2018-11-30

普通のことでも発信すればいい

---【PR】-----------------------
【大阪スクール開校!】
宮森大地のすべてを伝える
大阪スクールの開校が決定しました
http://bit.ly/2qZiQLw
------------------------------

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

体調悪すぎて明日からのセミナーが心配過ぎます。
どうにかできないものかと試行錯誤しております。

さて、本日は「普通のことでも発信すればいい」というお話。

(この画像を見てピンときた方は私と仲良くなれます)

ネタがなさすぎて書いた昨日の姿勢の記事が思いのほか反響がありました。
※昨日の「良い姿勢の伝え方」の記事はコチラ→
ハッキリ言って、あれって理学療法士にしたら“普通”の内容です。
新しい内容でもないであろうことなので「そもそもあんなんで良いのかな?」と思ってすらいました。
ただ、読み手によってはそうでもないことがあったりするわけです。

ここで思ったことがあります。
私は柔道整復師さんがどんな風に体を診ているか知りません。
私は鍼灸師さんがどんな風に体を診ているか知りません。
私はエステティシャンさんがどんな風に体を診ているか知りません。
要は他の専門職の体の診方を、その他の専門職は知らないのです。

だとしたら、昨日の私の記事のように、あなたにとって“普通”と思っていることでさえも、発信してみたら意外と他の人にとっては目からウロコだった、なんてこともあるんです。
ちょっと荒削りですけど、この子みたいに発信していったら大物になるんじゃないかなーっと思います。

体調が悪いので本日はこれまでとさせてください。
お持ちの知識をしっかり社会に還元していきましょう。

本日もブログをお読みいただき、本当にありがとうござました。

それでは、また明日。


◆セラピストスキルアップ実践会のセミナー情報は以下からチェック!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://goo.gl/pHJngS

◆認定インストラクターによる症例報告は以下からチェック!!(毎週日曜更新)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://bit.ly/2OXOGDb

◆セラピストスキルアップ実践会のブログ更新情報はコチラから
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓




◆こっそりやっている…宮森個人のLINE@はコチラ
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
友だち追加

セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地

2018-11-29

良い姿勢の伝え方

---【PR】-----------------------
【大阪スクール開校!】
宮森大地のすべてを伝える
大阪スクールの開校が決定しました
http://bit.ly/2qZiQLw
------------------------------

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

体調が戻らないまま、週末を迎えそうです。
週末はセミナーですが、私に対して治療ってあんまりやってくれないんですよね…練習はするけど。
文句は言わないからやってほしいものです(こういうことを書いてやってもらう作戦です)。

さて、本日は「良い姿勢の伝え方」というお話。

臨床において、いわゆる不良姿勢を呈している患者さんは多いです。
というより、良い姿勢でいる方はほとんど見ることがありません。
それだけ健康と姿勢の関係は奥深いものがあるのだろうな、と考えている今日この頃。

それはそうと「じゃあいわゆる良い姿勢とはどんな姿勢なのだろう?」と考えてみます。
ネットで検索するといろいろな情報が手に入ります。

こういう姿勢は運動学の本に書いてあったりしますが、いわゆる力学的に安定した姿勢と言えるでしょう。
とは言っても、これを印刷して患者さんに渡しても患者さんはよく分かりません。
「ほうほう、耳から床に垂らした線が大転子や膝関節後面と外果の前方を通るのか、どれどれ…こうですか?」とはならないワケです。
いたらそれはプロか、ちょっと変な人です。

ふと思い出したのですが、私が臨床1年目の時、やたらと骨盤のアライメントを観るように言われました。
今思えば、これも1つの基準ですよねというものなのですが、基準がなければ発展もないですので知らない方は知っておいてください。

横から見て(矢状面上で)、PSISがASISよりも2~2.5横指高いのが正常である。
これをひたすら見させられましたし、これがないとダメだと思っていました。
そう言えば、経験の少ない1年目では骨盤の触診も苦手で、PSISどこだー!と冷や汗かいて触った記憶があります(笑)
ただ、これって仙腸関節の動き具合とか、骨盤の個人差で変わってきてしまうので絶対的ではないことは確かです。

でも、本日はこれを基準として、私が患者さんにどのように伝えているかをお話します。
患者さんもASISは触りやすいですが、PSISは触りにくいです。
触れたとしても、PSISが2~2.5横指分ASISよりも高いのを鏡もなく確認するのはより難しいです。
そこで、私は恥骨を使います。

ASISと恥骨を結んだ三角形が床に対して垂直であれば、だいたい合ってます。

実際には身振り手振りを交えてこんな感じで伝えています。
「腰骨の左右でっぱりと、恥骨を結んで三角形を作ってください」
「この三角形が上を向いていたら骨盤が後ろに倒れて猫背になっちゃいます」
「この三角形が下を向いていたら骨場が前に倒れて反り腰になっちゃいます」
「この三角形が床に対して垂直だと、背筋が伸びやすくなります」
「どれもできるのが良いですが、迷ったらこの三角形を床に垂直にしてください」
「上から三角形を作った手を見ながら確認してみてください」

私の経験上ですが、構造的に破壊が進んでいる方でない限り、それなりに良いと思われる位置に骨盤がくると、背筋も伸びますし体幹筋の収縮が自然と入るようになります(大事なのは筋収縮を「入れる」ではなく「入る」というオートマチックなところです)。

もちろん、体の個体差や状況、周囲の環境、見方や前提条件によってこれらの基準は変わってきますが、まぁまぁ伝わりやすいのでこれを多用しております。
何かの参考にしていただければ幸いです。

本日もブログをお読みいただき、本当にありがとうござました。

それでは、また明日。


◆セラピストスキルアップ実践会のセミナー情報は以下からチェック!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://goo.gl/pHJngS

