2018-07-14

宮森の考える適切な声かけ

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。


どうやらこれから連日暑くなるようですね。
ところによっては予想最高気温が39℃!
熱中症に注意して、冷房を適切に使用して、できることなら何もしない方がいいかもですね…。


さて、本日は「宮森の考える適切な声かけ」というお話です。


私たちがお伝えしている操体法では、声かけも治療の結果を左右する重要なファクターです。
重要であるが故にむずかしく、奥が深いと感じています。

私がセミナーやスクールなどで操法を受けている時にこんな声かけをされます。
「腰や背中、肩につながって~、気持ちいい感じがなくなったら力を抜きましょ~」
操体法を知らない人からしたらなんだこれ?って感じですよね。
実際、患者さんもこれを言われてもわからないはずです。
本日は操体法の場面で、私の思う適切な声かけについてまとめたいと思います。


STEP1:まずは何をするか言え!
操体法においてもどんな動きをするのか、患者さんに指示を出していないことがおおいです。
患者さんに迷いがあれば、それだけで患者さんは自分自身の体の中で生まれる感覚について注意散漫になります。
まず、一緒に動きを確認することも必要だと思います。

STEP2:何をどの順序でやるのかを言え!
STEP1で伝えたもの(動き)を、どのような順番で行うのかを伝えます。
例えば、つま先あげという操法では「踵をふみこみながら」という声かけがおおく使われますが、これがあるとないとでは患者さんの動きが違ってきます。
1.踵をふみこむ
2.つま先をあげる
3.殿部や背部に筋収縮が入る ※3は個人差あり
これを指示してその通りに言ってるのかどうかの確認をするのがスムーズだと思います。

STEP3:意識する場所を伝えろ!
動きの確認と詳細を伝えたら、実践を通してどこを意識するのかを伝えます。
基本的には操法を通している場所から遠位に向かって意識づけをしていきますが、それがどこまで知覚できるのかを確認します。
ここで、患者さんによっては遠位部を知覚できない場合もあるので、その場合は否定せずに続けます。

STEP4:感覚の確認をしろ!
意識づけができたら、感覚の確認をします。
気持ち良いのか、伸びる感じなのか、力が入る感じなのか…
その感覚に合わせた声かけをしないでいると、ギャップが生じてしまって治療結果が変わってしまいます。


と、ここで冒頭でお伝えした声かけは…
「腰や背中、肩につながって~、気持ちいい感じがなくなったら力を抜きましょ~」
問題点1:どこまで知覚できているかを確認できていない
問題点2:感覚の確認ができていない
このような問題点が挙げられます。
この2点がギャップがあると、非常にもったいないことになってしまいます。

声かけはこだわりすぎれば伝わらなくなってしまいます。
ただ適当にしすぎても伝わらなくなってしまいます。
患者さんに伝わる最低限の言葉で、感覚の共有をできるような声かけを目指していきましょう。

本日もブログを読んでいただき、本当にありがとうござました。

それでは、また明日。


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