2019-03-31

今までありがとうございました

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

さて、本日はこれが毎日更新では最後のブログになります。

セラピストスキルアップ実践会の講師として2015年8月31日からブログを更新してきました。
アメブロの方ではすべての記事を読んでいただけます。
セミナー講師をしてきた関係から記事更新を続けてきましたが、2019年4月を最後に当会の継続なセミナーが終了するにあたり、記事更新をする目的がなくなったのが正直なところです(私以外の講師はもう長らくブログを書いていませんしね)。

他にも理由はあります。
○読んでいる人がそもそも少ない
○大して反響がある訳でもない
○私も他にやりたいことがある
○私よりも有益なことを発信している人が大勢いる
○私の持っている情報を言葉だけで伝えられる量に限界がある
当然のことながら私も1日が24時間なので時間の有効利用をしたいのです。
これまで何かに駆り立てられるように更新してきましたが、誰に何を求められているかもわからない記事を更新するのは虚しい気持ちもあり、そういった精神衛生上、良くないことや意味のないことはしないようにしました。

そもそも聞かれれば答えるタイプで、自分から発信はしないタイプなんですよね、私(笑)。
直接お会いした方はお分かりになると思いますが、私は基本的に自分から話しかけませんし、懇親会に行っても相当酔っぱらわなければひと言も話さないで時間を過ごすこともあります(最近はお酒も飲まなくなってきました)。

あと「楽しみにしてました」とか「モチベーション維持に役立ってました」なんてありがたいご連絡もいただけたのですが、久々に辛辣な言い方をすれば別に誰かを楽しませようとかモチベーションを上げさせるために書いていたわけじゃないんです。
娯楽なんてこの世の中くさるほどありますし、モチベーションを上げたいだけならば自己啓発系の本とか経営系の本を読み漁れば嫌でも上がりますのでそちらで代用してください。

それから私は5月以降に大阪でスクールをやりますが、そういった小さなコミュニティでダイレクトに反応のある方、明らかに私を必要としてくださっている方に対して自分の哲学や臨床経験を発信していく方が絶対数が少なくても絶対的に有益だろうと考えるようになりました。
私の持っている情報と知識、智慧なんてクソみたいなものですが、そんな私の持っているものでさえ発信し続けて、実際に私の目の前にいらしてもらっていても100%吸収している人はこの3年7カ月で1人もいませんでした。
私の伝え方にも問題があるとは思いますが、半年経っても1年以上経っても同じような質問をする方をみると悲しくなるあたり、私もまだまだ人間性が足りないな、と思う次第です。

とは言え、書いた記事を全削除するのはもったいないですし、私の担当するメルマガの内容や当会のインストラクターの症例報告などは更新するつもりなので、このブログ自体は残ります。
あとは趣味で始めたLINE@は思い出したように数か月に1回の更新するのですが、これも小さなコミュニティとして機能しそうなので興味のある方はご登録ください。
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あとFacebook内でめっちゃ個人的な誰の得にもならないつぶやきを投稿する「宮森のつぶやき」というページもあるので興味のある方は覗いてみてください。

(最近は乃木坂46に関するつぶやきがおおいです)

ということで、3月ですし毎日更新から私も卒業します!

3年と7か月もの間、お付き合いいただき、本当にありがとうございました。
それでは、また会う日まで(たぶん火曜日)。

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宮森大地

2019-03-30

なんでこれが載ってない本が多いのだろう?-筋の弛緩について-

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本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

3月も終わりに近づいておりますね。
少々スッキリした心持ちです(詳細は明日)。

さて、本日は「なんでこれが載ってない本が多いのだろう?-筋の弛緩について-」というお話。

生理学の本を読むと、筋収縮のメカニズムって必ず載っています。
知識のある方は上の図をみるだけでお分かりになると思いますが
1.神経の興奮が筋の細胞膜に伝わる
2.活動電位が筋小胞体に伝わる
3.筋小胞体のカルシウムチャネルが開いてカルシウムイオンが放出される
4.カルシウムイオンがトロポニンに結合する
5.ミオシンとアクチンが結合し、ミオシンがアクチンを引き寄せる
と、大ざっぱにはこんな感じですよね。

「なるほど、筋収縮にはカルシウムが必要なんだね!」ということがわかるのですが、収縮しっぱなしって良くないわけです。
臨床で良くあるのが筋攣縮と言われるもの。

要は「先生!足が攣りましたー!」っていう、こむら返りのアレ。
実際には筋だけじゃなくて、大脳の活動レベルとかいろいろあるのでしょうけど筋弛緩のメカニズムって意外と載っていない生理学の本がおおいんです(本当の弛緩って覚醒レベルにも影響されるので、筋収縮の程度を弱めるって捉えた方が良いのでしょうか)。

ところで人体においてミネラルはペアになっていることが多いです。
ナトリウムとカリウムは生理学の基本ですし、亜鉛と銅もペアになっています。
「じゃあカルシウムは?」っていうと、マグネシウムなんですね。

筋収縮が生じた後、筋細胞内で増えたカルシウムを回収しないといけません(カルシウムポンプ)。
その際に使われるのがマグネシウムです。
繰り返しになりますが、意外とこれって生理学の本に書かれていないことも多く、栄養学や生化学、運動生理学の本に書かれていることが多いです。