◆認定インストラクターによる症例報告は以下からチェック!!(毎週日曜更新)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://bit.ly/2OXOGDb

◆セラピストスキルアップ実践会のブログ更新情報はコチラから
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓




◆こっそりやっている…宮森個人のLINE@はコチラ
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
友だち追加

セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地

2018-11-28

勉強がつまらない・続かない理由

---【PR】-----------------------
【大阪スクール開校!】
宮森大地のすべてを伝える
大阪スクールの開校が決定しました
http://bit.ly/2qZiQLw
------------------------------

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

5日間も外出すると疲れますね。
肉体的な疲労のみなのでたっぷり寝ようと思います。

さて、本日は「勉強がつまらない・続かない理由」というお話。

(あるある、勉強はじめた途端に寝落ちするやーつ)
先日、とある方に「宮森さんって知識が豊富ですけど、何でですか?」と言われました。
そうは言われても、私は博学ではありません(私の基準での話です)。
知らないことは非常識レベルで知りません(例えば、家の車の車種がわかりません)。

とは言え、誰でも興味を持ったことは調べたり、勉強したりすると思います。
そうすると、自然とそれに関連した知識は増えていきますよね。
私の場合は、それが自分の仕事に関連することだから知識が豊富に見えるだけだと思います。

ところがどっこい、世の中には勉強したくてもできない人がいらっしゃるようです。
これは経済的な意味ではなく、勉強する時間も環境も整っているのにできない人という意味です。
世の中的には「おさぼりさん」「ナマケモノ」「やる気のない人」などと言われることでしょう。

(ナマケモノはフタユビとミツユビの大まかに2種類しかおりません…というトリビア)
とは言え、私は特別な疾患でもない限り、これらの方々をナマケモノとは思わなくなりました。
と言うのも、勉強がつまらない・続かない理由は、怠けているからではないからです。
そもそも前提には、勉強する関連事項に興味があればはかどると思われます。
勉強がはかどらない、ということはその関連事項に興味がないと思われます。
そして興味がないということは、今、その人の人生にとってそれが必要ではない可能性があります。

(必要のないもの、ムダなものは基本的に人はしません)
逆に言えば、人生にとって必要に迫られていけば、自然とするようになると思います。
じゃあ人生って…となると、すこし難しい話になるのでやめておきます(笑)
要は、興味の持ったものからやっていけばいいんじゃないかな、と思ったというお話でした。

本日もブログをお読みいただき、本当にありがとうござました。

それでは、また明日。


◆セラピストスキルアップ実践会のセミナー情報は以下からチェック!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://goo.gl/pHJngS

◆認定インストラクターによる症例報告は以下からチェック!!(毎週日曜更新)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://bit.ly/2OXOGDb

◆セラピストスキルアップ実践会のブログ更新情報はコチラから
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓




◆こっそりやっている…宮森個人のLINE@はコチラ
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
友だち追加

セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地

2018-11-27

いろいろな視点を手に入れよう

---【PR】-----------------------
【大阪スクール開校!】
宮森大地のすべてを伝える
大阪スクールの開校が決定しました
http://bit.ly/2qZiQLw
------------------------------

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

先週に引き続き、機能解剖学を学んできます。
基礎中の基礎の内容で懐かしいのですが、周りの方は混乱していました。
私も大学入学当時はそうだったなーと思い出しました。
と、同時に大学入学が11、12年前だったことに気付き、愕然としました。
いろいろ変わるもんですよね、10年以上経てば…。

さて、本日は「いろいろな視点を手に入れよう」というお話。

治療家であれば解剖学・生理学などを学ぶと思います。
もちろん、治療を展開していく上ではこれらの知識は必須なのですが、これもある意味では「1つの視点」であると認識することも大事かな、と思います。

例えば、腰痛患者さんに対応するとします。
いろいろ評価した結果、仙腸関節が怪しいな、となったとします。
しかし、仙腸関節の調整をした結果、あんまり芳しくなかった。
あれ、おかしいな、他に原因があるのかな…。
腰椎の調整をしたり、周辺の筋を緩めてみたり、全体を観て整えてみたり…。
それでも良くならない、冷や汗ダラダラ…なんてね、あると思います。

操体の哲学の中に、病期の原因は5つあるとされています。
・息…呼吸
・食…食事
・動…体の動かし方
・想…精神活動
・環境…周囲の環境

部位別にしても全体にしても、肉体へのアプローチはこのうちの「動」に主にアプローチしていると捉えられますね。

しかし、どうでしょう。
その人の腰痛の原因が呼吸にあったら?
もしくは食事や精神活動、環境にあったら…?
良くできる治療家は肉体へのアプローチだけで良くできるのかもしれません。
しかし、盲目的になりすぎるとドツボにはまります。

(バランスを崩している原因の見極めが大事ってことですね)
例えば、当会認定講師の七戸はカウンセリングを使って「想」の部分にアプローチします。
「想」に問題があれば、それで解決していきますよね。
もちろん、逆に「想」の部分に問題がなければ彼のカウンセリングは無力です。
また、以前に私がシェアしていましたが、食事に問題があって筋肉もやせ細って機能が落ちてしまうような病態のある方には、アクティブな手技は効果が出にくいかもしれません。
そうなると「食」に対してのアプローチとして食事指導が功を奏するかもしれません。

やはり、“人”を診る視点が大事になってくると思います。
そしてその視点の“多さ”と“深さ”も大事になってくると思います。
つまり、勉強に終わりはないわけです。
いろいろな分野を学び、統合していけると臨床も変わってくると思います。
まずは興味の持てたものから学んでいかれると良いと思います。

