうすると、「求められたものを提供する」から「自分の想いを形にして伝える」必要が出てくるのです。
求められてもいないものの必要性を訴えるのは、基本的には無益になりやすいです。
ただ、今後はそういったことが必要なのではないか、と個人的に考えています。
これからは、治療家としての「在り方」が問われる時代になると思います。
在り方とは、どのような治療家で居たいのか。
どのように患者さんや社会と関わっていきたいのか。
私は「在り方」をそのように解釈しています。
治療技術を磨き、私には無理な治療を容易にやってのける人を知っています。
ダイエットを通じて、健康のための知識を普及している人を知っています。
世間に広まった誤った知識を過激な発言で訂正している人を知っています。
みなさん、それぞれの「在り方」と「方法」で社会に関わっていっています。
私はそれを否定できるほど立派でもないですし、どれも素晴らしいと思います。
ただ、その方々とは「みている景色が違う」のです。
これは相容れないとか、そういったことではありません。
最終的なゴールは、「世の中のため」という点は同じなわけですから。
ただ、一緒に活動ができるかと言ったら、やはり違うのです。
登る山が同じでも、登るルートが違ったら、景色が違いますし、どこかで喧嘩になるでしょう。
どこかで交わるかもしれないので、その時に一緒に仲良く登ればいいのです。
さて、長々と読んできて『宮森は何が言いたいの?』と思っていることでしょう。
私が言いたいのは、もし、あなたが何かやりたいことがあったら「同じ景色をみている仲間」を探すと良い、と言うお話です。
これは実は治療においても同じことが言えるのですが、向いている方向やみている景色が同じかどうかは、とても大事なのです。
それがずれてくると、ただただ苦しくなるし、つまらなくなります。
人生は短いです。
どうせなら、同じ景色をみている仲間で進んだ方が楽しいし、やり遂げられることもあるでしょう。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。
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セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地
2019-08-10
【output】アホでもわかる解剖学<認定講師 宮森大地>
おはようございます。
セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
先週、初歩の初歩の解剖学の内容をお送りしました。
なぜか(私に伝わる範囲で)評判が良かったので、本日も解剖学をお伝えします。
今回のタイトルは「アホでもわかる解剖学」です。
※先週が「バカでもわかる解剖学」だったので少しだけ変えました。
----------------------------------------------------------
ここ数週間、私のメルマガでは所々で筋膜(深筋膜)の話題が出てきます。
何かと話題の筋膜ですが、筋膜の作用を簡単に復習してみましょう。
<筋膜 fasciaの作用>
1. 構造物を包む
2. 構造物をまとめる
3. 構造物を保護する
とにかく構造物を包んで、まとめて、守っているわけです(他にもありますが)。
さて、体肢では、作用が同じような筋群は同一の神経に支配されることが多いです。
このような場合、作用が同じ筋群と違う筋群は筋間中隔(深筋膜の厚いシート)によって隔てられて、区画ごとに分けられます。
コンパートメント症候群(筋区画症候群)は聞いたことがあると思います。
そして、区画の境界を作っている筋膜は、骨格筋の収縮時に筋腹が膨隆するのを防いでいます。
この結果として、区画内の静脈が圧迫されて、その血液が押し出されます(筋ポンプ作用)
ところで、いわゆる筋膜リリースを行うとすると、部位によっては(※腸脛靱帯)、800kg以上の伸長刺激が必要と言われています。
これを考えますと、一般的に言われている筋膜“リリース”はあり得ないということになります。
もし、本当に“リリース”が成立したその時は、筋膜の線維がちぎれるレベルで伸びた、ということになります。
筋膜リリースが現実的かどうかは別として、筋膜の線維の伸長自体はもう立派な医療事故です。
とは言え、なぜか筋膜のある部位へのアプローチは効果を発揮することは多いです。
少々話が脱線しましたが、ここからは私見を交えてお伝えします。
臨床上、筋のコリ(硬結)や他の組織との滑走不全が生じている症例によく遭遇します。
硬結があると筋の膨隆が持続しており、区画内の内圧が高まっていることが予想されます。
そうすると、筋膜が内側から圧迫され、筋膜由来の症状も出ているのでは?と考えます。
こういった場合、筋自体へのアプローチに加え、区画を形成する深筋膜へのアプローチも有効であることが多いように感じます。
例えば、五十肩などでは上腕の筋群の緊張が高まっていることが多いです。
上腕では、上腕二頭筋-上腕筋と上腕三頭筋とを隔てる上腕筋間中隔があります。
これら屈筋群や伸筋群へのアプローチを行うと区画内の圧が下がり、症状が軽減します。
その後、筋間中隔への圧迫を加えていくと、生じていた滑走不全が改善し、さらに症状が軽減されることが多いです。
簡単ではありますが、このように内圧が高まっていそうな体肢の筋間中隔へのアプローチが功を奏することがあります。
今までにない知見でしたら、ぜひお試しください。