あと筋収縮の際はカルシウムチャネルなので、活動電位が生じてしまいさえすれば、濃度勾配に従ってカルシウムイオンが放出されるのでエネルギー(ATP)は消費しません(活動電位が生じる時点で消費してはいるんですが)。
筋が弛緩する際はカルシウムポンプなので、濃度勾配に逆らってカルシウムとマグネシウムを交換するこのポンプが働くためにはエネルギー(ATP)を使います。
どちらにしてもATPは使用されるわけですが、要は筋が攣るという状態1つを取ってみても、筋への血液の供給と排出の問題や栄養状態の問題も考えられるってことです。
栄養状態を整えると生理痛が解消するのも、子宮平滑筋の収縮状態が変わるからかもしれません。

そういえば便秘薬で酸化マグネシウムが使われますね。

(依存性の高いアントラキノン系下剤を使う前に試したいところ)
マグネシウムは体内で吸収されにくく、水を集めやすい物質に変化し、水分を集めて便を軟らかくする作用があります。
そうして腸の内容物が水分で膨張することで腸管を刺激して排便が促されやすくなるという作用もあります。
なので、大量に摂ると下痢する人もあらわれます(オススメするなら下痢or便秘の原因を突き止めてからが良いでしょう)。

こんな感じで身近なことを身近なものでお伝えすると食事の大切さを理解していくれる方も多いように思います。
何かの参考にしていただければ幸いです。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また明日。

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宮森大地

【症例報告】動診時の評価で考えていることとは?<認定インストラクター シマムー>

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本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
毎週土曜日は当会の認定インストラクターによる症例報告をお送りいたします。

さて、本日はシマムーによる症例報告と評価・治療のポイントです。
「動診時の評価で考えていることとは?」です。

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<症例紹介>
・50代男性
・大工
・主訴
「ベッドから真っ直ぐに上体を起こす際に、右腰(PSIS)に痛みを感じる」
「長時間車を運転すると必ず腰が痛くなる」

<評価とアプローチ>
・姿勢観察
座位や立位時の重心が右に寄っている
頭が少し前に突き出て、上部胸椎が屈曲位、骨盤後傾位のスウェイバック姿勢が気になる。
体幹屈曲、伸展、側屈、回旋方向の重心移動は、概ね良好。
伸展時にも起き上がる際と同じ部位に痛みあり。脊柱伸展時の可動性も胸椎が硬く、腰椎が過剰に動いている印象。

・起き上がり動作評価
頸部から肩甲骨が浮いてきたあたりから、骨盤固定出来ず腰椎伸展の代償あり。
両手を前方から介助しながら、起き上がり動作をすると腰椎伸展が強まらずに骨盤固定されて痛み消失。
このことから、腹斜筋や臀筋の筋力低下により骨盤、腰椎の安定性がなくなり過度の伸展モーメント発生、椎体に剪断力かかり腰痛発生していると考える。
また、腹横筋や腹斜筋の筋力低下により、腹腔内圧低下により脊柱の伸展モーメント得られず、長時間座位でも腰椎への負担増にて腰椎発生していると考察。
仰向けで両下肢股関節、膝関節屈曲90度で空間保持を試みると、やはり腰椎伸展の代償あり。
膝倒しにて、腹斜筋の筋促通と脊柱に対する骨盤固定と腰椎の安定化を図る。

・胸椎評価とアプローチ
脊柱伸展時の痛みに対して、肩甲骨下制、内転位を介助しながら、胸椎伸展を誘導すると、痛み消失。
胸椎の可動域低下が腰椎への負担を増やしていると考察。
Kポジションにて、肩甲骨の下制、内転を促通し胸椎伸展及び回旋の可動制向上を狙う。

<結果>
施術後は、起き上がり時の痛み消失したため、脊柱と骨盤の正しい使い方を動作指導する。また、自主トレとして腹圧を高めるエクササイズを伝える。

<感想>
基本操法による施術をする際には、連動にフォーカスしていました。
最近では、動診による動作エラーを考えていく中で、以下の6つの視点も意識してみると、考察の幅が広がり、操体法の効果も高まると感じました。

①定位置(関節が本来あるべき位置に収まっているか)
②筋力(主動作筋の筋力が足りているのか)
③可動域(可動域に問題がないか)
④筋持久力(日常生活で反復しても毎回同じパフォーマンスが保てるか)
⑤連動
⑥コントロール(自分の体を思った通り動かせるか)

今回の症例は、②と③に着目しました。
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<宮森のコメント>
理学療法士らしい、評価-考察-アプローチがつながった症例報告でした。
また、今回挙げてくれた6つの視点も評価に加えていただけると、確かに臨床の幅は広がると思います。

また来週も認定インストラクターの症例報告をさせていただきます。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また明日。

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宮森大地

2019-03-29

ベジタリアンから一転!たんぱく質をしっかり摂ろう

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本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

最近、深夜0時を過ぎると急激に睡魔に襲われます。
直前まで元気でも急にです。
新手の呪いでしょうか。

さて、呪いにかけられた疑いのある本日は「ベジタリアンから一転!たんぱく質をしっかり摂ろう」というお話。

(ベジタリアンがたんぱく質を摂ってないわけじゃないんですが…)
以前までは特定の食事法に盲目的になって実践していましたが、いろいろと栄養学を勉強して実践もするようになってきました。
何を信頼すべきかどうかも考えなければいけませんが、その中で「圧倒的に栄養素が足りてない人が多いのではないか?」と考えるようになりました。
「その中でも特に足りないのはたんぱく質じゃない?」ってことでたんぱく質についてお客さんにお伝えするための簡単な資料を作ったのですが、それをちょっと抜粋して記事にしました(そう、宮森にはもうブログを書く気力がないのだ!)