本日もブログをお読みいただき、本当にありがとうござました。
それでは、また明日。


◆セラピストスキルアップ実践会のセミナー情報は以下からチェック!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://goo.gl/pHJngS

◆認定インストラクターによる症例報告は以下からチェック!!(毎週日曜更新)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://bit.ly/2OXOGDb

◆セラピストスキルアップ実践会のブログ更新情報はコチラから
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓




◆こっそりやっている…宮森個人のLINE@はコチラ
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
友だち追加

セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地

2018-11-26

プロの流儀

---【PR】-----------------------
【大阪スクール開校!】
宮森大地のすべてを伝える
大阪スクールの開校が決定しました
http://bit.ly/2qZiQLw
------------------------------

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

ちょっとアトピーが悪化してきました。
やっぱり疲れや心理面の影響はあるみたいですね…。

さて、本日は「プロの流儀」というお話。

当会のセミナーには治療に関わる専門職以外にも、ときどき全く関係のない方もいらっしゃいます。
先日も臨床心理士の方がいらしていました。

そうなると、セミナーを進める上でちょっとした工夫が必要になります。
というのも、当会のセミナーでは座学で解剖学的な内容をお伝えしています。
しかし、解剖学的な知識がない方には、専門用語満載だと伝わらないセミナーになってしまいます。
極論、テクニックさえできてしまえば良いのかもしれませんが、つまらない座学を1時間近く聞くのは苦痛でしょう。
かと言って、専門職の方にとって基本的過ぎてつまらない内容ではそれはそれで良いセミナーではないと思います。

さて、どうしたものか…。

そこで私は本当の基礎の基礎から積み上げる方式にしました。
例えば、絵を描くこと。

(あ、間違えた)
(こいつ何描いてんのかわかんないな)
(これは伝わらない絵ですね、失格!)
(こちらが本当の絵です↓)

(ドヤ!)
まぁまぁの出来かと思いますが、矢状面から見た腰椎の絵ですね。
例えば、こういった絵を描きながら「この部位が椎間板といって、クッションの作用があります~」とか「腰椎の関節(椎間関節)は関節面が縦にあるので、回旋がでにくいんです。つまり腰の部分でひねってしまうと、すべり症というような骨折に発展してしまったりするんですよ~」など、絵と身振り手振りで知識とともに伝えていきます。

また、私たちの仕事の良いところは、体があればできるという点です。
例えば、「骨盤が後ろに倒れることを骨盤後傾と言いますが、そうすると背骨も曲がってきます。そうすると、肩が上がりにくくなります。つまり、肩を効率よく上げるには、骨盤も立てないといけませんし、背骨も伸ばさないといけません。逆に言えば、肩の上がらない原因が背骨や腰にある可能性もあるわけですね」ということも、説明とともにその場で体感できます。
実際にその場でやってみて、細かい理屈はさておき、「なるほど確かに」となればそこに目を向けるきっかけにはなります。

こんな感じでお伝えしたところ、臨床心理士の方からは「腰ってそんな風になってたんだ、腰でひねっちゃいけない理由もわかりました。解剖学って面白いですね!」というご感想をいただけました。
あと、意外とこういった基礎の解剖学と疾患を関連付けられると、専門職の方も「そうだよね」というような感じで聞いてくれています(私が前から見ている限りと感想文の結果では)。

これは受け売りですが…
「プロは難しいことを難しいまま理解するのは当たり前だ」
「しかし、人に説明する時に、難しいことを難しいまま説明するのはプロではない」
「難しいことを易しく伝えることができて初めてプロと呼べる」
私はとあるセミナーでこれを聞き、それ以来、患者さんへの説明やセミナーでの説明を見直すようになりました。
ついつい話し過ぎてしまうこともありますが、私はこれがプロの流儀だと思っています。
何かの参考にしていただけたらと思います。

本日もブログをお読みいただき、本当にありがとうござました。

それでは、また明日。


◆セラピストスキルアップ実践会のセミナー情報は以下からチェック!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://goo.gl/pHJngS

◆認定インストラクターによる症例報告は以下からチェック!!(毎週日曜更新)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://bit.ly/2OXOGDb

◆セラピストスキルアップ実践会のブログ更新情報はコチラから
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓




◆こっそりやっている…宮森個人のLINE@はコチラ
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
友だち追加

セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地

2018-11-25

【症例報告】術後脚長差による股関節、腰痛、右肩痛を発症した症<認定インストラクター シマムー>

---【PR】-----------------------
【12月腰痛セミナー】
これがセラピストスキルアップ実践会
操体法の最後のセミナーになります…
http://bit.ly/2Osssfj
------------------------------

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
毎週日曜日の夜は当会の認定インストラクターによる症例報告をお送りいたします。

さて、本日はシマムーによる症例報告。
「術後脚長差による股関節、腰痛、右肩痛を発症した症例」です。

(構造的な破綻にどう向きあうのか?)
--------------------------
【症例紹介】
80代女性
両側股関節人工関節置換術
(術後左2年 右1年経過)

主訴
右股関節の過重痛・屈曲痛、腰痛、右肩の痛み


【評価】
◆視診
ベッド上背臥位にて、脚長差あり(右が左より3㎝短い)。左下肢外旋位著明。
立位時、脚長差による骨盤傾斜、脊柱右側屈、肩甲帯右挙上。

◆触診
右内転筋の筋硬結、圧痛あり
右腸腰筋と殿筋の筋萎縮・筋力低下あり

◆動診
体幹側屈及び回旋の重心移動にて、右下肢への過重が不十分であり、恐怖心の訴えあり。
歩行にて、右立脚相中~後期で、骨盤スラストあり。

◆問診
手術後から脚長差あったが、医師からは経過観察で良いと言われていた。
退院してから半年間は、痛み感じながらも杖で歩けていたが、徐々に右股関節~腰~右肩と痛みが広がってきたとの事。


