2019-06-29

【膝の痛みの治し方】ついでに腰痛も良くなる太もものマッサージ(神奈川県伊勢原市の整体院すいっち)

【セミナー報告】 治療編:恒例の蝶形骨調整<認定講師 宮森大地>

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
何気にこちらのブログは院の動画をアップしているので毎日更新になっています(笑)

さて、本日はセミナーの報告です。
先週に引き続き、6月はじめに開催された頭蓋セミナーの様子です。
「恒例の蝶形骨の調整」を実技の時間に行いました。

蝶形骨の調整で筋出力がアップするというものです。


蝶形骨の調整は使いようによってはいくらでも変化を出せると思います。
もちろん、これが全てではありません。
これが出来たからすごい、これが出来ないのはダメなんてものはないです。
蝶形骨を触らないでもこれくらいのことを出来る人はいっぱいいるでしょう。

蝶形骨の調整はパフォーマンスアップにも使えます。
また、少ない力でも変わりますよ、とお伝えするのに私は使っています。
ご興味があったらご覧になってください。


明日からもがんばっていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地

2019-06-25

【伊勢原 整体】腕からの刺激で腰痛を改善(神奈川県伊勢原市の整体院すいっち)

セミナーにきて施術が上手くなる人の練習の仕方

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

最近、気になっていた映画のBlu-rayを買いまくっています。
どれも泣けるものが多いので夜中に30過ぎのオッサンが家で泣いています。
映画が終わってテレビ画面が暗くなった時に映る自分の顔が気持ち悪くて萎えます。

さて、本日は「セミナーにきて施術が上手くなる人の練習の仕方」というお話です。

私がこんなことを語るのもおこがましいですが…
3年半ほど講師をやってきてわかってきたことがあります。
元々の能力は別として、セミナーにきて上手になる方の特徴があるのです。

以下の中で上手になる方はどれだと思いますか?
1.ひたすら受講生同士で練習する方
2.講師の施術を受けまくる方
3.講師に施術をする方

Thinking Time Start!!

行数を割くのももったいないので、答えは3です。
(まぁ全部やる人が上手くなるんですが)

ちなみに中村光太郎は「施術を受けなきゃわからない」と言います。
なので、彼の答えは2だと思います。
でも、私の考えは「施術を受けてもわからない」です(笑)

なぜか?
少し解説をしていこうと思います。

治療技術が上手になるためには「答え」を知る必要があります。
この「答え」の内訳はいっぱいあります。
・施術中の姿勢
・施術の力の強さや方向性
・視線の持って行き方

などです。

これに加えて私は「施術中の自分の感覚」が重要だと思っています。

姿勢や視線など、外から見てわかることは講師の施術を見ていてもコピーできます。
なので講師のデモンストレーションを見て、受講生同士で練習してもできるようになります。
ここまでは「1.受講生同士で練習する」でもできるんですね。
能力さえあれば、の話ですが。

施術の力の強さや方向性は講師の施術を受ければわかります。
「この強さと方向性、タイミングで来るんだな」となるわけです。
これは「2.講師の施術を受ける」とわかるのです。
しかし、これはあくまで患者さん視点です。

講師に施術を行うと
「もうちょっと力はこうで…」
「力のベクトルはこうがいいですね…」
「タイミングはもう少し早い方が…」
細かくフィードバックをもらえるんですね。

ここで重要なのは『上手くいったときの自分の身体感覚を記憶すること』です。

この感覚さえ覚えることができれば、それを再現できるようになればいいのです。
私の経験上、中村光太郎に質問しに行く人は彼の施術を受けた後、彼に施術をしている方が多いです。
なので、結果として2と3を同時にやっているので上手になっています。
受けるだけで「ありがとうございました〜」と言っている人は残念ながら上手くなっていないです。

結局、施術をしているときの感覚は自分だけのものなので、それを覚えないと上達しません。

それを記憶できるかどうかは
・しっかりと着眼点を持っているか
・体がしっかり緩んでいるか(感覚器がしっかり機能しているか)
・集中しているか

などがありますが、とりあえず上達するためには「3.講師に施術をする」をオススメいたします。

この辺りの事柄は運動学習などのあたりに書かれていますが、治療家が技術を習得する過程でも言えることだと思います。
あなたはどのタイプでしたか?

