2018-08-17

【重要】治療の主役は誰なのか?

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

一昨日のブログの冒頭にも書きましたが、朝に蛇に出会ったときに驚いて軽く横っ飛びをしたんです。
そしたらその時にちょっと着地を失敗したのでしょうか…すこし左足首が痛いのです。
もともとゆるい足首なので、ちゃんとまた安定化させていきます。
今年は何かケガばっかりしてるなぁ…。

さて、本日は「治療の主役は誰なのか?」というお話。

(そう言えばこのタスキ、生では見たことないです)

現在、当会では認定インストラクターの講習会を月に1回行っております。
そのカリキュラムの中で候補生の方に症例報告をしてもらっているのですが、いろいろ毎度発見があります。
先日、治療の主役は誰か?をハッキリさせるのが大事だという症例が何例か挙がりました。
今回は私の過去の症例ですが、2例ほど紹介していきます。


Case1:紹介されてきただけですから…な患者さん

紹介というのは集客という側面では最強のツールですが、全員が全員ステキな方ばかりでないのが正直なところ。
時に紹介した方が大絶賛していても、紹介されてきた方が乗り気かどうかは別の話です。
「いや、何か良いって聞いたんで…」という言葉を聞いたら私はすこし警戒モードに入ります。
やることはいつもと変わらないのですが、現在のお悩み・どうなりたいか・どんな道筋を通りたいかを確認していきます。
それをしっかりと答えられる場合は良いのですが、「ん~、あまりないんですよね…」みたいなパターンもあったりします。

もちろん、何かしらの症状があることはあるのですが、実は本人がそこまで困ってない場合はこのパターンが当てはまります。
※もちろん、私がうまく聞き出せていない場合もあります。
つまり、紹介した患者さんが手放しで大絶賛してくださり、「あなた困ってるんなら行ってきなさいよ!」と押しに押されてきたようなケースですね。
紹介はもちろんうれしいのですが、「実は言うほど困ってなくて…自分でストレッチしていればよくなりますし…ただ紹介してくれた○○さんには職場でお世話になっているので断るのもなんか悪くて…」なんて方も過去にいらっしゃいました。

いくら症状があっても、ご本人が困っていなければ私は無理に通院を勧めるタイプではないですから、こういった場合は「無理に通わなくても良いですよ、本当に困ったときにきてください」とお伝えします。


Case2:自分で決められない患者さん

このケースは、親と子・夫婦で来院されるときにみられます。
過去にいろいろな組み合わせがあったのですが、今回ご紹介するのはご夫婦でいらした場合です。

奥さんがぎっくり腰になられて、旦那さんと来院されました。
電話での問い合わせも旦那さんからきて、旦那さんの運転する車でいらっしゃいました。
ここまでだと奥さんのことを気遣うステキな旦那さんだと思っていました。
ただ、どうやら実情は違ったようでした。

問診をいくらしても、答えはほぼご主人からしか返ってこないのです。
例えばこんな感じで…
「今回はぎっくり腰ということですが、いつ・どのような時になってしまわれたんですか?」
「…(旦那さんの顔をみる)」
「昨日から。夜仕事から家に帰ったら痛そうにしていました」

「なるほど。では今現在、どのような動作が痛いとか、どのようなことが困っていますか?」
「…(旦那さんの顔をみる)」
「とりあえず家事全般が大変だから何とかしてください」

「奥さんからは何かこうなりたいとか、優先して解決したいことはありますか?」
「…腰が痛いので…それを…」
「旦那さんは家事全般が大変とおっしゃってますが、例えばどんな動作が特に大変とかはありますか?」
「いや…あの…(旦那さんの顔をみる)」
「とりあえず治療してもらっていいですか。それから考えるので」

と、ここまでお読みいただいてお分かりになると思うのですが、体を壊しているのは奥さんなのに決定権はご本人にはありません。
(こりゃいろいろ無理だな…)と思いつつ、ぎっくり腰で緊急性も高いため施術に入りましたが、この奥さんは施術前後の変化を聞いた際にも旦那さんの顔をみていました(足を引きずるようにいらしていたのですが、スタスタ歩いて中腰などもできるようになったのに…)。

このケースのように患者さんが自分で意思決定ができない場合には、たとえ治療を進めていっても患者さんのゴールが決まっていないのでゴールには至ることはありません(というかゴールがない)。


と、今回は2つのケースをご紹介したのですが、タイプは違えど患者さん本人の「こうなりたい」がはっきりせず、かつ、勧めた側の人が「こうなってほしい」という想いが強い場合にコミュニケーションが成り立たずに治療が上手く進められないことが起きてしまいます。
他にもいろいろなケースが考えられますが、とにかく治療の主役は一体誰で、その人がどうなりたいのか?をハッキリさせることが大事だと私は思います。
あ、患者さんが中心で主役とは言え、王様みたいな要求をする方にはご注意ください(クリックすると過去記事に飛びます)。


本日もブログをお読みいただき、本当にありがとうござました。
それでは、また明日。


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