2019-03-16

【症例報告】丸まった腰の腰痛患者の背骨は伸びたがってた<認定インストラクター EBI-CHAN>

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
毎週土曜日は当会の認定インストラクターによる症例報告をお送りいたします。

さて、本日はEBI-CHANによる症例報告。
「丸まった腰の腰痛患者の背骨は伸びたがっていた」です。

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【症例紹介】
46歳女性
パートタイムの事務職

【既往歴】
慢性腰痛
年に何回かギックリ腰をやる

【現病歴】
・日常生活の動きではほぼ問題ない
・長い座位の後、立ち上がる時に腰が伸びない。
・腰に鉄板が入っている感じがするとの事

【視診】
立位では骨盤後傾、頭前方位、左足荷重
座位でも骨盤後傾位

【動診】
前屈 膝は曲がり指も床に届かずかなり固く、動きは慎重
後屈 固さはあるが動きは自然

【触診】
長時間の座位の後が辛くなるとのことで、座位で背骨を触診。
左右にジグザグにずれている感じ

【考察】
姿勢(視診)を踏まえると、丸まりたい(前屈したい)のかと考えたが、動診では立位では伸展の方がスムーズだったのをふまえて操法を選択。

【治療-操体法-】
まずはIポジションを選択。右が楽。
Iポジションのゴールで、前屈みと背骨伸ばす(伸展位)のは、どちらがいい感じかやってもらうと、伸展位が伸びた感じがして気持ちいいとの事。蹴りで伸展。いい感じだが、骨盤が動かない。

左足の内旋入れるが、私の感覚的にも膝止まり。聞いて見るとそんな感じ。仰向けで腸脛はがし。再び内旋。臀部を感じたので伸展位のゴールへ。綺麗に決まる。座位からの立ち上がりも立ちやすいとの事。

これで終わりで良かったかもしれないが、欲が出て、つま先上げ。
1回目は反応薄く、脊柱伸展位のゴールを確認。2回目で脊柱の伸展が入り、気持ちよさを感じ、立ち上がりの動きもさらに楽になり終了。この方は背骨は伸展したいのだと、確認。

仕事中の座位では段々丸まり脚を組んだりしてしまっているとの事。セルフエクササイズはうつ伏せから反り上がる動作を気持ちいい範囲で、とお伝えし、座位の姿勢を見直し終了しました。
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<宮森のコメント>
操体法においては視診にて前屈位であれば「この人の体は前屈したいのかな」と考えます。
しかし、臨床においては視診と動診の結果が逆になることがあります。
その場合は、動診の方を優先して操法を選択していきます。
今回の症例はまさにその例で、姿勢は前屈位でも伸展方向に動いていただいた方が良かった症例でしたね。

また来週も認定インストラクターの症例報告をさせていただきます。
明日からもがんばっていきましょう!

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また明日。

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