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。

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セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地

2019-06-22

【坐骨神経痛の治し方】お尻の横に超効くポイントあります(神奈川県伊勢原市の整体院すいっち)

【セミナー報告】評価編:制限を簡単に探す方法<認定講師 宮森大地>

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

さて、本日は私、宮森によるセミナー報告です。
「評価編:制限を簡単に探す方法」


もちろん、これで全て分かるわけじゃありません。
これで分かる人は本当に神様だと思います(笑)
それでも私のように不器用な弱者が結果を出しやすくするために使える手だとは思います。
細かい評価をする前に、これでざっくり把握するのはいかがでしょうか?

ご興味のある方はご覧になってください。



明日からもがんばっていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地

2019-06-18

【腰痛の治し方】激痛だけど効くマッサージ(神奈川県伊勢原市の整体院すいっち)

それって本当に好転反応ですか?

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

なんだかずーっと過去に起きたことで最近イライラしています。
心に余裕がないのでしょう。
黙ってヨガやって瞑想でもやって起きます。
解決できないことで悩むのってバカらしいですもんね。

さて、本日は「それって本当に好転反応ですか?」というお話です。

先々週に行われた頭蓋セミナーで少しだけ話題にしたのが好転反応です。
どんな治療でも起こり得る好転反応ですが、私の経験上は内臓や頭蓋の施術を受けると出る方が多いように思います。
しかし、私は好転反応という言葉を便利に使いすぎているような気がします。

実際のところは事前に説明をし、患者さんも納得していれば表面上は良いのかもしれません。
とは言え、強すぎるマッサージで筋損傷が起きているのを好転反応と称し、「長くても2、3日で治りますよ」なんて説明している人がいるとかいないとか。
炎症なんてものは通常なら2、3日で治るから当たり前ですよね。

ところで一般的には好転反応というものがどう説明されているのか。
Wikipediaから一部引用してきました↓
『漢方、鍼では瞑眩反応と呼ばれる。
治療過程において頻繁に起きることなので、事前に説明がされることが多い。
慢性的に疲労していた筋肉がほぐれ、溜まっていた老廃物が血液中に流れること等が要因として考えられる。
だるさや眠気、ほてり等を感じるケースが多い。
眠気が生じると不眠症が治ったと勘違いしてしまうことがある。
他、発熱、下痢、発疹、咳などに現れることもある。
また、老廃物が尿として排出されるため、その色が濃くなったりする。
その他にも、主訴となる症状が一過的にぶり返したかのように見える場合もある。』

以上のことを踏まえると、正確なメカニズムはどうであるかは別として(患者さんの状態で異なるため)、私の経験も踏まえると《本来出るべき反応が出る》のが好転反応ではないか、と思います。

私の経験上多いのは「風邪っぽいけど熱出ないんですよね」「すぐに解熱剤飲みます」という患者さんは、内臓・頭蓋治療を行うとその後に発熱することがあります。
これは《本来出るべき熱が出る》わけですから、当然と言えば当然ですよね。
そもそも風邪の症状のほとんどはウイルス感染によるものなので、発熱しないとおかしいわけで…。

(腋下で38℃とか39℃とか出ても平気だと思います。むしろ正常な反応)
先日行われた頭蓋セミナーでも「最低限、頭蓋仙骨系に関わる組織の制限を取り除いてから行った方が良い」というお話をしました。
その方が効果も高いし、施術におけるリスクも低いと私は思うからです。
私がセミナー前にヨガをやって体を整えるのは、人に触れる上でのマナーとして、自身のパフォーマンスを限りなくベストに近づけるため、何よりは自身の体を守るためにやっています。

それでも、セミナーの実技中に痛みが増した受講生さんがいらっしゃいました。
その場でわかる限りのバイタルサインを確認し、その後すぐに症状が落ち着いたので良かったですが、人に触れる行為は良くも悪くも変化を起こすということです。
当然、壊すこともあり得るわけです。
私が体を触れさせてもらったところ、やはりあちこちに制限が残ったままでした。
(あれだけ準備運動とかやった方がいいって言ったのになぁ…)とは思いましたが、あくまでこれは私の主観ですし、押し付けるのも良くないので「他の施術をしてからまたやってみてください」とお伝えしました。
また、当事者の体調や状態によっては防ぎようもないものもあるとは思います。
ただ、今回の例は好転反応とは全く違いものであろう、と私は思ったわけです。