【仮説と治療】
◆その1.
脚長差が見かけ上のものでないか、ベッド上でアライメント整え確認する。
画像上からも、どうやら手術による後遺症である可能性が高い(脚長差が構造的な破綻からきている)。

◆その2.
脚長差による骨盤傾斜により臼蓋と大腿骨頭のアライメント不良(歪みの発生)
→慢性的な姿勢不良による股関節荷重の感覚異常
→股関節周囲筋の筋力低下(機能異常)
→肩甲帯・脊柱による姿勢代償(さらなる歪みの発生)

◆その3.
右足にインソールによる補高を実施。
脚長差による骨盤傾斜を修正。

◆その4.
臼蓋と大腿骨頭のアライメント修正と殿筋群の筋促通目的に、下肢内外旋を選択。
アウターではなく、インナーへの働きかけや関節包内の運動をイメージしながら操法を通す。

◆その5.
下肢からの荷重感覚と脊柱~肩甲帯、頚部へのつながりを促通するため、踵突きだしを実施。

◆その6.
抗重力位での荷重感覚として、座位にて肩上げ下げを行う。


【結果】
初回介入で腰痛や右肩の痛みは消失。
右股関節の荷重時や屈曲時の痛みも7割程改善。
歩行時に、右下肢にもしっかりと荷重する事が可能になる。


【考察】
本症例は、手術してからの経過が長く、長い時間かけてアライメント不良や姿勢代償により動作エラーが生じて、痛みを発生させていた。
人間の土台となる下肢からのアプローチにて、症状改善に繋げていく事が出来た。

--------------------------

今回の症例報告では、操体法の病気のプロセスを使って分かりやすく報告してもらえました。
今回のケースのように、手術をしている方はすでに器質破壊(構造の構築学的な破綻)があります。
こういった場合は、インソールなどの自助具で構造をカバーすることで失われた構造と機能を代償していく必要がある場合があります。


こうして構造と機能をインソールでカバーし、その上でご本人の残存機能を引き出すことのできた症例報告でした。
久々に理学療法士らしい症例報告を聞けて、元理学療法士としては胸が熱くなりました(笑)


また来週も認定インストラクターの症例報告をさせていただきます。
明日からもがんばっていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

◆セラピストスキルアップ実践会のセミナー情報は以下からチェック!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://goo.gl/pHJngS

◆認定インストラクターによる症例報告は以下からチェック!!(毎週日曜更新)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://bit.ly/2OXOGDb

◆セラピストスキルアップ実践会のブログ更新情報はコチラから
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓




◆こっそりやっている…宮森個人のLINE@はコチラ
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
友だち追加

セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地

戦争がなくならない理由

---【PR】-----------------------
【12月腰痛セミナー】
これがセラピストスキルアップ実践会
操体法の最後のセミナーになります…
http://bit.ly/2Osssfj
------------------------------

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

この記事を書いているとき、久々にテレビのバラエティ番組を見ていました。
人を笑わせるって本当に大変だな…と、テレビを消した後の暗い画面に能面みたいな自分の顔を見て思いました。

さて、本日は「戦争がなくならない理由」というお話。

(壮大なテーマですが、内容は身近な内容です)
ふとセミナーをしている時の自分を振り返ると「随分とまぁ横柄で口の悪い講師だな」と感じることがあります。
特にこう感じるのは、最近の私自身の中で価値観のパラダイムシフトが起きてからです。
先日もちょっとした小競り合いをしてしまったのですが、その時に感じたのは「お互いの正義感を振りかざしている」ということです
私は「普通はこうしますよね、あなたできてないでしょ?」という意見を言い、相手は「こんな感情的なことを言われるとは思わなかった!」と猛烈な反撃をお見舞いされてしまいました。

簡単に敬意をお話しますと、私はその時の議題について、お相手の主張の正しさは認めていました。
1つの見方として、お相手の主張はかなり正しかったのです。
しかし私は、挨拶ができない人や、ネットの世界で名乗らないような礼儀のない人がどうも苦手なのです。
お相手の方は挨拶や自分が何者かを名乗らずに、一行のメールで議題について「それ間違ってるでしょ」と指摘をしてきたのです。
それに私が反応し、挨拶がないことや何者かを名乗らないことを皮肉って返信をしてしまったのが事の発端だったわけです。

先日もブログに書きましたが、人の価値観はそれぞれですし、昨今のWEB事情も相まってネットの中で「挨拶をする・名乗る」という習慣がなくなっているのかもしれません(Facebookでコメントを残すような感覚で)。
今回はお相手の主張の正しさをただただ認め、「おっしゃる通りでした。ありがとうございました」と伝えるだけで争いはなかったのかもしれません。
私がわざわざ皮肉を言わなくても良いことでしたし、指摘するにも違う指摘の仕方があったかもしれません(まぁ反論の「俺が正しい」感が気持ち悪すぎてブロックしましたが)。

振り返ってみれば、つまらない小競り合いでしたが、何となく戦争がなくならない理由がわかりました。
お互いの正義感を振りかざしては、結局は平行線なのですよね。
今後、ムダに怒らないようにしようと振り返る経験となりました。


過去、患者さんとケンカしていた時も私の価値観を押し付けていたんだな、と振り返りになりました。
何かの参考にしていただければと思います。

本日もブログをお読みいただき、本当にありがとうござました。
それでは、また明日。


◆セラピストスキルアップ実践会のセミナー情報は以下からチェック!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://goo.gl/pHJngS

◆認定インストラクターによる症例報告は以下からチェック!!(毎週日曜更新)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://bit.ly/2OXOGDb

