2019-01-13

肩関節で必ずみるべき筋

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

昨日、練習していたヨガのポーズが無理やりにですができました。
気が付けば3週間ほどほぼ毎日練習していましたが、できるようになるもんですね。
しっかり精度をあげていきたいと思います。

さて、本日は「肩関節で必ずみるべき筋」というお話。

年末年始の生活リズムの乱れ、そして冬も本番になって腰や肩の症状が悪化する方も見受けられます。
本日は肩についてですが、肩とひと言で言っても幅が広いですよね。
少し“肩”について解剖学の復習をしてみます。

“肩”は肩関節複合体とも言われ、それだけさまざまな関節が関与しています。
解剖学的な関節としては1.肩甲上腕関節(狭義の方関節)、2.胸鎖関節、3.肩鎖関節の3つ。
機能的な関節としては1.肩甲胸郭関節、2.第2肩関節(肩峰下間隙)の2つ。
これら合計5つの関節が協調的に働いて関節運動や動作が遂行されます。

そしてその力源となるのが筋ですが、筋はその付着部によって以下のように分類できます。
1.体幹‐肩甲骨筋群…僧帽筋や菱形筋、前鋸筋など
2.体幹‐上腕筋群…広背筋、大胸筋
3.肩甲骨‐上腕筋群…回旋筋腱板など

ここで、この筋を機能で分類してみると、いろいろと見えてくるものがあります。
例えば、肩甲上腕関節の内旋筋と外旋筋を比べてみましょう(補助筋も含めます)。
◆肩関節内旋筋
大胸筋・広背筋・大円筋・肩甲下筋・三角筋前部(補助)・棘上筋前部(補助)
◆肩関節外旋筋
棘下筋・小円筋・三角筋後部(補助)・棘上筋後部(補助)
単純な数で言っても、内旋筋が強いことがうかがえます。
また、簡単に色分けしてみましたが、外旋筋はすべて肩甲骨から上腕骨に付着します。
筋の強さは生理断面積に比例しますので、筋のサイズを比較しても内旋筋が優位なことは明らかでしょう。
つまり、外旋筋は内旋筋とのバランスを取るために結構な割合で疲労しやすい可能性が高いことが考えられます。

「え?そんな外旋しなくない?」と思っても、肩関節屈曲や外旋時には上腕骨は外旋しますし、肩甲上腕関節の安定化のために地道に働いているのが外旋筋です。
まさに縁の下の力持ちのような存在です。
また、感覚神経の分布の問題からか、硬結があっても気が付かない方も多いような印象があります。
さらに、棘下筋・小円筋の硬化は肩甲上腕関節後部~下部のstiffnessが増加し、上腕骨頭の前方変位や屈曲時の上方変位を誘発し、インピンジメントに代表されるような肩関節上部や前部の痛みの原因になったりします(その他、神経系の反射でさまざまな部位に症状を出します)。

と、いうことで肩関節を見る場合は棘下筋や小円筋を丁寧に触ってみてください。
いい結果が出る…かもしれません。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また明日。

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