長々と書いてしまいましたが、抽象的な言葉ほど便利に使いすぎてしまう気がします。
わかってないことも多いですが、わかっていることも多い世の中です。
解剖学や生理学で全てを説明できるとは思いませんが、わかる範囲で予測できるものがあると思います。
患者さんの体の状態を観察し、施術による刺激と体の変化を感じれば、その後起きる反応があるべき好転反応なのか、破壊によるものなのか、説明ができるものがあると思います。

便利な言葉を多用せず、科学と哲学を持って説明できる治療家でありたいと私は思います。
これをお読みのあなたはどうでしょうか?

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。

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セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地

【腰痛の治し方】マッサージするならふくらはぎ(神奈川県伊勢原市の整体院すいっち)

2019-06-15

【伊勢原 整体】骨が曲がって潰れてズレて出ている坐骨神経痛を楽な動きで改善(神奈川県伊勢原市の整体院すいっち)

【症例報告】骨盤底筋群へのアプローチにより腰痛を改善できた症例<認定講師 宮森大地>

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

おはようございます。
セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日は症例報告をお送りします。

さて、本日は私、宮森による症例報告です。
「骨盤底筋群へのアプローチにより腰痛を改善できた症例」

――――――――――――――――――――――――――
〈基本情報〉
・20代女性
・デスクワーカー

<現病歴>
・慢性的な腰痛で記憶のある限りでは小学生の頃から
・特別な悪化(ぎっくり腰)などは今までにない
・長時間座っているとだんだんと辛くなる
・整形外科に受診も、骨関節の変形は確認できず
・湿布や薬では特に変化を感じない
・マッサージ店などに行くも効果はその場限り
・根治を目指して当院に来院

<その他問診できけた症状>
・慢性的な便秘(小学生の頃から)
・生理痛

<主訴>
・仕事に集中できるように腰痛を良くしたい

<姿勢・身体的特徴>
・立位、座位ともにいわゆる猫背
・骨盤後傾が著しい
・女性らしく、骨盤の横幅はやや広めの印象

<触診>
・両側の腸脛靭帯が硬く、大腿筋膜張筋の緊張+
・全体的に筋硬度が不足している印象(ぶよぶよした感じ)

<ここまでの考察>
個人的な経験として、大腿筋膜張筋に緊張が高まると腸骨が前外方に牽引され、仙腸関節を制御する後仙腸靭帯へのストレスから腰痛を生じている症例が多いと感じる。ここで、大腿筋膜張筋の緊張低下と仙腸関節のアライメント修正が必要と判断。

<治療アプローチ>
操体法でのアプローチも考えたが、筋硬度が不足していたことから、収縮の効率が悪いと考え、大腿筋膜張筋のリリース後にActive-assistiveに関節運動を行なって筋を賦活していくことにした。

リリース自体は上手くいき、後仙腸靭帯へのストレスは減ったように感じ、腰痛の軽減を症例も感じる。

しかし、股関節の内外転などの関節運動中に腰に痛みを感じたため、仙腸関節のアライメント修正を骨操法で行うとするも同じく腰痛が出現。

<再度考察>
症例の便秘の経緯を聞くと、小学生の頃からよくトイレを我慢していた、とのこと。
このことから、直腸性便秘と考えられたが、その頃より肛門括約筋などをはじめとした骨盤底筋群の緊張を高めていたのではないか?と考察。

浅会陰横筋などの走行を考えると、両坐骨を中央に引き、腸骨を外方に牽引するのでは?と考察し、会陰筋へのアプローチを思いつく。

<治療アプローチ>
症例自身に坐骨の内側を自分の手で触っていただき、深呼吸を5回ほど繰り返していただき、骨盤底筋群のリリースをセルフで行なっていただいた。

その後、仙腸関節への骨操法および股関節内外転を実施も腰痛はなく、その場での症状は消失。

<最終的な考察>
腰痛は筋の硬度のインバランスからくる後仙腸靭帯への伸長ストレスだったと考えられる。

それが生じたのは小学生の頃からのトイレを我慢した経験からではないか、と説明したところ目を丸くしていた。

以上はあくまで憶測の域を出ないが、骨盤底筋群へのアプローチで腰痛を改善できたのでないかと考える。

便秘に関しては直腸性だとすれば便意の再獲得などが必要となってくる。
生理痛に関しては骨盤のアライメントからくる生理痛も考えられるため、経過観察とした。

セルフケアとして仙腸関節への負担を減らせるように、過剰な股関節の内転が出ないように日常生活での注意と、骨盤底筋群や大腿筋膜張筋のリリースを伝えた。

――――――――――――――――――――――――――

また来週も症例報告をさせていただきます。
明日からもがんばっていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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宮森大地

