2019-03-01

痩せたかったら皮膚をつまめ

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

気が付いたら3月になりましたね。
やっぱり2月って早いんですね。
何となく、日々の時間経過の早さに切なさを感じる今日この頃。

さて、本日は「痩せたかったら皮膚をつまめ」というお話。

お腹にお肉が溜まるとついつい摘まんでシブい顔をしてしまう…そんな経験もある方が多いと思います。
そんなアナタに朗報です!
皮膚をつまむだけで、痩せやすくなるんです!(今日のブログ記事は何かの宣伝みたいですね)

そもそもってところで皮膚と筋膜の大まかな構造を見直してみましょう。

〇皮膚
皮膚は身体で最大の器官であり、表皮と真皮からなる。表皮は皮膚の表層をつくる重層扁平上皮で、部位によってその厚さが異なる。表皮 には血管がない。これに対し、真皮は血管に富む結合組織ででき て いる。皮膚は、身体を外界から保護し、体温を保つ役割ももっている。皮膚は、外界からの異物に対して免疫反応を起こす器官でもある。

〇筋膜
筋膜は、器官やさまざまな構造物の間に存在する結合組織で、それらの構造物を支持するとともに、互いを隔て、あるいは連結している。脂肪を含み、器官などが動きやすくするとともに、血管や神経の通路にもなっている。筋膜には、浅筋膜と深筋膜がある。浅筋膜( 皮下組織)は、皮膚の真皮に付着し、その深部に存在する疎性結合組織で、通常、多量の脂肪を含む。浅筋膜の厚さは部位によって異なり、また個人差も大きい。浅筋膜があるために、構造物の上で皮膚が動くことができ、また皮膚の血管や神経の通路にもなる。浅筋膜の脂肪は、エネルギーを貯蔵する役割ももっている。深筋膜の浅層は、器官などの構造物の表面を包む結合組織で、その表層の浅筋膜に続いている。深筋膜の深層は、個々の筋や血管・神経を包む(被覆筋膜)他、筋間中隔となって筋群を隔てる。関節の近傍では、深筋膜が肥厚 して支帯となり、これが腱を固定して、筋が収縮する際に腱が関節から離れないようにしている。さらに、腹腔の壁側筋膜と腹壁の筋の筋膜(横筋筋膜) の間に1層の深筋膜があり、この筋膜を腹膜外筋膜とよぶ。胸部にある類似の筋膜は、胸内筋膜とよぶ。
(以上、グレイ解剖学 原著第3版より引用)

改めて、そもそも「皮膚とは?」「筋膜とは?」という部分に目を向けてみると発見があるワケです。
上の引用した文章では本日取り上げたい部分を赤字にしたのですが、本日の「痩せる」という目的を達成するためには体内における物質の運搬と細胞内での代謝を考えたら血液がしっかり巡ることが重要ですよね。
そう考えましたら、こういった皮膚-筋膜における循環が悪くなるだけでも、いわゆる脂肪燃焼の効率低下が考えられるワケです。

さて、この皮膚-筋膜の循環低下は、これらの組織間の癒着でも生じると思います。
私の学んだ範囲と経験上では、これらの組織の癒着は皮膚から筋膜層に至るケガ(擦過傷とか)、火傷、手術による侵襲は当然として、繰り返し・長時間に及ぶ組織の圧迫でも起こり得ます。
例えば…座る時にあたる殿部や大腿後面、小学生のランドセルの肩ひものあたる部分(肩甲骨上角付近など)、スキニーパンツなどのぴったりした服を着た場合に圧迫を受ける部分などが多いです。

(日本の小学生は小さい頃から肩こりの素因を作らされているのかも…ということで私は置き勉推奨派です。子どももおりませんが)
こういった癒着が生じた部位は、皮膚-筋膜の滑走性が低下しているので、つまむとこれらが上手くはがれなかったり、皮下組織の滑りが感じられなかったり、はがれていく中でかなりの痛みを感じたりします。
私もデスクワークが増えてからお尻がさらに大きくなりましたが、殿部の皮膚と筋膜をつまみ上げていたらお尻の形が変わったり、フラフープでお腹を刺激したら体重はそこまで変わりませんがくびれができやすくなりました(個人の感想なので効果効能を保証するものではありません)。

また、臨床においてはこうした組織間の滑走性の問題は筋出力や関節可動域にも影響が出ることはお分かりいただけると思います。
筋の収縮に伴う組織の滑走がでなければ筋力発揮が十分ではなくなりますし、関節から1番モーメントアームのある組織は皮膚ですので、それらの滑走性が低下していれば十分な制限因子になります。

というわけで、硬そうな部分があったら患者さんに許可を得てからつまんでみてください。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また明日。

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