2018-07-25

治療家が意外としているミス

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

このところ1週間に1回は体のどこかを痛めています。
3週間前と2週間前はハムストリングスを(これはまだ継続中)。
先週は右の鎖骨下を(これはスクール生さんの鍼治療で8割方改善)。
そして昨日は左拇趾を痛めました(湿布で炎症は治まりつつあります)。
もう少し自分の体を大事にしたいと思います。

さて、本日は「治療家が意外としているミス」というお話。

臨床において患者さんの体を評価する際や治療の際に患者さん自身に体を動かしてもらうことがあると思います。
その際に口頭で「~してください」と指示をしたり、治療家自身が動いて模倣をしてもらったりすることでしょう。
この模倣をする際、意外とミスが生じやすいです。

と言うのも、何か模倣をしてもらう時には患者さんと治療家は向かい合っていることが多いと思います。

(こんな至近距離で怖い顔ではないでしょうが…)

この向かい合っている状態で、例えば「右手を横から天井に向かってあげてください」と肩関節外転の指示を口頭で出したとします。
そして口頭だけでなく、治療家自身も肩関節外転の動きをするとしたら、あなたは自分のどちらの肩関節を外転するでしょうか?

ここでもしあなたが、自分自身も右肩関節の外転をしてしまった場合、患者さんが混乱する可能性があります。

患者さんから見た場合、患者さんの右側は治療家自身の左側になります。
そのため、治療家は鏡となって「右手を横から天井に向かってあげてください」と言いながら、左肩の外転をするべきでしょう。
この鏡合わせのようにして模倣して指示を出すことをミラーガイドと言います。

今回のことはメラビアンの法則とは少し違うかもしれませんが…個人差はあれど、基本的に人は視覚情報を優位に受け取りやすいです。
※メラビアンの法則…人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合であった、というもの。

口頭での指示(聴覚情報)と模倣での指示(視覚情報)に矛盾があった場合、患者さんが混乱したり、「先生は右って言っているけど私からみたら左を挙げてるけど私は右手を挙げるべき…?」と瞬間的に不安を覚えたりした場合、体が緊張しやすくなります。

治療家のスタイルによっては治療場面において複雑な動きを要求することはないかもしれません。
今回の肩関節の外転のようなシンプルなものだけで済ませる方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、もしあなたが以下のような動きを口頭と模倣で指示するとしたらどうしますか?

(ヨガの鷲のポーズ‟Garudasana”です。最近の私のお気に入り)

まぁ…ここまでやることはないと思いますが(笑)
普段から気をつけている方もいらっしゃると思いますが、もし意識をしていなかった場合は脳トレの一環だと思ってミラーガイドに挑戦してみてください。
わずかなことでも患者さんにとって負担にならないように気をつけていきましょう。

本日もブログを読んでいただき、本当にありがとうござました。

それでは、また明日。


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