【たんぱく質ってなに?】
ヒトが生きていくために必要な三大栄養素として、炭水化物、たんぱく質、脂質があります。
たんぱく質は英語でProteinですが、 これはギリシャ語のProteus(もっとも大切なもの)が語源となっています。
三大栄養素の中で炭水化物と脂肪はどちらも炭素(C)と水素(H)、酸素(O)を材料として作られています。
たんぱく質はこれらに加えて窒素(N)が加わります。
中には硫黄(S)があるものもあります。
構造が複雑な分、さまざまな働きをすることは何となくお分かりいただけると思います。

【体の中のたんぱく質と働き】

たんぱく質は体の中でどのような部位にあり、どんな働きをするのでしょうか?
1番イメージしやすいのは筋肉でしょうか。
体を動かすには必須ですが、腕や足にある筋肉(骨格筋)だけでなく、内臓も筋肉(平滑筋)でできています(収縮たんぱく質)
次に輸送たんぱく質というものがあります。
これは赤血球に含まれるヘモグロビンが代表です。
そして構造タンパク質
これは体の中で最も多く存在するタンパク質で、その代表がコラーゲンですが、これは皮膚や髪、骨などの材料になります。
他にも消化酵素などの酵素もたんぱく質ですし、たんぱく質からできているホルモンもあります。
また、免疫細胞も生体防御たんぱく質です。
これらのことからも、生命活動を営むために必須の栄養素であることはお分かりいただけたと思います。

【1日にやりとりされるたんぱく質の量とは】

(これを覚えられる日はくるのだろうか…)
実際の生体でやりとり(代謝)されるたんぱく質の量を考えるのは、個人個人の状態や活動量によって左右されるため難しいのですが、成人男性の場合、1日に250g近くのたんぱく質が、体内で分解(異化)されるとされています。
分解されたたんぱく質のうち、再利用されるのが70~80%だとされています。
分解されたたんぱく質の80%が再利用されると仮定するならば、250g中の200 gは再利用されるわけですから、残りの50gを補えば良いという計算になります。

しかしこれは、炭水化物や脂質でエネルギー源が補給されている場合です。
それが叶わない場合は、たんぱく質もエネルギー源として消費されるため、1日に摂取すべきたんぱく質の量は増えます。
文献によりまちまちですが、体を維持するために必要なたんぱく質は体重1kgあたり0.8~1.2gとされています。
しかし、ストレスが強くかかる人・激しいトレーニングをする人・成長期のお子さんなどはそれだけたんぱく質の必要量が増すので体重1kgあたり1.5~2g以上が必要とされています。
※ちなみに卵1個でたんぱく質は約6gとされています…。

たんぱく質の重要性を理解できても、今まで摂っていなかった方は消化酵素が不十分で消化不良になりかねませんので、少しずつ増やすことをオススメします。
また、理想的なアミノ酸のバランスを考えた場合、プロテインスコアを参考にされることも重ねてオススメいたします(改定されていったアミノ酸スコアなどは政治的な関与が疑わしいので無視したいところ)。

【たんぱく質を摂取する際の注意点】
現代の食品は添加物の問題などから毒性が強いことが言われています。
たんぱく質も例外ではなく、こういった毒性をなるべく排除するためには、よく噛んで消化液を出す、茹でた時のアクや煮汁は捨てる、肉についている脂身(毒が溜まりやすい部位)は捨てる、ビタミン・ミネラルや食物繊維を積極的に摂るなどをすることで解毒を促すことができます。

また、もう1つの注意点としてアレルギーをはじめとした不調の原因になるのがたんぱく質だということです。
プロテニスプレーヤーのジョコビッチ選手の影響で「グルテンフリー」という言葉も聞いたことがあるかもしれませんが、グルテンとは小麦に含まれるたんぱく質です。
日本において3大アレルゲン(アレルギーを誘発する可能性のある食品)というと、とくに乳幼児期には卵・牛乳・小麦です。学童期以降になると甲殻類や果物類も加わってきます。
反応が出てしまっている場合には避けることが必要です。
個人的な体験としては、私は小麦と牛乳(乳製品)を避けるようにしてから、お腹の調子や肌の調子が整いやすくなりました。

少々簡単すぎるまとめではありますが、何かの参考にしていただければ幸いです。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また明日。

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宮森大地

2019-03-28

ストレッチは果たして効果があるのか?

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

スギ花粉からヒノキ花粉の時期に変わってきた模様ですね。
私は例年より楽ではあります。
いろいろやってみるものですね。

さて、本日は「ストレッチは果たして効果があるのか?」というお話。

臨床においても体が“硬い”方にはよく出会います。
この“硬い”にはいろいろな種類がありますね。
で言えば短縮硬結滑走不全などが挙げられます。
もちろん、皮膚や関節包、筋膜レベルでの組織学的な変化はあり得る話です。
また、“硬さ”はその時の患者さんの心理的な状態(大脳の活動状態)やボディイメージにも影響されます。
これは組織学的なものというよりは、筋緊張と言った方が良いでしょう(恥ずかしながら筋緊張がいまだによくわかりません)。

世間一般的には体が“硬い”と言うと、“筋肉が短くなっている”と捉えることが多いようです。
いわゆる筋短縮ですね。
触って筋肉が“硬い”と“こってるね”と捉えることが多いようです。
いわゆる筋硬結ですね。
実際に触れてみて筋肉がやわらかくても、可動域制限が見られることはよくあるのですがその場合は“???”となるようです。
これはおそらく筋緊張の問題(大脳の活動レベルやボディイメージを含んだもの)と捉えられます。
ただ、これらのことはどうでも良くて、“硬い・動かないのならストレッチしよう”が世間一般で言われていることのように思います(あとはほぐすとか)。

実際にストレッチの効果として即時的なものは粘弾性の変化、結合組織の伸長、伸張反射による神経筋の活動性の変化、長期的に見てサルコメアの増加が挙げられています。
ただ研究によっては即時的な効果はあるものの、それは一時的なものであり、伸張反射による影響は実は少ないのではか?という研究結果もあるようです。
また、サルコメアの増加を確認できた実験もない、とのこと。
ただ、実際にストレッチを続けていくと体が“柔らかくなる”人は多いです。

なぜ?