----------------------------------------------------------
今回も初歩の初歩の内容ではありましたが、何かのヒントにしていただければ幸いです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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宮森大地
セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
先週、初歩の初歩の解剖学の内容をお送りしました。
なぜか(私に伝わる範囲で)評判が良かったので、本日も解剖学をお伝えします。
今回のタイトルは「アホでもわかる解剖学」です。
※先週が「バカでもわかる解剖学」だったので少しだけ変えました。
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ここ数週間、私のメルマガでは所々で筋膜(深筋膜)の話題が出てきます。
何かと話題の筋膜ですが、筋膜の作用を簡単に復習してみましょう。
<筋膜 fasciaの作用>
1. 構造物を包む
2. 構造物をまとめる
3. 構造物を保護する
とにかく構造物を包んで、まとめて、守っているわけです(他にもありますが)。
さて、体肢では、作用が同じような筋群は同一の神経に支配されることが多いです。
このような場合、作用が同じ筋群と違う筋群は筋間中隔(深筋膜の厚いシート)によって隔てられて、区画ごとに分けられます。
コンパートメント症候群(筋区画症候群)は聞いたことがあると思います。
そして、区画の境界を作っている筋膜は、骨格筋の収縮時に筋腹が膨隆するのを防いでいます。
この結果として、区画内の静脈が圧迫されて、その血液が押し出されます(筋ポンプ作用)
ところで、いわゆる筋膜リリースを行うとすると、部位によっては(※腸脛靱帯)、800kg以上の伸長刺激が必要と言われています。
これを考えますと、一般的に言われている筋膜“リリース”はあり得ないということになります。
もし、本当に“リリース”が成立したその時は、筋膜の線維がちぎれるレベルで伸びた、ということになります。
筋膜リリースが現実的かどうかは別として、筋膜の線維の伸長自体はもう立派な医療事故です。
とは言え、なぜか筋膜のある部位へのアプローチは効果を発揮することは多いです。
少々話が脱線しましたが、ここからは私見を交えてお伝えします。
臨床上、筋のコリ(硬結)や他の組織との滑走不全が生じている症例によく遭遇します。
硬結があると筋の膨隆が持続しており、区画内の内圧が高まっていることが予想されます。
そうすると、筋膜が内側から圧迫され、筋膜由来の症状も出ているのでは?と考えます。
こういった場合、筋自体へのアプローチに加え、区画を形成する深筋膜へのアプローチも有効であることが多いように感じます。
例えば、五十肩などでは上腕の筋群の緊張が高まっていることが多いです。
上腕では、上腕二頭筋-上腕筋と上腕三頭筋とを隔てる上腕筋間中隔があります。
これら屈筋群や伸筋群へのアプローチを行うと区画内の圧が下がり、症状が軽減します。
その後、筋間中隔への圧迫を加えていくと、生じていた滑走不全が改善し、さらに症状が軽減されることが多いです。
簡単ではありますが、このように内圧が高まっていそうな体肢の筋間中隔へのアプローチが功を奏することがあります。
今までにない知見でしたら、ぜひお試しください。
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今回も初歩の初歩の内容ではありましたが、何かのヒントにしていただければ幸いです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地
2019-08-09
2019-08-08
2019-08-06
体はシンプルにできている
セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
疲れを取るために軽いウォーキングを続けています。
早朝に歩くのですが、徐々に日に焼けてきました。
体重は増えているのに「痩せた?」と言われます。
得した気分です。
さて、本日は「体はシンプルにできている」というお話です。
「〇〇さん、体って与えられた刺激の通りに反応するんですよ」
これは私が患者さんによくお話している内容です。
いろいろと学ぶと、体の反応に名前やら法則がついています。
ただそれは、基本に立ち返れば当たり前だったりします。
専門知識のない方でも知っていることをいくつか挙げてみます。
例えば筋トレをすれば筋力がアップします。
負荷量を調節すれば筋肉のサイズも大きくなります。
筋トレをしていた人が筋トレをやめれば、肥大した筋肉は縮んでいきます。
さらに、負荷量が大きすぎれば損傷します。
これらは前の段落で患者さんにお話した「与えられた刺激の通りに反応する」に当てはまると思います。
今は筋肉を例にしましたが、他の組織でも同様です。
骨は骨棘や変形に見られるように、刺激の通りに形を変えます(Wolffの法則)。
私は右大腿四頭筋の緊張が高いので、右脛骨粗面が左よりも飛び出ています。
骨格をしっかりと観察すると、遺伝の要素ももちろんありますが、その人の今までの生活が見えることがあります。
他にも、靭帯も適切な刺激を入れれば、増殖します。
そのため、捻挫などの損傷後は時期を見て刺激を強くしていく必要があります。