◆セラピストスキルアップ実践会のブログ更新情報はコチラから
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓




◆こっそりやっている…宮森個人のLINE@はコチラ
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
友だち追加

セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地

2018-11-24

患者さんと一緒に振り返ろう

---【PR】-----------------------
【12月腰痛セミナー】
これがセラピストスキルアップ実践会
操体法の最後のセミナーになります…
http://bit.ly/2Osssfj
------------------------------

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

カプセルホテルって日本人が考えたそうです。
本日は世界初のカプセルホテルに泊まってきます。
なんだ、この全然自慢にならない感じ。

さて、本日は「患者さんと一緒に振り返ろう」というお話。

(なぜこの写真をチョイスしたのか…)
先日、当院の患者さんとお話をしていて気づかせていただいたことがあります。
とある目標に向かって一緒にがんばっているのですが、どうにも望むような結果が出ていない患者さんがいました。
ふたりで「あーでもない、こーでもない」といつも話し合いながら施術や日々の生活を振り返っているのですが、先日はかなり大きな転機となる1日でした。

私はいつも悩んだら「私にできることはほかにありませんか?」とある程度の選択肢を提示した上で質問をします(ブログでも何度も登場しています)。
すると、その患者さんから「いや、先生に何かしてもらうことはこれ以上は何もないです」と言われました。
その瞬間、(あれ?あきらめちゃうの?)と思ったのですが、どうやら違ったのです。

その患者さんはこうおっしゃしました。
「先生に施術や、日々の生活のアドバイスは的を得ているのはわかってるし、信用もしてる。ただ、私が実行できているかと言ったら、やっぱり甘いと思う。今回のことで改善点が明らかに見えたから、そこをしっかりやっていく。その上で、先生に体を診てもらって、もう少しだけがんばりたい」
この言葉を聞いたとき、正直、かなり感動しました。
何に感動したのかというと「患者さん自身が自身の生活を振り返って改善点を自ら見つけたこと」にです。

人は、人に言われたことをやるのは得意です。
「言われたからやったよ」というは得意です。
考えなくていいですし、結果が出なくても言い訳も用意できます。
しかし、このままでは真の意味で治療に患者さんが自分から参加することはないと思います。

その点、この方は自身の生活を振り返って明らかに問題だっとと思われる点を見つけたのです。
ここまでくれば、日々の生活を丁寧にしていってくれるでしょうし、結果も自然と伴ってくると私は感じています。

結局、私たちは気付きを与えることしかできません。
治療技術がどんなに優れていても、ご本人の生活が変わらなければ変わりません。
もちろん、どこまで突き詰めるかは治療家も、患者さんもすり合わせなければなりませんが、例えば「卒業」を目指すのであれば、やはり患者さんに自立をしてもらわなければなりません。

少々時間はかかってしまいますが、私はときどきこういった振り返りを患者さんと一緒にしています。
その中でお互いに気付きを得ることがよくあります。
あくまで治療技術は1つのツールとして考え、どこに重きを置くのかを患者さんと一緒にシェアするのはとても有意義だと思います。

久々に感動した出来事だったのでシェアいたしました。
何かの参考にしていただければと思います。

本日もブログをお読みいただき、本当にありがとうござました。
それでは、また明日。


◆セラピストスキルアップ実践会のセミナー情報は以下からチェック!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://goo.gl/pHJngS

◆認定インストラクターによる症例報告は以下からチェック!!(毎週日曜更新)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://bit.ly/2OXOGDb

◆セラピストスキルアップ実践会のブログ更新情報はコチラから
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓




◆こっそりやっている…宮森個人のLINE@はコチラ
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
友だち追加

セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地

2018-11-23

ジャッジをしないで体をみよう

---【PR】-----------------------
【12月腰痛セミナー】
これがセラピストスキルアップ実践会
操体法の最後のセミナーになります…
http://bit.ly/2Osssfj
------------------------------

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

世の中は3連休だそうですね。
田舎の私の町でも何だか雰囲気が違います。
働けってんだよ。

さて、本日は「ジャッジをしないで体をみよう」というお話。

臨床において患者さんの体を診る際には、何かしらの判断をしていくと思います。
全体の姿勢や局所の関節アライメント、筋アライメント、軟部組織の緊張の程度や硬度、痛みの有無や強弱などなど。
それらを観るor診ることをしていき、「こうした方が良いな」といった判断を下して施術していると思います。
おそらくは経験と知識を積み重ねていくと、この評価と判断のプロセスの速度と質が上がっていくことでしょう。
しかし最近、私は臨床においてあえて、この「判断を下す」ということを一旦忘れるようにしています。
というのも、体において良い・悪いというものは判断が難しいなと感じたからです。

確かに痛みがあったり、痺れがあったり、可動域制限があったり…患者さんは困っています。
それを「悪い状態」と考えて私の目の前にきているのですが、悪い状態にはやはり原因があるのです。
そう考えると、痛みや痺れ、可動域制限があるということは、1つの防御反応とも考えられます。
つまり、必要があって出ている場合もあると考えられます。

(この痛みも必要があって出ているのかもしれません)
経験を重ねていくと、前述したように判断が早くなります。
そこで無意識的に「ここは良い」「ここは悪い」と判断しがちになります(私の場合は)。
ただ、良いも悪いもその人の体は1つであり、すべてでバランスを取って生きています。

本当に抽象的な表現で申し訳ありませんが、ジャッジをしないで“あるがまま”を観る意識で体に触れていくと、また違った発見があります。
何となく、その人の人生というか生活がみえてくるようになると感じます(私の場合は)。
その上は「もっとこうしたら良いかもね」「それも良いけど、代わりにこれもやってみてね」くらいのスタンスの方が、相手のこれまでを否定しませんし、患者さんも心が楽に施術にきてもらえるように感じています。