その前に、沖田実先生が編集された関節可動域制限という書籍の中では動物実験によるデータが豊富に掲載されています。
関節をさまざまな状態で“不動状態”にしたラットの筋、筋膜、靭帯、関節包などを顕微鏡で観察し、サルコメアの破綻やコラーゲン線維の走行のズレを確認し、ストレッチによる変化を組織学的に調べたものが載っています。
それによれば、確かにストレッチによって組織学的な変化は起きるのですが、動物実験ということと、関節を“不動状態”にしているという点で臨床には直結しにくいかも?と私は思います。
表現は適切ではないかもしれませんが、いわゆる寝たきり状態の方ならばそれに近しい状態かもしれません。
しかし、運動習慣が減っていると言われている現代人と言えど、1日に数千歩は歩くような人の筋・筋膜や靭帯がサルコメアの短縮や破綻、コラーゲン線維の走行のズレが生じるか?というと疑問が残る気がします(これは思いっきり主観です)。

実際、強い炎症が起きた後は、その組織が瘢痕化してしまうので組織学的に“硬く”なることは理解できます。
手術での侵襲部位はまさにその例で、人によっては皮膚がミミズ腫れと言われるような状態になります。
中身を見たことはありませんが、凍結肩のような肩関節に強い炎症が起きたのであろう肩は関節包レベルでの制限が感じられ、可動域の再獲得にも長い時間を要します。
とは言え、こういった術創部や強い炎症が起きたであろう関節でも、可動域が回復してくるのですが、ご自宅で過ごされている方が本当に組織が伸長されるだけのストレッチを毎日やっているか?と考えるとそれもまた疑問です。
整形外科などでの運動療法は1単位20分ですし、週に数回やったとしても大した時間ではないでしょう。
そう考えると、組織の伸張性を再獲得するためにはそこまで強い・長い刺激も要らないのではないか?と思うのと同時に、また別の作用機序があるのであろうと考えられるわけです。

さらに固定が続いた組織の周辺の血管の伸張性がなくなることも確認されています。
これは組織学的にも明らかに変化があることは確かで、伸張刺激を繰り返して加えていくと血管も組織学的な変化が起きることも確認されています。
なので、ストレッチは血管からみても良いことは確かですが、十分な伸張性が獲得されていない関節を無理やりに動かすことは、筋や関節包などだけでなく、血管の損傷も誘発しかねないことを念頭に置かないと、アプローチを間違ってしまいかねません。

また、最近何かと話題の筋膜も60kg以上の力が加わらないと伸長されないようです。
損傷が起こらないように伸ばすのには、1時間以上は筋膜に対して伸長刺激を入れ続けないといけないのだとか。
足底筋膜や大腿筋膜のようなより硬い筋膜では852kgの垂直荷重と424kgの接線力が必要なのだとか。
筋膜リリースという手技も、なんだか怪しく感じますよね(無論、これは生体ではなく検体での研究結果でしょう)。
それに筋膜が伸びるということは結合組織が伸びるということですから、早い話が結合組織の損傷になりかねませんよね。

いろいろ書いてしまいましたが、じゃあストレッチとは何なんだ?と。

ストレッチによって生じる可動域の変化は主に感覚の変化によるものではないか?とも言われています。
もちろん、即時的には粘弾性の変化があることは確かでしょうし、体を動かすことで微小循環の変化もあり、これらも感覚の変化を起こすことが考えられます。
とは言え、臨床的な変化を観察すれば、エビデンスはないにしても組織学的な変化はあるのであろうとは思いますが、体を動かすことでボディイメージやボディスキーマが更新されていくことによる変化も十分にあり得ます。

で、何が言いたいの?となると、要は内観が大事なのでは?ということです。

忙しく集中力のない現代人は何かと“ながら”でやりがちですが、自分の体の感覚を磨くためにはその瞬間の体の変化に集中することは求められるように思います。
これもまたエビデンスはないですが、臨床的な経験からすれば、不動が続いた結果、可動域制限が生じた場合でも限りは“硬い”部位を長時間(30分とか60分とか)伸張し続ける必要もない気がするのです。

長々と書いて結局は内観かよ、と思われたかもしれませんが、ストレッチ1つをとってもその作用機序を考えると実践方法が変わってきます。
患者さんやクライアントさんになにかを指導する際には、伝え方の参考になるかと思います。

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2019-03-27

体験してわかったベジタリアンの利点と欠点

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久々にお酒を飲みましたが、愚痴臭くなくなりました。
いい人に囲まれるといい人になるんですね。
環境がとても大事ですね。

さて、本日は「体験してわかったベジタリアンの利点と欠点」というお話。
※食に関してはいろいろな考え方がありますので、あくまで一個人の意見・体験談としてお読みください。

(ちなみにVegetarianismは野菜のVegetableだけが語源なのではなく、ラテン語のVegetus“活気のある、生命力にあふれた”も語源のひとつです)
ベジタリアンと言ってもいろいろなタイプがあります。
○ビーガン(植物性食品のみを食べる)
○ラクト・ベジタリアン(植物性食品と乳製品は食べる)
○ラクト・オボ・ベジタリアン(植物性食品と乳製品、卵は食べる)
○ペスコ・ベジタリアン(植物性食品と魚、卵、乳製品は食べる)