内臓も筋肉ですので、しっかり刺激してあげれば強くなります。
逆に吸収のしやすいもの(サプリなど)を飲んでいると、消化能力が落ちると聞いたことがあります。
こういった「与えられた刺激の通りに反応する」を知っていると、小難しいことを知らなくても、いろいろな刺激を自分で調整することができるようになります。
これって、実は操体の「原始感覚に従う」に通ずると思います。
操体(法)では、ご存知の通り快感覚を重要視します。
人によっては「気持ち良ければ何でも良い」と言います。
それは間違いではありませんが、気持ち良さ=原始感覚ではありません。
それだと操体法の原則にある「痛みから逃れるように動く」が抜け落ちてしまいます。
痛みを生じるようなことをしていれば、組織損傷が生じる可能性があるため、それを避けるのは当然といえば当然ですよね。
さて、巡り巡って今回のテーマである「与えられた刺激の通りに反応する」に戻ってきました。
以前、“体の声を聞く”の科学という記事を書きました↓
狙った反応を導き出すには、患者さんが与えられた刺激を正しく感じ取れないといけません。
そのために私たちができることは何か?を考えると、施術の方向性も変わってくると思います。
もしかしたら、治療家という仕事も本来は要らないのかもしれないですね。
世界の一人一人が知識を持って、体に従って行動できれば…。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。
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宮森大地
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早朝に歩くのですが、徐々に日に焼けてきました。
体重は増えているのに「痩せた?」と言われます。
得した気分です。
さて、本日は「体はシンプルにできている」というお話です。
「〇〇さん、体って与えられた刺激の通りに反応するんですよ」
これは私が患者さんによくお話している内容です。
いろいろと学ぶと、体の反応に名前やら法則がついています。
ただそれは、基本に立ち返れば当たり前だったりします。
専門知識のない方でも知っていることをいくつか挙げてみます。
例えば筋トレをすれば筋力がアップします。
負荷量を調節すれば筋肉のサイズも大きくなります。
筋トレをしていた人が筋トレをやめれば、肥大した筋肉は縮んでいきます。
さらに、負荷量が大きすぎれば損傷します。
これらは前の段落で患者さんにお話した「与えられた刺激の通りに反応する」に当てはまると思います。
今は筋肉を例にしましたが、他の組織でも同様です。
骨は骨棘や変形に見られるように、刺激の通りに形を変えます(Wolffの法則)。
私は右大腿四頭筋の緊張が高いので、右脛骨粗面が左よりも飛び出ています。
骨格をしっかりと観察すると、遺伝の要素ももちろんありますが、その人の今までの生活が見えることがあります。
他にも、靭帯も適切な刺激を入れれば、増殖します。
そのため、捻挫などの損傷後は時期を見て刺激を強くしていく必要があります。
内臓も筋肉ですので、しっかり刺激してあげれば強くなります。
逆に吸収のしやすいもの(サプリなど)を飲んでいると、消化能力が落ちると聞いたことがあります。
こういった「与えられた刺激の通りに反応する」を知っていると、小難しいことを知らなくても、いろいろな刺激を自分で調整することができるようになります。
これって、実は操体の「原始感覚に従う」に通ずると思います。
操体(法)では、ご存知の通り快感覚を重要視します。
人によっては「気持ち良ければ何でも良い」と言います。
それは間違いではありませんが、気持ち良さ=原始感覚ではありません。
それだと操体法の原則にある「痛みから逃れるように動く」が抜け落ちてしまいます。
痛みを生じるようなことをしていれば、組織損傷が生じる可能性があるため、それを避けるのは当然といえば当然ですよね。
さて、巡り巡って今回のテーマである「与えられた刺激の通りに反応する」に戻ってきました。
以前、“体の声を聞く”の科学という記事を書きました↓
狙った反応を導き出すには、患者さんが与えられた刺激を正しく感じ取れないといけません。
そのために私たちができることは何か?を考えると、施術の方向性も変わってくると思います。
もしかしたら、治療家という仕事も本来は要らないのかもしれないですね。
世界の一人一人が知識を持って、体に従って行動できれば…。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地
2019-08-05
2019-08-03
【output】バカでもわかる解剖学<認定講師 宮森大地>
おはようございます。
セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日は私が当会のスクール生さんにアウトプットした内容です。
当会はさまざまな職種の方が集まっています。
資格の有無も問わないため、本当に初歩の内容も共有するようにしました。
今回のタイトルは「バカでもわかる解剖学」です。
※スクール生さん向けのタイトルと文章なので、砕けた表現になって部分はご了承ください。
----------------------------------------------------------
さて問題です。
大腿四頭筋の外側広筋(以下、VLと記述)の起始部は?
