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【12月腰痛セミナー】
これがセラピストスキルアップ実践会
操体法の最後のセミナーになります…
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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
毎週土曜日は当会の認定インストラクターによる症例報告をお送りいたします。
さて、本日はシマムーによる症例報告。
「その違和感や痛みのストーリーは何ですか?」です。
(ストーリーを読み取ることができれば、狙いが外れることはほぼありません)
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【症例紹介】
中学2年生 女子テニスプレーヤー
【主訴】
サーブ、フォアハンド時の右肩の違和感
プレー全般を通じて感じる左股関節の違和感
【評価】
<関節運動>
・肩関節屈曲、外転可動域は著名な制限ないが、肩甲骨挙上や下角の突出あり
・結帯肢位(伸展、内転、下方回旋)の可動域低下著名
・肩甲胸郭関節の可動域低下あり
・股関節
うつ伏せ脱力時に左股関節内旋位
股関節伸展を腰椎の伸展で代償
トーマステスト(腸腰筋の短縮)陽性
【考察】
<肩甲帯>
ラケットを前方に振り続ける競技特性上、肩甲骨の挙上、外転、上方回旋、前傾位にアライメントが定着
肩甲骨を下制、内転、下方回旋の運動経験の減少から、肩甲胸郭関節の可動域低下
肩甲上腕関節における上腕骨頭の求心位のズレから、違和感の発生
<股関節>
左股関節の腸腰筋短縮から、純粋な股関節伸展困難
股関節伸展を腰椎伸展で代償
臀筋の出力を要する場面で力が入らず、伸展外転モーメントの力が発揮されず
腸腰筋の過用から大腿骨頭の求心位のズレから、違和感の発生
【治療】
<肩甲帯>
肩甲骨下方回旋のストレッチ
菱形筋促通
k positionの肩甲骨内転下方回旋方向を中心に実施
<股関節>
左腸腰筋のリリース
臀筋促通
i positionの踏み込み
【結果】
右肩、左股関節の違和感消失し、テニスプレーの調子も向上したとのこと
治療の前に評価をしっかりとして、なぜ違和感や痛みを生じているのかを明確にする事で、無駄な手数を減らせるし、自分の頭も整理されるので、手から迷いがなくなり結果も伴いやすいと感じました。
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私の主観ではありますが、成長期の部活動などで生じた骨格の歪みはその後の人生において大きな影響を及ぼします。
今回の症例報告のように、症例の症状とそのストーリーに想いを馳せてアプローチを行うと、自信を持って臨めるほか、症例のその後の人生にもいい影響を与えることができるように思います(どうしても比較はできませんが…)。
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セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地
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