この中では私はペスコ・ベジタリアンを20代半ばくらいから2~3年やってました(マクロビオティックに近い感じです)。
菜食主義は世界の食糧問題を考えてもやさしいですし、ビタミン・ミネラルを摂取できるので解毒が進みます。
事実、私の場合は菜食に切り替えてからアトピーや花粉症がかなり楽になりましたし、肌も綺麗になりました。
便秘気味だったんですが、排泄も異様な量が出るようになっていました。
あとは良いことしている気分に浸れるので、そんな気分を味わいたい方にもオススメです(笑)
ただ、私の場合はマク○ナルドやケン○ッキーを見るたびに嫌悪感を覚えるほどに肉食に対して否定的になり、元々社会不適合者だったのにより円滑な社会生活を送れなくなるほどにまで人格破綻をきたしたので、ほどほどにされると良いと思います。

ただ、不足する栄養素がたくさんあることは事実です。

(同一人物です。クリスチャン・ベール、すげー)
ベジタリアンではビタミンB12やビタミンD、オメガ3脂肪酸や飽和脂肪酸の摂取が少なくなりやすいです。
例えば、悪性貧血、学習能力や視力低下、脳出血のリスクなどが高くなることが考えられています。
あと個人的な体験で言えば、とにかく冷えます。
そして風邪をひくと1か月以上治らないことも頻繁にありました。
私の場合は玄米を主食にして他にほぼ何も食べないで毎日10km近く走っていたこともあって、明らかな栄養不足状態でした。

今はたんぱく質を中心にメガビタミン主義をとっているのですが、先日免許の更新があり、写真を見比べてみると一目瞭然でした。

左から20代前半(デブ)、20代半ば(ガリ)、31歳(並)です。
写真を撮っている環境も差があるのですが、個人的に見てみると今が一番健康的で若く見えるように思います。

もちろん、ベジタリアンとは逆の肉食は添加物などの毒性、ミネラルの不足などの問題もあります(植物でも同様かもしれませんが)。
私も極端な肉食に切り替えた時は、圧倒的なたんぱく質不足で消化能力が間に合わないで体調を崩したり、腸内環境が悪化してアトピーの悪化があったりもしました。
そのため、ベジファーストなどを実践して血糖値の問題や腸内環境を考えつつ、徐々にたんぱく質を増やして、ビタミン摂取をしたところ、割と体調が整ってきました。
あと、風邪をひいても治りが明らかに早くなりましたし、冷えもなくなりました。

体の作りと仕組みは基本的に一緒ですが、それでも個人差はあります。
実際、食事に関しての研究結果は相反するものもたくさんあって、条件次第で結果も変わると思います。
結局は実践をしていかないと分からないのですが、私の体験談も何かの参考にしていただければ幸いです。

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2019-03-26

腕の良すぎる治療家の犯した罪

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本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

観たい映画が多すぎて困っています。
1日で良いから朝から晩まで映画館にいる日を作ってみたいです…。

さて、本日は「腕の良すぎる治療家の犯した罪」というお話。

(セクハラとか、そういった罪ではないのでご安心ください
先日、本当にどうにもできなかった患者さんがきました。
これは私の治療技術の低さが何よりの原因なのですが、その方の歴史を振り返ると、とても悲しい気持ちになりました。

この患者さんは中年の男性でした。
若い頃からギックリ腰などを繰り返していて、その度にさまざまな治療院を巡っていたそうです。
それも県内だけでなく、奥さんに車を運転してもらって県外の治療院まで。
30代の頃、自宅から車で3時間以上かかる治療院で受けた施術がかなり良かったらしく、ギックリ腰を繰り返す度にそこに通っていたそうです。

年に数回あるギックリ腰の度にそこに行き、良くなっては元通りの生活。
聞けば夜遅くまで飲み歩くことも多く、運動もろくにしたことがない、仕事もデスクワーク+営業で車の運転で座りっぱなし…絵に描いたような現代人の不健康生活でした。
ただ、本人はそれでも「悪くなったらまたあそこに行けば良いんだ」とその治療院に絶大な信頼を置いて自身の生活を振り返ることもなかったそうです。
しかし、半年前にギックリ腰をお越し、またその治療院に行った際、いつもは1度でスッキリ痛みが消失したのに全く変わらなかったそうです。
そこでこんな会話があったそうです。

「先生、今回は何で良くならないんですか」
『私はいつも通りやりましたし、これ以上できることはありません。徐々に回復しますので安静にしてくだされば大丈夫ですよ』
しかし、それから1週間過ぎても2週間過ぎても一向に良くならない…業を煮やしたこの方は再度3時間以上かけて同じ治療院さんへ。
『私に出来ることはありません。安静にして下さい』
結果、その後その方はいろいろな治療院を巡り、私のところにもたどり着いたようです。
「今まで一発改善と書かれているところに行ったし、自信のある先生にもかかったが良くならなかった…」と口にしていました。

こうなるともう不信感しかないわけです。

正直、もう治療家に対して不信感しかない人をどうにかするだけの技術は私にはありません。
傍から見れば姿勢にも歩行にも変化があり、奥さんも「姿勢が良くなってるわ!」と感動されていたのですが、ご本人は「痛みは取れてない…」と結果には満足できなかったため、次回予約はされませんでした。

私も私の治療技術のなさを棚に上げてしまいますが…治療技術が高すぎて日常生活のアドバイスをしなかったり、ムダにできもしない一発改善を掲げたりとか、正直やめてほしいです。
治療技術が高くても、その人が自分の生活を振り返ったり、健康に対して真摯に向き合わなかったりすれば、それは意味がないと私は思うのです(これは本当に主観ですが)。