人によっては難しいことからもしれませんが、物事を“あるがまま”にみる練習をしていくといろいろな発見があります。
自分の中にある偏見に気付けますので、施術に応用してみると面白いことが起きると思います。
何かの参考にしていただけたらと思います。

本日もブログをお読みいただき、本当にありがとうござました。
それでは、また明日。


◆セラピストスキルアップ実践会のセミナー情報は以下からチェック!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://goo.gl/pHJngS

◆認定インストラクターによる症例報告は以下からチェック!!(毎週日曜更新)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://bit.ly/2OXOGDb

◆セラピストスキルアップ実践会のブログ更新情報はコチラから
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓




◆こっそりやっている…宮森個人のLINE@はコチラ
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
友だち追加

セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地

2018-11-22

局所のアプローチも忘れないように

---【PR】-----------------------
【12月腰痛セミナー】
これがセラピストスキルアップ実践会
操体法の最後のセミナーになります…
http://bit.ly/2Osssfj
------------------------------

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

急激に寒くなってきましたね。
私は体調管理に気を付けないとすぐに風邪引くので注意しています。
とりあえず、加湿器を導入しました。
とは言え、換気も適宜していかないとですね~。

さて、本日は「局所のアプローチも忘れないように」というお話。

昨日「先生!今日診てもらえますか?!」と患者さんからご連絡がありました。
以前から足首の調子が悪い方で、何年か前に派手に捻挫してしまったので、構築学的にはかなり難しいタイプの人でした。
実際に足の状態を診させてもらうと、関節軸もずれてしまっていて、ここをしっかり修正しようと決めました。

さて、痛みがあるのは外果の下方の部分。
感覚としては、距骨と外果の衝突腓骨筋腱の滑走不全があるかな?という感じでした。

私の経験として、こういった場合は距骨の後内側滑りが主な関節運動機能障害として考えられるので、関節の位置関係を修正しつつ、阻害している筋などの軟部組織をリリースしていきました。
それで関節軸は安定してきたのですが、痛みが良くならないんですね。
あれー?と思いつつ、やっぱここかな、といった感じである部位を触ると、激痛が出たものの、その後は10秒ほどで運動時の痛みが良くなった場所がありました。

どこかと言うと、短腓骨筋の付着部である第5中足骨粗面です。

受傷機転が複数だったのですが、ジャンプをして着地した時にここに圧縮応力がかなりかかったと推測されました。
それを考えたら、この部位の損傷があることは予想ができますし、ここの滑走不全があるのであればここをリリースしたら良くなるのは当たり前ですよね。

いろいろな知識が付くと、1つの症状に対して考えられる幅が広がります。
しかしその分、適切な選択をするための知識と技術が必要になってきます。
離れた部位から結果を出すことを普段からしていると、ついつい局所のアプローチを忘れてしまいがちです(私の場合は)。
局所を診てから全体を診る、もしくは全体を診てから局所を診るなど、いろいろな視点があると良いな、と改めて思いました。
何かの参考にしていただけたらと思います。

本日もブログをお読みいただき、本当にありがとうござました。

それでは、また明日。


◆セラピストスキルアップ実践会のセミナー情報は以下からチェック!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://goo.gl/pHJngS

◆認定インストラクターによる症例報告は以下からチェック!!(毎週日曜更新)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://bit.ly/2OXOGDb

◆セラピストスキルアップ実践会のブログ更新情報はコチラから
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓




◆こっそりやっている…宮森個人のLINE@はコチラ
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
友だち追加

セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地

2018-11-21

解剖学書を読めない方にオススメの本

---【PR】-----------------------
【12月腰痛セミナー】
これがセラピストスキルアップ実践会
操体法の最後のセミナーになります…
http://bit.ly/2Osssfj
------------------------------

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

ゆとり世代って何だか悪い意味合いで言われますよね。
その世代毎の特徴はあるんでしょうが、私はゆとり世代の“生き方”は良いと思います。
“あるがまま”ですし、それを良しとしない世代の価値観が違うのは仕方ありませんし。
ちゃんとすり合わせれば、すごい才能を持っていると私は思います。
と、昨日若い人と会ってそう思いました。

本日は「解剖学書を読めない方にオススメの本」というお話。

本日は書籍のご紹介です。
解剖学や生理学と言った基礎医学の分野は学んでも学び足りることはないです。
ただ、苦手な人は苦手だと思います。

私は昨日、久々に機能解剖学の基本中の基本となる講義を受けてきましたが、非常に懐かしい気持ちになりました。
そりゃ大学入学が11、12年前とかですからね…懐かしくもなります。
昨日、一緒に講義を受けていた主婦の方は、解剖学の用語やイメージに混乱しているようでした。
私も混乱してたなーっと思い出したのですが、そこでオススメの本を思い出しました。
私の持っている本はどうやら絶版になっているようなのですが、私がオススメなのは塗り絵です。

Amazonで調べてみたら、いろいろ書籍が出てきました。
ネッター解剖学カラーリングテキスト
最新カラーリングブック 筋骨格系の解剖学 (GAIA BOOKS)
人体解剖カラーリングブック
(クリックするとリンク先に飛びます)

私のイメージでは解剖学は写真で、生理学は動画です。
最近はスマホのアプリなどで画像・動画ともにキレイなもので出ています。
有料のアプリを取らなくても、YouTubeなどで無料のものもあります。
なので、生理学なども分かりやすくなっていると思います。
もちろん、それらを繰り返し観るのも方法ですが、やはり手を動かしながら学ぶ方が効率がいいと思います。

