2019-03-15

膝関節のねじれを良くするためにはこの筋をみよう

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

久々に新しいチラシを作成してみました。
反応はどうなるのか…ドキドキ。

さて、本日は「膝関節のねじれを良くするにはこの筋をみよう」というお話。

昨日、膝関節周囲の痛みを訴える方がいらっしゃいました。
「痛みというか、痺れというか、引きちぎられる感覚が2年もあるんです」とのこと。
感覚は人それぞれなので分かりかねる部分もありましたが、膝関節を観察すると明らかに大腿脛骨関節の外旋が著名でした。

膝関節伸展位では大腿脛骨関節は外旋しているものですが、90°屈曲位では中間位にあるのが生理的なアライメントです。
90°屈曲位で外旋位にある場合、骨自体の変形を除けば回旋筋のアンバランスが考えられますね。
つまり外旋筋が強く内旋筋が弱いことが考えられます。

内旋筋と言えば、鵞足に付着する縫工筋・薄筋・半腱様筋(半膜様筋)ですね。

(GLAY解剖学って鵞足の図がないんですよね…)
この方の立位アライメントをみると、骨盤を患側に側方移動させて、股関節は内転位でした。
と、なりますと外転筋は伸長されて腸脛靭帯がバツバツに張るわけです。

腸脛靭帯は脛骨のガーディ結節に付着しますので、脛骨を外旋させます。
結果、内旋筋(鵞足)が過伸張されれば痛みに発展する可能性があります。
私の経験上、鵞足の中では薄筋に痛みが生じることが多いのですが、上記のアライメントの関係からか、この方は縫工筋に痛みがあるようでした。

実際には膝関節のアライメントを整えることで痛みが軽減できたのですが、この方の場合は股関節の機能もしっかりとみないといけません。
というのも、この方の場合は立位で股関節内転位にあり、外転筋を過伸張で使っているためです。
しっかりと外転筋を求心性に使えないと、腸脛靭帯の張力を適切に使えなくなり、大腿骨頭を臼蓋に押し付けることができません。
この結果、股関節も不安定になって外転筋-腸脛靭帯を伸張位で使うパターンから抜け出せず、いつまでも鵞足に負担をかけ続ける可能性があるのです。
なので、最終的に立位での重心移動やバランス訓練を行って施術を終了としました。

膝関節は下肢の中間関節と捉えることができますので、ねじれをみる時も股関節と足関節はみないといけません。
今回は股関節にフォーカスしてお話をしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また明日。

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