ひとりひとりの健康の在り方も、治療家としての在り方もそれぞれだと思うのですが、私たちの存在意義って患者さんを健康に導くことだと思うのです。
そのひとつの方法が技術であって、日常生活のアドバイスや気付いてもらうことも重要だと思うのです。
実際、今回の方が長年信頼を置いていた治療院では、日常生活のアドバイスなどは全くなく、治療のみで終わっていたそうです。
その治療院で少しでも自分の生活を見直す機会があったら…と思うと、悲しい気持ちになりました。

私も反省すべきところは多々ありますが、こういう不幸な人ってほかにもいるのであろうと思います。
私もまた違うアクションを起こさねば、と考えさせられました。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また明日。

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宮森大地

2019-03-25

【教えてください】なんで今の仕事をやっているんですか?

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

昨日の大阪セミナーでは修了される方が多くいらっしゃいました。
3月ですし、卒業って感じでしたね。
私も今月末でブログ卒業することにしましたので、いろいろ清算って感じにしていきます(言葉は悪いですが)。

さて、本日は質問なのですが「なんで今の仕事をやっているんですか?」というお話。

これは先日のセミナーで講師の七戸と私で参加者さんにした質問でした。
参加者さんのクライアントさんで痛みでお悩みの方がいらしたのですが、その痛みの解釈について答えているうちになぜかこのようなお話になりました(笑)
ただ、この質問にスパッと答えられる人って実は少ないように思います。
どうでしょうか…これをお読みのあなたはすぐに答えられますか?

なぜこの話題になったかというと、これは今の仕事に就いている自分の在り方を明確にするためです。
在り方とは存在意義だとか、自分が何者かだとか、生きる意味という言葉で表現できると思います。
「それの何が大事なの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、めっちゃ大事なワケです。

なぜか?
1.自分の在り方が分かれば、相手にどうなってほしいかがわかります ※この順序は逆でも良い
2.そのために今の自分に必要なものがわかる(知識?技術?スキル?人間性?etc...)
3.必要なものをどうやって使って相手に還元していくかの考えることができる
この一連の流れができるためです。

参考までに私の考えをお伝えするならば
1.私は治療家として患者さんに生き方を伝えられる治療家で在りたい
2.私は患者さんに最期の時まで自分の意志と足で生きていてほしい
3.そのために施術だけでなく栄養学など、患者さんが自己管理ができるだけの知識を提供できるようなものが必要
4.施術で信頼を得て、その人に必要な知識と方法論を提案していく
と、こういう風になります(七戸はまた違いました)

こういう自分なりの在り方がないと、興味があっちへこっちへ行って軸が定まらないんです。
そういう人がセミナージプシーになったりするんだな、と講師経験を得て学びました。
ちなみにこの1~4を参加者さんには発表してもらいましたが、結構頭をフルに使って良いことおっしゃってました(さぁその中の何人が自分で言ったことを意識して日々を生きているかな?)

(1+1=2って誰が決めたんだろうね、なんで円って数字で表せられないんだろうね、なんて会話をしてました。カオス!)
何だか日々張りがなかったり、フワフワしていたりする方は一度しっかり考えてみてもいいかもしれません。
人生は短いです。

このまま生きていったら、そのままの人生ですよ。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また明日。

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宮森大地

2019-03-24

下肢の引きちぎられるような痛みの原因は腹部にあった?

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

少し冷え込んでいますが、それでも空の色は春っぽいですね。
私の好きな和装の上着でギラギラした服があるのですが、本日でまた次の冬まで出番はなさそうです。
クリーニングに出して、新鮮な気持ちで冬に着ることを楽しみにしようと思っています。

さて、本日は「下肢の引きちぎられるような痛みの原因は腹部にあった?」というお話。

先日「ずーっと太ももに痛みがあるんです…」という方がいらっしゃいました。
痛みの部位は縫工筋の走行に似ていて、大腿の上前外側から下内方にかけてあるようでした。
しかし、動作で痛みが増減するわけでもなく、縫工筋の触診・押圧をしても変化がありませんでした。
そして、常に痛みがあるということでした(すこし心理的な影響もあるように感じました)。

動作や筋の押圧でも変わらない…しかし、痛みは常にある。
神経か?ということで、すこし解剖の本を見直してみました。
最初に皮膚分節や皮神経を確認してみました。

大腿前面ですから、大腿神経大腿外側皮神経があやしいですね。
分節レベルでいうとL2~L4ですね。

では、実際の神経の走行はというと…

大腿神経は鼠径部の中央よりやや外側から内下方に向けて走行しています。
また、前から見ると大腰筋と腸骨筋の間を通って鼠径部から大腿に走行しているんですね(大腿外側皮神経も同様です)。

詳細は差し控えますが、この方、鼠径部に術創部があります。
触診したところ、大腰筋-腸骨筋の間やその周辺の上行結腸や小腸、腹膜の滑走が悪い印象がありました。
実際、大腰筋-腸骨筋の間に押圧を加えると、大腿外側皮神経の支配領域にシビレが出るようでした。
術後から数年経過しており、組織の治癒は問題ないかと思いますが、外科的な手術をすることにより周辺組織が炎症後の瘢痕化によって癒着している可能性は考えられました。
また、術創部などで周辺組織が硬くなり、神経が牽引されている可能性も考えました。

術創部の癒着をはがし、血流の改善を目標に自主トレなどを指導していると「あれ、すこし痛みが楽かも…」という声をいただくことができました。
まだまだ経過観察中ではありますが、局所的な観察はやはり臨床につながりやすいと思います。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また明日。