塗り絵のいいところは、ほかの筋肉との位置関係を明確にでき、かつ付着部や筋の走行が覚えやすいということです。
あと、何より楽しいです(これは私の主観ですが)。
せっかく勉強するなら、楽しくやった方が良いと思います。
参考になれば幸いです。

本日もブログをお読みいただき、本当にありがとうござました。

それでは、また明日。


◆セラピストスキルアップ実践会のセミナー情報は以下からチェック!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://goo.gl/pHJngS

◆認定インストラクターによる症例報告は以下からチェック!!(毎週日曜更新)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://bit.ly/2OXOGDb

◆セラピストスキルアップ実践会のブログ更新情報はコチラから
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓




◆こっそりやっている…宮森個人のLINE@はコチラ
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
友だち追加

セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地

2018-11-20

幸せになれない理由

---【PR】-----------------------
【12月腰痛セミナー】
これがセラピストスキルアップ実践会
操体法の最後のセミナーになります…
http://bit.ly/2Osssfj
------------------------------

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

本日から機能解剖を勉強してきます。
どれだけ勉強しても足りることはない分野です。
復習も兼ねてがんばってきます

さて、本日は「幸せになれない理由」というお話。

すでに私のブログは治療家向けのものでなくなってきました(笑)
先日ふと「自分にとっての幸せって何だろう?」と考えてみました。
あなたは考えたことあるでしょうか?

私は欲しいもの(和装の服)はあるのですが、基本的に物欲がありません。
最近自分のために買ったものと言えば服くらいで、ほかは必要な物だけです。
おそらく私くらいの年齢の男性が興味を持つだろう車とかバイクとか、そういったものには興味が全くありません。
食事も取らないでいけば取らないである程度生きていけますし、それなりに眠れれば満足して生きていけます。
そして自分でもビックリするくらいなのですが、とくに人生においての目標もありません。

正直いつ死んでも良いかな、という感じにはなっています。
仮に今日死んだらいろいろ迷惑かけちゃうので身辺整理はしておかないと…とは思いますが、まぁ人間、迷惑かけないで生きていくことも死んでいくことは無理でしょうから、気にしていません。

患者さんにも「どうなったら良いですか?」と聞きます。
その中で『旅行に行きたい』『孫と遊びたい』『習い事を再開したい』などいろいろ聞きますが、人それぞれ価値観があるな、と思います。
もちろん、人によって幸せの定義も違うので「そうなんですね」と聞きますが、あまり共感はできないのが正直なところなんですね(今日はかなりぶっちゃけてます)。

というのも、私はモノや人がいなくても幸せだな、と思っています。
もちろん、少し前まではいろいろ欲がありました。
いろいろ欲しいものがありました…服とか、モノとか、彼女とか(笑)
でも、今はそんなに欲しいものってないんです。



なぜか?



何かを欲している時の自分を分析してみると、そこには「足りない自分」がいることに気付きました。
その「足りないモノ」を埋めるために、物を買ったり、人と付き合ったりするのです。
ただ、それっていつか終わる可能性を秘めているんですよね。
モノだって壊れたり使えなくなったりしたら「足りない自分」に戻りますし、人と付き合っても人間関係が壊れたら「足りない自分」に戻ります。
要はモノや他人に自分の幸せを求めると、いつも失う不安に襲われるんですね。

これは私の主観かもしれませんが、この発見はものすごいパラダイムシフトが私の中で起きました。
私はこれまでずーっと「どうしたら幸せになれるんだろう」と考えながら、幸せじゃない自分を見てきました(不幸と思ったことないですが)。
もちろん、幸せと感じた瞬間は何度もありましたが、それと同じだけ幸せが過ぎ去った瞬間に喪失感を感じていました。

ただ、この発見をしてから「なんだ、いつでも幸せになれるし、すでに幸せなんじゃないか」となったワケです(それでも不安に思う時もまだありますが)。
同時に、過去の私と同じように「足りない」と思っている限りは幸せになれないんだな、と気付いたのです。

これが私の感じた『幸せになれない理由』です。

これは私の主観でもありますし、価値観は人それぞれでしょう。
ハングリー精神という言葉があるように、「足りない」ことを原動力にして目標を達成して幸せになる人もいることでしょう。
そんな中でも、この記事をお読みいただき「自分の幸せとはなんだろう?」と考えるきっかけにしていただけたらと思って、好き勝手書かせていただきました。
何かの参考になれば幸いです。

本日もブログをお読みいただき、本当にありがとうござました。

それでは、また明日。


◆セラピストスキルアップ実践会のセミナー情報は以下からチェック!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://goo.gl/pHJngS

◆認定インストラクターによる症例報告は以下からチェック!!(毎週日曜更新)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://bit.ly/2OXOGDb

◆セラピストスキルアップ実践会のブログ更新情報はコチラから
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓




◆こっそりやっている…宮森個人のLINE@はコチラ
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
友だち追加

セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地

2018-11-19

筋の収縮方向を勘違いしていませんか?

---【PR】-----------------------
【12月腰痛セミナー】
これがセラピストスキルアップ実践会
操体法の最後のセミナーになります…
http://bit.ly/2Osssfj
------------------------------

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

そろそろ新しいイベントをシェアできそうです。
主にヨガインストラクターさん向けですが…私とFacebookでつながっている方はタイムラインを要チェックです!

