2018-09-09

【症例報告】胸部痛と右前腕の痛みを訴える片麻痺の症例<認定インストラクター Imu>

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
毎週日曜日の夜は、当会の認定インストラクターによる症例報告です。

本日は認定インストラクターImuさんの症例報告です。
タイトルは「胸部痛と右前腕の痛みを訴える片麻痺の症例」です。

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【症例紹介】
71歳女性
平成16年左脳出血後遺症による軽度右片麻痺。


【症状】
右半身には常に冷感があり、右前腕から先は痛みも有る。
右下肢の力が弱いため左下肢に負担がかかり、左膝に歩行時痛が出やすい。

上記の訴えはよくありこの日もあったが、この日は加えて左手を右前下方に伸ばすと左胸部に痛みがあるとの事。
これまでこの様な症状が出た事はなく、不安そうな様子が見える。


【アプローチ・思考】
もともとは感覚の良い人だが、まず左胸部痛を何とかしないと何やっても効かないだろうと思い、安静時痛、叩打痛が無い事を確認し、左鎖骨下の圧痛を行う。
逃避反応もしっかり出たので、左手を右前下方に伸ばしてもらい効果を確認、左胸部痛は無くなった。
左胸部痛が取れ、安心した様子。

ダメでもともとと、これで左膝の痛みも取れてたら凄いですよね〜と声かけしながら歩いてもらうと左膝の歩行時痛も出なかった。
鎖骨下を触って膝の痛みが取れた事に驚いていた。
これで何やっても効くんじゃないのとほくそ笑む。

圧痛すげーなーと思いながらも冷静なフリして右前腕もどうにかしましょうねーと左前腕から皮膚操法を行う。
左前腕の皮膚の捻れが左上腕、肩、右上腕、右前腕、右手と伝わっていくイメージを持ちながら行い、右手まで伝わった感じがしたら終了。
右前腕から先の痛みは元を10とすると2まで低下した。
これで終了とする。


【考察】
操法の順番が逆だと右前腕には効果が出なかったと思う。
改めて操法の選択に相手の感情も考慮するのは大事だなと思いました。

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治療技術には哲学があり、そしてそれを自分のものにするには自分なりの哲学が必要です。
ただし、提供するのはいつだって目の前の患者さんです。
患者さんに合わせて行っていく上で、患者さんの心身の状態を考慮するのはとても大切だと、改めて私も学ばせていただきました。


また来週も認定インストラクターの症例報告をお送りします!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!


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