2019-06-11

求められていなくてもしなきゃいけない説明

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

このブログを更新する頃には先週末の頭蓋セミナーが終わっているのでしょう。
私はブログの原稿を思い着いた時に早めに書くのですが、時間の経過がよく分からなくなります。
タイムリープできるようにならないかな…と現実逃避したくなるのは、そろそろ頭が限界だからでしょうか。
「時をかけるおっさん」は何のドラマもなさそうなので現実を生きようと思います。

さて、本日は「求められていなくてもしなきゃいけない説明」というお話です。

先週の土曜日のブログとメルマガでは私の症例報告をお送りしました。
ブロック注射や服薬をしても下肢の痺れが良くならなかった患者さんのお話です。
結果、トリガーポイントが功を奏した形となりました(経過観察中ですが)。

ところで、これは前々から感じていたのですが、“説明しない方が多すぎる”ということです。
とは言え、患者さんの多くは説明を求めていないのを感じるところではあります。
「とりあえず良くなれば良い」方がほとんどでしょう(症状が重ければ重いほど)。

ただ、そうなりますと、ある治療法が効かなかった場合、患者さんはその治療法がダメだった、とは思いません。
要は「あの病院はダメだ」「あの整体院はダメだ」となります。
もっと言えば「病院はダメだ」「整体はダメだ」となるわけです。

現場にいる人間からしたら、いくらでも方法は出てきますよね。
自分の持っている技術では対応できなかったけど、別のところや先生なら…と思うこともあると思います。
しかし、しっかり説明をしないと患者さんは1度の経験でその後の選択肢から私たちの技術を消し去ることもあります。
選択肢から消し去るということは、その方の回復していく機会の損失ということです。

(私たち1回1回の対応ってめっちゃ責任があるわけですね)
例えば、私の担当した患者さんは「ブロック注射とはなにか?」を知りませんでした。
普通、全く説明がなかったことは考えられませんが、私の地元にある病院に受診をしていまして、そこの評判は聞いているのでなくはないかな…というところです(地域で仕事するといろいろわかることもありますよね)。
とりあえず「めっちゃ効くから」と言われてブロック注射を受けたのだそうですが、期待値を越えなかったわけです。

多少は症状が軽減したわけですから、その効果が全くなかったわけではないですが、実際トリガーポイント由来の痛みもあったと考えられます。
つまり、この方が受けたブロック注射での除痛のメカニズムと、トリガーポイントリリースによる除痛のメカニズムは違いますので、ブロック注射によって症状が軽減されないのは当たり前ですよね。
しかし、患者さんは「ブロック注射とはなにか?」を知らないので、さらなる混乱の中にいたのです。

(顔を合わせた時の不安そうな顔が忘れられません)

せめてその病院で「ブロック注射は簡単に言えば、神経に麻酔をかけるものです。これは効けば神経による痛みだということが分かります。しかし、これで軽減できなければ他の原因が考えられます。例えば筋肉のコリが…」と言った風に説明ができれば、この方も自分の体の状態を観察しながら、不安も多少は感じることなく過ごせたのではないか?と私は思うのです。

整体の世界にもいろいろな技術がありますが、それぞれ適応というものがあると思います。
技術に適応しているから施術をしていると思うのですが。それでも施術を行う前や効果判定をしたときに簡単にでも説明をしたら、その後の不安って違うと思うのです。

だって患者さんってほとんどが素人さんですから。
小難しい説明は求めてなくても、最低限はしないと不安なままだと思うのです。
何やられてるか分からないけど良くなった、で納得するのは余程の技術がある人だけだと思います。

とは言え、私みたいに説明し過ぎて「頭パンクするわ!」って言われないようにお気を付けくださいね(笑)
何事もほどほどが大事ですので…。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また来週お会いしましょう。

