2018-07-15

“ベクトルを合わせる”の本当の意味

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。


実はまだお尻から太ももにかけてが痛いのですが、やはり筋の部分断裂があるっぽいです。
なので、昨日家に帰って毛をそってテープを貼っています。
早くに良くなるように安静にして祈るばかりです…。


さて、本日は「“ベクトルを合わせる”の本当の意味」というお話。

(ちなみに私は全然理系ではなく、高校時代は小説ばかり読んでいました)

操体法では患者さんの動いてもらい、それに対して抵抗を加えます。
単純に抵抗を加える(力ずくで押さえるイメージ)のでなく、しっかりとベクトルを合わせるの(最小限の力で押さえるイメージ)が大事です。
この“ベクトルを合わせる”という言葉、(たぶん)私が考えたものなのですが、割と多くの方がしっかりイメージできていないことがわかりました。

例えば、つま先上げという操法の場合です。
これは足関節の背屈運動を患者さんにしてもらい、それに対して抵抗を加えます。
そう考えれば、主には矢状面上の運動ということになります。


ただ、ご存知の通り、足関節の動きというのはかなり複雑です。
足関節運動の言葉はしっかり定義されていませんが、上の画像を参考にすると…
・背屈‐底屈
・内転‐外転
・内返し‐外返し
・回外‐回内
↑これだけの動きが足関節では生じます。

患者さんの足関節の状態によっては、背屈運動をしてもらっても、実際には内転・外転や内返し・外返し、回内・回外の動きが同時に生じます。
そうなると、ただ単純に背屈運動に対する底屈方向への抵抗だけでなく、同時に生じた内外転、内外反の動きに対しても抵抗を加えないと、“ベクトルを合わせた抵抗”にはならないのです。

つまり、常に空間上を患者さんの体節がどのように動いているのか、3次元で観察しないといけないということです。

わずか9文字の“ベクトルを合わせる”という言葉。
それはかなり要約した言葉であることを私自身も実感したと同時に、しっかり伝わっていなかったのだと感じました(今回のスクールで)。

抵抗を加えるような治療法やアプローチをしている方は、よ~~~~く患者さんの体節の動きを観察してみてください。
それだけでもきっと結果が変わってくるはずです。


本日もブログを読んでいただき、本当にありがとうござました。
それでは、また明日。


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