2018-07-09

お尻を痛めました…

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。


連日スマホに「熱中症に厳重警戒 激しい運動は中止」と通知がきます。
患者さんも汗だくでいらっしゃいます。
患者さんも私たちも熱中症に気を付けないといけませんね。

さて、本日は「お尻を痛めました…」というお話です。
症例はです。

(私のきったないお尻を載せるよりも女性のきれいなお尻を載せました)
(Google画像検索に感謝)

数日前から両側の坐骨結節~大腿後面上部にかけて痛みが出ました。
どちらかと言えば左側がより痛い感じ。
お尻というよりも太もも寄りという感じですね。
思い当たるフシがなくもないのですが、とりあえず冷静に評価です。


1.まずはどういう時に痛みが出るのか?
最も増悪するのが立位で前屈をした時でした。
前屈時に腰椎のアライメントを変えてみると、生理的前弯を維持して坐骨を後方に突き出すとより痛みが増しました。
もうこの時点で何で痛くなったのかが最近の生活習慣の中から思い当たりました。
ただ、他にも可能性が残されているのでいろいろチェックします。

安静にしていれば気にならない程度の違和感。
立位で骨盤前傾でも増悪、骨盤後傾では軽減(というか消失)。
ほかの側屈や回旋、後屈などでは痛みの変化はありませんでした(というよりも増悪がない)。


2.どの辺りが原因か探ってみる
症状的には坐骨神経痛ですが、生理的前弯を維持している方が痛みが増悪することから神経根由来の痛みは可能性としては低いと推測。
というか明らかにハムストリングスの緊張が高め。
そこでゆっくりと自分のハムストリングスさんをゆっくりと触診して左右差を比較してみました。

当然のごとく、ありましたね、左右差。
それも筋緊張の差だけでなく、筋腹の差でした。

痛みのすくない右側の内側ハムストリングスと比較して、痛みの強い左側の内側ハムストリングスは緊張が高く、また筋腹の位置が低かったのです。
また、同時に左の腓腹筋の緊張も高く、コリが確認できました。
ハムストリングスと腓腹筋には筋連結がありますね(こんな感じ↓)。

つまり、腓腹筋の緊張が高まり、ハムストリングスをより下方に引っ張っているのでは?という風に考えました。


3.ではアプローチしてみよう
まずは腓腹筋をゆっくりとゆるめていきます。
すこしガンコそうなコリがあったので、丁寧にやって少しずつ取っていきます。
ある程度ゆるんだところで、再評価です。

…うむ、2割減程度。
ただすこし痛みの範囲が分散した感じがしました。
そして次にハムストリングスをゆるめていきます。
とくに内側ハムストリングスをゆるめていきまいした。
その理由はコチラ↓

内側ハムストリングスのトリガーポイントで思いっきり殿部に痛みが出るんですね。
同時に、腓腹筋の内側部分にも関連痛が出るんですね。
結果、合計で7割減となりました。


4.どうしてこうなった?
まず、そもそも痛みが出た理由としては過剰なストレッチだと思われます…いや、これは本当に自分が悪い…。
限界を越えて筋を伸ばせば、当然筋は引きちぎれます。
strein(筋の微細損傷)が起こるわけです。

また私は時々走ったりするのですが、殿部と大腿部の筋活動のアンバランスがあり、大腿部(ハムストリングス)を優位に使ってしまうのです。
これはランナーにはおおいのですが、基本的に二関節筋を優位に使うようになります。

つまり、私の場合は
1.二関節筋であるハムストリングスの疲労がもとからあった
2.過剰なストレッチで筋の微細損傷が起きる
3.トリガーポイントが形成され、関連痛が生じた
といったことが考えられました。

また、こんな痛みがあるにも関わらず私はいまだに体を動かしています(笑)
微細損傷があった場合、基本的には活動を休んで回復に努めるのがセオリーです(当たり前ですね)。
実際の臨床において、筋収縮に伴って痛みがあったり、筋力低下があったりすれば無理やりのアプローチはやめてください。


こんな風に、自分の体に痛みが出るとまた勉強になると思います。
痛みはあったら嫌なものですが、自分の体の異常を知らせてくれるサインでもあります。
患者さんの気持ちをわかるためにも貴重な体験をしたと思って、また自分の体のケアをして知識と技術を結び付けて臨床力を高めていけるとより良いですね。


本日もブログを読んでいただき、本当にありがとうござました。
それでは、また明日。


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