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2019-03-23

【症例報告】踵突き出しによる不良姿勢改善、腰痛改善報告<認定インストラクター KAITO>

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
毎週土曜日は当会の認定インストラクターによる症例報告をお送りいたします。

さて、本日はKAITOによる症例報告。
「踵突き出しによる不良姿勢改善、腰痛改善報告」です。

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≪基本情報≫
・60代 演歌歌手
・主訴 長時間の立位で腰が痛い

≪姿勢観察≫
・重心が前方偏移している
→足尖部優位に荷重されており、下腿後面過緊張。踵骨で荷重できていないため、中枢部の筋出力が乏しい。
→一見、背筋は伸びているが、前足部荷重によって、体幹を伸展させるため、腰椎過前弯となり、腰痛を生じている様子。

≪アプローチ≫
踵突き出しにより、重心位置を患者さんにフィードバック。
内外果より軽度足尖部よりに、股関節〜骨盤に向けて圧を高めていく。

≪結果≫
前足部への荷重が軽減し、踵骨での荷重の再獲得ができた。
腰椎の過前弯も軽減し、
「立っていてもすごく楽な感じがある」と満足された様子。

≪考察、セルフケア≫
症例の足底部を観察すると、踵部周囲は極度の乾燥肌であり、感覚入力がやや乏しくなっているのでは?と考えた。
こまめな水分摂取と、足裏の保湿をセルフケアとしてお伝えした。
--------------------------

<宮森のコメント>
あくまで参考までにですが、乾燥肌によって感覚入力が乏しくなっているのであれば、皮膚に必要な栄養素を水分以外に摂り入れる必要もあります。
必要なのはタンパク質、ビタミンA、B6、C、セレン、鉄、亜鉛が必要です。
状態によってはビタミンEやオメガ3脂肪酸なども必要でしょう。
また、栄養を摂り入れた上で、それが届けられるような姿勢などを考えると良いかもしれません。

また来週も認定インストラクターの症例報告をさせていただきます。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また明日。

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患者さんが爆睡してしまうんです…

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本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

何だか本日と明日は寒いみたいですね。
服装も温かくして体調にお気を付けください。

さて、本日は「患者さんが爆睡してしまうんです…」というお話。

「患者さんが寝てしまったとき、どんな風にして起こしたらいいですか?」という質問をいただきました。
いや、知らんがなと言いたいところなのですが、ブログのネタもないのでお答えしていきます。

自分が寝ている時の起こされ方がどんなのが良いのかを考えればわかるような気もしますが、やはりこれも個人差があると思います。
なので、あくまで主観ですが私の対応は以下の通りです。
STEP1.小声で声かけをして起こすように試みる
STEP2.声のボリュームを徐々に大きくして起こすように試みる
STEP3.軽く体をタップして起こすように試みる
STEP4.体を少し大きくゆすって起こすように試みる
STEP5.起きなかったら圧痛を入れて反応がなかったら救急車を呼ぶ
といった感じでSTEPを踏んで徐々に覚醒を促していきます(最後のは緊急事態なのでやばいですけど)。

そもそも寝ているということは施術が気持ち良かったり、安心感があったりすることが前提だと思います。
良いですよね、信頼されてる感じがして。
この方のご質問に「匂いとかで起こすのもアリですか?」というものがあったのですが、私は香りはそこまで詳しくないので用いません。
アロマの勉強も一時期して何となくアロマの効果効能も知っていますが、好き嫌いの個人差が結構ありますし、その日その日で変わったりしますから。
それに嗅覚は大脳辺縁系にダイレクトに行くので、不用意に嗅覚を刺激して不快な感覚が生まれた時はもったいない気がします(なので、嗅覚を刺激するのならしっかり勉強してからが良いと思われます)。

また、この方のご質問の中で「寝てしまっている間に内臓・頭蓋治療をしても良いですか?」というご質問がありました。

良いんじゃないですか、別に(笑)
せめて声かけくらいはしますが…それって施術の際の常識と言いますか、ハカライなのではと思うのです。
「〇〇していきますね~」とか普段から言いませんか?それと一緒です。
あと今回のご質問をいただいた方のことを知っているので思いっきり私信になりますが、その方にとって内臓・頭蓋治療が必要かどうかも評価しているか?ということです。

ということで、いつも通り相手に気持ち良く施術を受けて良くなっていただく、という原点に返れば自ずと答えは出てくると思います。
何かの参考にしていただければ幸いです。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また明日。

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2019-03-22

結果が出ないのは触れ方?声かけ?テクニック?

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本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

桜が東京では昨日開花したそうですね。
本日は暖かいので開花が進みそうですね。
ただ夜から冷え込むそうです。
体調管理に気をつけていきましょう。

さて、本日は「結果が出ないのは触れ方?声かけ?テクニック?」というお話。

「患者さんの抱える悩みに対して、コチラがこんな操法をしてみたいな…と考えていても、その後の触れ方や声かけ等の所作一つで結果が出なくなってしまいます。万人に通じる触れ方を身に付けるのが奥深くて、そこが面白くはあるのですが難しいなと感じています」というご質問?ご意見?をしただきました。

確かに触れ方や声かけは難しいですね…私もまだまだです。
ただ、触れ方に関しては、実際にお会いしておりませんがスゴイ方が有名な治療家さんたちを指導されているので学ぶ機会はあります(中村光太郎もいまだにその方の下で学び続けている方です)。