さて、本日は「筋の収縮方向を勘違いしていませんか?」というお話。

(最初はこんな感じでフランクに学べば良いと私は思います)
専門職に関わらず、筋の解剖学を学んでいくと、筋の固有名称とその付着部、支配神経や筋の作用を学びます。
付着部とはいわゆる起始停止というものです。
例えば、上腕二頭筋ならば…

起始:(長頭)肩甲骨の関節上結節、(短頭)肩甲骨烏口突起
停止:橈骨粗面、一部尺骨の前腕筋膜
作用:肩関節屈曲、肘関節屈曲、前腕回外
と言った感じで教科書には書かれていると思います。
たぶん、作用をみるとこんな感じで覚えていると思います。

(今日のブログは暑苦しいです)
確かにこれは間違いじゃないのですが、こういって丸覚えしていくと、無意識的に筋の収縮方向を「停止部が起始部に向かって収縮する」となってしまうんですね。
これ、私の遠い記憶では実習にきた学生さんに聞いたら十中八九、この答えが返ってきました。
「じゃあ、鉄棒で懸垂する時ってどう考えるの?」と聞くと、大体の学生さんが「あっ!」となるのを記憶しています。

鉄棒の懸垂をしたときを考えてみると、肩関節屈曲位・肘関節伸展位でスタートします。
体を待ちあげた時は、肩関節は屈曲位から伸展方向に動き、肘関節は屈曲方向に動きます。

見かけ上の話ですが、起始部が停止部に向かって動くことをリバースアクションと言います(確か国家試験の勉強でそう出ました)。

何が言いたいかと言うと、筋は収縮する際、アクチンとミオシンが重なり合うわけですから起始も停止もなく縮むんですね。
空間上を体節がどう動くかは、起始部と停止部、どちらがより強固に固定されているかどうかによります。

ここのところ、呼吸についてブログでシェアしておりますが、例えば肋間筋。

外肋間筋は吸気筋、内肋間筋は呼気筋とされています。
起始と停止を調べてもそのように書いてあり、筋電図でもそのように反応があるようです。

(外肋間筋のイメージです)
ただ、実際にコントロールできるかどうかは別として、下部肋骨を固定して上部肋骨を稼働させるとすると、外肋間筋でも呼気に働くんじゃないか?と私は思います。
むしろ、どちらの筋もどちらにも働くと思いますし、吸気時に胸郭が広がり、陰圧によって引き込まれる胸郭をより強固にすることの方が主な働きなのではないか?と私は思います。

ちょっと話が脱線してしまった感がありますが…教科書的に筋の付着部と作用を考えるのではなく、その走行と関連する関節の軸を考慮すると、筋の本当の作用が見えてくるのではないか?
筋の本当の作用が見えてくることによって、声かけや運動指導が変わるのではないか?と思ったのです。

操体法のつま先上げも「踵を踏み込みながらつま先を上げて…」なのか、「〇〇が××に近づくように…」とするのか…(大事な部分は内緒にしておきます)。
それだけでも患者さんの反応はひと味違ったものになります。
アプローチすることの多いであろう筋肉、ちょっと見直してみると面白いかもしれませんね。

本日もブログをお読みいただき、本当にありがとうござました。

それでは、また明日。


◆セラピストスキルアップ実践会のセミナー情報は以下からチェック!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://goo.gl/pHJngS

◆認定インストラクターによる症例報告は以下からチェック!!(毎週日曜更新)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://bit.ly/2OXOGDb

◆セラピストスキルアップ実践会のブログ更新情報はコチラから
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓




◆こっそりやっている…宮森個人のLINE@はコチラ
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
友だち追加

セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地

2018-11-18

【症例報告】左背部痛に対してのアプローチ<認定インストラクター NISHINA>

---【PR】-----------------------
【12月腰痛セミナー】
これがセラピストスキルアップ実践会
操体法の最後のセミナーになります…
http://bit.ly/2Osssfj
------------------------------

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
毎週日曜日の夜は当会の認定インストラクターによる症例報告をお送りいたします。

さて、本日はすった家による症例報告。
「左背部痛に対してのアプローチ」です。


--------------------------
【現病歴】
中腰の姿勢で物を持ち上げようとした際に受傷


【評価】
立ちあがり、起き上がりなど動作の開始時に痛みを感じる
坐位での動診にて左右の回旋時痛、可動域制限あり
視診にて左肩の極端な挙上が見られる


【治療】
強い痛みと体位変換の際に痛みが聞かれるため、坐位にて極端な挙上が見られる左上肢の圧痛(水掻き、鎖骨下)から行う。

再度動診を行った際、回旋の可動域は向上していたが、下半身への連動の悪さを感じた為、下腿内側の圧痛を行う。
さらに回旋の可動域の向上と下半身への連動のスムーズさが現れる。

最後に極端な左右差が現れていた肩の高さに対して肩の上げ下げを行う。


【結果と考察】
動作開始時痛の痛みは軽減され、回旋の可動域制限も大部分改善される。

今回の治療である程度の症状の改善は見られたが、前回も同じような所を痛めた経験があり、再発を防止していくためにも局所に捕らわれず全身の歪みを整えていくことと、患者さん自身の体が今どうなっているのか情報をしっかりと共有していかなければ行けないと考えます。
--------------------------

視診と触診、動診(動作観察)の結果から、治療部位を見極めていった症例報告でした。
評価も漫然とするのではなく、しっかりと目的を持っていたからこそできたことですね。

受傷機転は明らかなケースですが、繰り返している経験があるために動作の確認や日々の姿勢や動作を確認していくと、「なぜ左背部に痛みが出るのか?」を考えられるようになると、またアプローチの幅が広がりそうですね。


また来週も認定インストラクターの症例報告をさせていただきます。
明日からもがんばっていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

◆セラピストスキルアップ実践会のセミナー情報は以下からチェック!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://goo.gl/pHJngS

◆認定インストラクターによる症例報告は以下からチェック!!(毎週日曜更新)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://bit.ly/2OXOGDb

◆セラピストスキルアップ実践会のブログ更新情報はコチラから
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓




◆こっそりやっている…宮森個人のLINE@はコチラ
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
友だち追加

セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地