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宮森大地

2019-06-08

【症例報告】ブロック注射の効かなかった腰椎椎間板ヘルニアの症例<認定講師 宮森大地>

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

おはようございます。
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本日は症例報告をお送りします。

さて、本日は私、宮森による症例報告です。
「ブロック注射の効かなかった腰椎椎間板ヘルニアの症例」


――――――――――――――――――――――――――
〈基本情報〉
・40代女性
・専業主婦
・趣味で週2~3回のジョギング

<現病歴>
・3か月前より腰痛と右下肢後面の痺れ出現し、徐々に悪化
・1か月前より耐えられなくなり、整形外科を受診
・腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛との診断を受ける
・ブロック注射を受け、腰痛は改善するも右下肢後面の痺れは残存
・服薬で一時的に足の痺れも良くなるが、長続きはしない
・病院での治療と並行して当院に来院

<主訴>
・足の痺れがあるせいで家事ができない
・運動もできなくてイライラする
・家事、運動をなるべく早期に再開したい

〈姿勢〉
・体幹を左側屈し、左下肢に体重を乗せる疼痛回避姿勢を取っている
・腹臥位、および左側臥位にて痛みと痺れが顕著に軽減される

〈動作観察〉
・立位では体幹の前後屈、右側屈にて疼痛増悪
・腹臥位、左側臥位では顕著に疼痛増悪とはいかないが、そもそも痛みへの恐怖心で動こうとしない

〈視診・触診〉
・寛骨は左後傾、右前傾し、仙骨は左変位
・寛骨と仙骨の正中化を促すと「何となく落ち着く」とのこと
・左の大殿筋、外旋六筋群が右に比べて優位に筋ボリューム+
・右大腿筋膜tightnessは左に比べ優位に+
・大腿筋膜に付着する大腿筋膜張筋や中殿筋、外側広筋、大腿二頭筋に優位に緊張+
・上記の筋を触診したところ、複数の筋硬結を確認
・右下肢筋に緊張はあるものの、全体的に筋ボリュームがなく、筋収縮も弱い印象+

<ここまでの考察>
ブロック注射(おそらく聞いた限りでは硬膜外ブロック?)や服薬によって腰痛や下肢の痺れが軽減することから、炎症症状や神経性症状があるのは明らかであるものの、症状自体の完治がみられていない。

このことから、筋・筋膜由来の疼痛や痺れがあることを予測。
筋硬結も確認できたため、腰椎椎間板ヘルニアの症状にトリガーポイント由来の症状が重複していると考えた。

〈治療アプローチ〉
骨盤の偏位を考え、左側からアプローチし、骨盤の正中化を目指す。
具体的には左大殿筋・梨状筋をリリースし、右大殿筋・梨状筋の伸長をやわらげ、筋出力を上げていった。

十分に説明した上で、大腿筋膜張筋、中殿筋、外側広筋、大腿二頭筋のトリガーポイントリリースを実施する。
激痛が出るも、その後の筋力チェックでは明らかな筋出力増加を確認し、ご本人も自覚。

アプローチ後の立位では安心感も出たためか、疼痛回避姿勢も軽減し、正中位に近づく。
「歩きやすくなって、動ける範囲も増えてます」とゆっくりではあるが体幹の前後屈や右側屈の動き、歩行を確認していた。

〈治療後の考察〉
症状の強さから問診を最低限とし、症状の改善を優先したため、この方のストーリーを考えることは少なかったが、症状が出てから来院までの期間と病院での対応で改善できなかった症状から、トリガーポイントを予測し、その予測が当たったことがその場での改善につながったと考える。

今後は経過を見つつ、残存しているトリガーポイントの消失とヘルニアに至った経緯と原因の抽出が必要と考える。
――――――――――――――――――――――――――

また来週も症例報告をさせていただきます。
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宮森大地

2019-06-04

『わからない』はただの言い訳

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

YouTube投稿を再び始めたのですが、なかなか難しいですね。
動画編集スキルは一般人並にできていると思うのですが…。
如何せん滑舌が悪すぎるのが原因で撮影にも編集にも時間がかかります。
ボイトレ教室にでも通った方が良いかもしれません…。