(たくさんあるけど)大腿骨粗線外側唇から起始するため、(知らない人からしたら)意外と太ももの後ろ側に起始部があることが分かります。
また、VLの周辺組織には、硬くなりやすい組織の代表とも言えそうな腸脛靱帯(以下、ITTと記述)があります。
さて、この2つの関係性を考えてみると、ITTよりも深層にVLがあります。
ITTは大腿筋膜が肥厚した部位と記述している解剖学書もありますが、筋膜の役割の1つに「包んでいる筋線維の過剰な膨隆を抑える」というものがあります。
これを考えた場合、VLが膨隆している患者さんの場合、ITTが内側からVLによって圧迫され、ITTと連結のある大殿筋や中殿筋、大腿筋膜張筋(以下、G-max,G-med,TFLと記述)の緊張が高まる可能性があります。
私の経験上ですが、こういった方々は膝痛や腰痛を抱えている方が多いと感じます。
さて、この場合、いきなりITTやG-max,G-med,TFLに直接的なアプローチを行う(例えば揉む)と、かなりの激痛を伴う上に、ITTを内側から圧迫しているVLの緊張が解けないので症状の軽減が望めないか、望めても再発の可能性が高いです。
そのため、VLからアプローチすることが大事かと思います(もちろん、他にもいっぱいチェックしますが)。
もっと言えば、VLに負担をかけている原因は何なのだろう?と考えられると、もう少し治療効果を維持するためのアプローチができるのかな、と思いますが。
----------------------------------------------------------
と、このような本当に初歩の初歩の内容ではありますが、こういった基本的な部分を見直すだけでも、アプローチの幅は広がると思いますし、考える材料として解剖学書を眺めることができると思います。
最後までお読みになっていただいたあなたにも、何かのヒントにしていただければ幸いです。
明日からもがんばっていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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本日は私が当会のスクール生さんにアウトプットした内容です。
当会はさまざまな職種の方が集まっています。
資格の有無も問わないため、本当に初歩の内容も共有するようにしました。
今回のタイトルは「バカでもわかる解剖学」です。
※スクール生さん向けのタイトルと文章なので、砕けた表現になって部分はご了承ください。
----------------------------------------------------------
さて問題です。
大腿四頭筋の外側広筋(以下、VLと記述)の起始部は?
(たくさんあるけど)大腿骨粗線外側唇から起始するため、(知らない人からしたら)意外と太ももの後ろ側に起始部があることが分かります。
また、VLの周辺組織には、硬くなりやすい組織の代表とも言えそうな腸脛靱帯(以下、ITTと記述)があります。
さて、この2つの関係性を考えてみると、ITTよりも深層にVLがあります。
ITTは大腿筋膜が肥厚した部位と記述している解剖学書もありますが、筋膜の役割の1つに「包んでいる筋線維の過剰な膨隆を抑える」というものがあります。
これを考えた場合、VLが膨隆している患者さんの場合、ITTが内側からVLによって圧迫され、ITTと連結のある大殿筋や中殿筋、大腿筋膜張筋(以下、G-max,G-med,TFLと記述)の緊張が高まる可能性があります。
私の経験上ですが、こういった方々は膝痛や腰痛を抱えている方が多いと感じます。
さて、この場合、いきなりITTやG-max,G-med,TFLに直接的なアプローチを行う(例えば揉む)と、かなりの激痛を伴う上に、ITTを内側から圧迫しているVLの緊張が解けないので症状の軽減が望めないか、望めても再発の可能性が高いです。
そのため、VLからアプローチすることが大事かと思います(もちろん、他にもいっぱいチェックしますが)。
もっと言えば、VLに負担をかけている原因は何なのだろう?と考えられると、もう少し治療効果を維持するためのアプローチができるのかな、と思いますが。
----------------------------------------------------------
と、このような本当に初歩の初歩の内容ではありますが、こういった基本的な部分を見直すだけでも、アプローチの幅は広がると思いますし、考える材料として解剖学書を眺めることができると思います。
最後までお読みになっていただいたあなたにも、何かのヒントにしていただければ幸いです。
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セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地
2019-08-02
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