2018-07-28

患者さんに「来ないで」と言う勇気

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。


先週までの異常な暑さとエアコンの影響でしょうか。
風邪をひいて毎度のごとく呼吸器系が全滅しております。
はやく体調を治さないとまずいので早く帰りたい…。


さて、本日は患者さんに「来ないで」と言う勇気、というお話。

※「来ないで」とはこういった意味ではありません。

7月28日(土)9時30分現在、異例の進路で台風12号が近づいてきております。
私、台風に限らず、自然災害に関しては結構敏感になっております。
ちょっといろいろと苦い思い出があるからなんですね。

私は以前、整形外科クリニック(外来のみ)に勤めていました。
整形外科など、クリニックにお勤めの方はお分かりになると思うのですが、通院が日常になっている患者さんっていると思います。
毎日同じ時間帯にきて、同じ物理療法を受けて、同じ時間帯にきている患者さんや病院スタッフと談笑して帰るような方々です。
本当にどんな天候でもくる、なんて方もたまにいらっしゃいます。
(何年か前の大雪の時でさえも半日で60人くらいきたときは驚きました)
(その60人は本当は健康だと思います)


私が勤務していた整形外科では理学療法士による運動器リハは予約制でした。
その日のリハビリが終われば次回の予約をその場で取る、といった流れでやっていました。
また、予約の変更やキャンセルは患者さんからの連絡待ち、となっていました。


ある日、かなり大型の台風が関東に上陸した時がありました。
さすがに患者さんもこないだろう、という感じで物理療法の機械もガラガラの状態。
個別の運動器リハの予約変更の電話もガンガンかかってきていました。
ただ、私が担当していた70代の男性の方からは連絡がなかったんですね。


16時頃に予約が入っていたのですが、時間になっても現れません。
時間にルーズな方だったので遅刻は日常茶飯事だったのですが、「さすがに今日は来ないだろう」と思っていました。


それがきたんですよ、1時間後の17時にびしょ濡れで。


「先生、きたよ、リハビリしてくれ」って、すごい笑顔なの、おじいちゃん。
「とりあえず体ふいて着替えて!」となり、タオルで体を拭いてもらって私がロッカーに入れていた白衣に着替えてもらいました。
リハビリが終わっても帰りがありますから、タクシーを呼んで帰ってもらいましたが、翌日ご家族から「本人が風邪をひいて寝込んでいます。ご迷惑をおかけして申し訳ありません」と電話がありました。


それからというもの、私が勤めていた頃は、台風や大雪などがあった場合にはこちらから個別に電話し、無理な来院をせずに予約の変更などを促すようにしました。
今回の男性のように、何が何でも来院して、その後に体調を崩してしまっては意味がないですから。
とくに私が勤めていた地域は山坂がおおく、雨や雪が降ると転倒の危険性もあったのです。
(事実、大雪のあとには転倒して橈骨遠位端骨折の患者さんを私だけで6人くらい同時に担当しました)


そんな訳で、私は今回のように台風が近づくと患者さんに個別に電話して「無理して来なくていいですからね」と伝えるようにしています。
本当に「予約したんだから行かなきゃ!」という患者さんも中にはいます。
患者さんと自分の身の安全を考えて予約のコントロールをしましょう、というお話でした。
(それでも今日来る人は来るんですよね…)


本日もブログを読んでいただき、本当にありがとうござました。
それでは、また明日。


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