さて、本日は「『わからない』はただの言い訳」という説です。

(こういう顔を度々みます…こんな可愛くないけど)
こんな風に偉そうにブログを更新したり、セミナーで話したりしています。
そうするとやはり“伝わらない”という現象が起きます。
そして時より「わかりません」というメッセージをいただきます。
試行錯誤してどうにかこうにか伝えようと私も必死になるのですが、気がついたことがあります。

「わからない」には種類があるのだ、と。

1つは単純に伝え手が下手だったり、間違っていたりする場合です。
この場合は聞き手に分かる表現に変えたり、正解を見つけて提示したりすることで伝わります。
要は伝え手の能力不足なわけですから、それで解決するのです。

次には、本当に「わからない」場合です。
これは伝え手側の努力も必要になる場合があるのですが、聞き手の能力不足がある場合もあります。
要は思考力の問題というか、点と点とを結ぶ作業が苦手な方に多いです。
これはトレーニングも必要になってきます(学生さんとかこの傾向が強いです)

最後に、実は「知らない」場合です。
例えば、『副交感神経はどこから出ますか?』と聞かれて答える「わからない」は正確には「知らない」ですよね。
この場合はとにかく学ぶしかありませんよね。
※念のため解剖学を見直したら動眼神経、顔面神経、舌咽神経、迷走神経、S2〜S4とありました。

あくまで私の体感ですが、圧倒的に3の方が多いように思います。
「これは知っていますか?あれは知っていますか?」と掘り下げていくと、本当に基礎知識が抜け落ちていて、それで会話が成立しないことがままあります。
それは確かに『わからない』よなぁ、と思うことがあります。

ただ、そう考えますと、学べば『わかる』ことって圧倒的に増えるように思えます。
先日も、とある主婦の患者さんとお話をしていて「先生はプロだから…」と言われましたが、私もプロを名乗って8〜9年くらいです。
しかし、“プロ”を名乗るための資格はたったの3〜4年で取れます。
それよりも何十年も続けてきた主婦の家事のスキルの方がよっぽど“プロ”だと思うのです。

(私からすれば女性の仕事の効率の良さは三面六手の阿修羅かと思うほどです)
人は成長できる生物ですし、それなりに時間とお金と想いを投資すればそれなりになれると思うのです。
想いを注がなくても継続すればそれなりになったりしますし。
そう考えますと、本日のテーマである『わからない』の大半は知識不足と思考力不足、行動力不足だと思います。

言ったからには私も行動しなければなりませんね。
あ、本日の内容は「わからない」と言ってはダメだ、という意味ではありません。
素直に認められることはいいと思います。
大事なのはその後の行動、というところで本日は終わりたいと思います。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。

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宮森大地

2019-06-01

【症例報告】足首内外旋により、膝痛が改善した症例<インストラクター KAITO>

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
毎週土曜日は当会の認定インストラクターによる症例報告をお送りいたします。

さて、本日はKAITOによる症例報告です。
「足首内外旋により、膝痛が改善した症例」です。

――――――――――――――――――――――――――
〈患者情報〉
70代男性
仕事はリタイアし、現在無職

〈主訴〉
数ヶ月前より右膝が痛く、立ち上がる時痛い。歩きにくくなってきた。

〈動作観察〉
立ち座り、歩き方ともに右膝が内側に入り、下腿が外旋している。
→いわゆるKnee in toe out の状態。
→右膝への回旋ストレス大と考察。

〈治療アプローチ〉
仰臥位か腹臥位どちらが楽か問診し、仰臥位を選択されたため、仰臥位にて足首内外旋を実施。
右下肢外旋にて膝に痛みが出るため、痛みから逃れるイメージで、右下肢全体を内側に捻るように伝え、操法を通した。
結果、右下腿の過外旋は軽減。
立ち座り、歩行時の痛みも軽減した。

〈セルフケア〉
両膝にゴムバンドを巻きつけ、膝蓋骨が外側を向きやすいよう意識付けをしながらのスクワットを助言した。
その後、日常生活で膝の痛みが出現しにくくなり、無意識下にて正しい動作が定着していった。
――――――――――――――――――――――――――
<宮森のコメント>
動作の癖と症状との関連を見抜き、操法とセルフケアにつなげていった症例報告でした。
再現性のある痛みというものは、ある意味で取り扱いやすいと思います。
動作と各関節へのストレスをイメージできると、臨床もスムーズに進められると思います。

また来週も認定インストラクターの症例報告をさせていただきます。
明日からもがんばっていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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