ところで、この方のメッセージの中で気になったのが「コチラがこんな操法をしてみたいな…」という部分です。

臨床の場面においてテクニックの選択肢は多数あるわけですし、操体法といってもいろいろな解釈があり、流派とも呼べるものがたくさんあります。
とは言え、本来の操体法における視診・触診・動診(とくに動診)を原理原則に沿って行っていけば、操法は勝手に決まりますし、こちら(治療家・操者)の意志ではなく、患者さんの体が操法を教えてくれるはずです。

確かに触れ方や声かけ、技術が神がかっていればどんな方法でも良くなるはずです(噂で聞いたのは第5腰椎の調整だけですべてを良くする治療家さんもいらっしゃるようです…すげー)。
そこを磨いていくことは治療家として当たり前だとは思いますが、治療法としての操体法の特徴には患者さんの体が操法を選ぶというものがあります。
「〇〇をしてみたい」という想いはあるのかもしれませんが、それは時として治療家・操者のエゴであり、本来の操体法とは異なるものになりかねません。

分からないのだから、患者さんの体に聞く。
この姿勢が何よりの施術を円滑に進めるコツなのかな、と思います。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また明日。

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2019-03-21

施術が決まる時と決まらない時の違い

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

いいアイデアがまとまりそうでまとまりません…。
言語化は割と得意な方だったんですが…。
ちょっともやもやしている今日この頃です。

さて、本日は「施術が決まる時と決まらない時の違い」というお話。

またもや個人のLINE@にてご質問がありました。
「施術が決まる時と決まらない時の自分の心も持ち方が違うようです。どうすれば良いでしょうか?」という内容でした。
どうやらこの方は「これで決める!」と思うと決まり、「この人(患者さん)は合わないなぁ」と思うとのことでした。
確かに、こちらの気持ちは大事に感じます。

個人的なお話ですが、私は最近になってかなりフラットに患者さんに対応できるようになってきました。
誤解を恐れずに言えば、結果が出ようが出まいがどうでもいいという感じです。

これは見放すわけではなく、結果が出るかどうかは治療家の技術ももちろんありますが、患者さんの体の状態も影響するためです。
私の経験上ですが、食事や水分もロクに摂ってなかったり、睡眠が足りなかったりと、体がボロボロの状態でこられてもその日の限界値ってあるように思うのです。
もちろん、その限界値ギリギリまで引き上げるのが治療家の技量だと思うのですが、その見極めにも知識と経験が必要になります。
私は自分の技量をわかっているつもりですし、若い時よりは患者さんの状態を感じられるようになっています。
なので何となく「今日はこれくらいかな…」と言った風に大まかな目標を決めてやっています(もちろん、患者さんの期待は越えるように)。

それから「患者さんと合わないなぁ」と思ってしまっている場合は、次のようなことを考えます。
1.自分は合わないと思っていても、相手は合っていると思っている。
2.そもそも自分に期待してなかったら来ていない。
なんだかんだでリピートしてくれているということは、何かしら期待や好意などを相手は持っていることがほとんどです。
きっとこれをお読みのあなたもマズいと分かっているラーメン屋に2回目は行かないでしょうし、気に入らないカットをされた美容院にも行かないでしょうし、自分の好みの服が売ってない服屋には行かないはずです。

そもそも治療家なんて生き物はお節介で良い人が多くて、逆に良い人じゃないとできない仕事です。
人に好かれる要因を持っているので、気持ちが安定しないなら「大丈夫、この人は俺のこと好きだ!」と自信を持ってください(笑)
あ、間違ってもセクハラとかはダメですよ、結構頻繁に捕まっている人がでてきますが…。
今回のお話も何かの参考にしていていただければ幸いです。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また明日。

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2019-03-20

治療効果を長続きさせる方法

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本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

自分って瞬発力がないなぁ…とつくづく思います。
どうやったらつくんですかね、瞬発力(会話の方)。

さて、本日は「治療効果を長続きさせる方法」というお話。

(余談ですが「長続き」で検索すると「カップル」が関連ワードで出てきます)
思い出したように個人のLINE@で質問を募集するのですが、先日「治療効果を長続きさせる方法は何かありませんか?」というご質問をいただきました。
なので、今回はこのご質問についてネタができたぜラッキー☆という気持ちを隠してお答えしたいと思います。

さて、早速ご質問の答えですが…ケースバイケースだと思います(笑)
というのも、良くなるにも悪くなるにもひとりひとり原因が異なるためです。

つまりは、その人が何で悪くなってしまうか?(症状が戻ってしまうか?)を考えなければいけません。

そのヒントとして操体(法)であれば自己責任(生命活動)と言われるものがあり、それで体が歪むとされていますね。
すなわち息・食・動・想+環境を考えていくことになります。
これを考えていくためには解剖学・生理学・運動学・運動力学・栄養学・生化学・心理学などなどの知識をミックスして患者さんの歴史と現状を捉えていくことが必要になってきます。
また、原因がピックアップできたら、それを患者さんと共有することが重要になります。
もちろん、完璧に分かることも多くはないでしょうから、考えられる対策を1,2つほどピックアップして患者さんにお伝えして、次回に一緒に確認していくスタイルを私はとっています。

なので、常に「なんでこの人は症状が戻ってしまうのか…」という視点を持ち続けることが大事だと思います。

今回のご質問をいただいた方は少なくともその場の施術で症状が改善できているわけですから1.治療家としての腕はあること、2.治療の方向性は間違ってないこと、3.患者さんの中に治るだけの余力があることが分かります。
方向性が間違っていなければ案も出てくると思いますので、患者さんとのコミュニケーションをさらに密にしていければ新たなヒントが得られると思います。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また明日。

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