2018-07-27

「患者が中心なんだろうが!」とキレられました

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

昨日は当会代表の中村光太郎と講師の七戸、彼の奥様と4人で焼き肉を食べました。
滅多に食べない高級な肉を食べました。
その代わり、どうやら厄介な仕事をふられそうです…世の中、タダより高いものはないです。

さて、本日は「患者が中心なんだろうが!」とキレられました、というお話。
タイトルの通り、患者さんにキレられましたのですよ、昨日。

よく医療業界では‟患者中心の医療を”なんて言葉を耳にします。
Patient-Centered Medicine ‟患者中心の医療”とは1980年代にカナダで生まれた概念です。
この概念が提唱されるまで、医療は医学的・科学的な探求ばかりが優先され、患者への理解や共感が伴っていなかったのです。
確かに、古い文献などを読んでいくと、今では倫理的に絶対にできないだろうな、なんてデータの取り方をしていたりしまし、それだけ医師をはじめとする医療職種が医療を管理していたことが窺い知れます。

なので、この概念自体は良いものだと私は思います。
実際にはもう少し細かく概念があって
Exploring both disease and illness experience
‟疾患と病気の両方の経験を探る”


Understanding the whole person
‟患者だけでなく取り巻く地域や家庭も理解する”

Finding Common Ground
‟医師と患者の共通の基盤を見出す”

Incorporating prevention and health promotion
‟病気の予防と健康の増進を盛り込む”

Enhancing the patient-physician relationship
‟患者と医師の関係を強くする”

Being realistic
‟現実的な内容であること”

などがあります。
詳しく知りたい方は調べてみてください。

ところがどっこい、この‟患者中心”というものを勘違いしている患者さんもいらっしゃるようです。

あまり詳細を書くことはできませんが、昨日きた患者さんは
「俺の言うとおりに治療しろ」
「今日はマッサージだけ俺が言った場所をやれ」
「問診なんてする暇あったら今すぐ治療しろ」
という方でした(いやぁ新人類に会った気分でした)

私も普段は穏やかな性格なので(異論は認めません)
「当院はいわゆるマッサージなどはなく、違った方法でお体を整えていきます」
「まず〇〇さんのお体の状態や目標をお聞きしないと施術に入れません」
など、お話をしようと思ったのですが、まぁ聞く耳を持っておられませんでした。
(1回耳鼻科に行って耳垢詰まってないか診てもらった方が良いんじゃないかと思いました)

で、出たのがタイトルの言葉なのです。
「患者が中心なんだろうが!言われた通りやれよ!!」

(実際はおじさんでしたが、子どもの写真ですこし雰囲気をやわらかくしておきます)

さすがに私も頭にきてしまったので
「患者は中心だけど、患者は王様じゃねぇし、俺はお前の召使でもなんでもないからな?」
と、恥ずかしながら汚い言葉を使ってしまいました(すこし後悔)。
お相手の方はまさかこの返しをされると思っていなかったのか(たぶん他の病院や治療院でもこの言葉を伝家の宝刀のごとく使っていたのでしょう)、押し黙ってしまい、最後には自分から帰られました。

これは本当に特殊な例なのかもしれませんが、私が勤務していた病院でも何人かこういった患者さんには出会いました。
例えば「物理療法の機械の出力をもっと上げろ!」とか言っている患者さんもいましたが、それ以上は無理っていう最高値でやっていたんですよね。
それで出力をもっと上げたら患者さんがケガしちゃいますから、それは患者さんの言葉でもできないわけです。

専門職として、リスクの管理をし、毅然とした態度で臨床をすることはとても大切ですよね、というお話でした。

本日もブログを読んでいただき、本当にありがとうござました。
それでは、また明日。


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