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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
治療院でお茶を入れる時はでっかいやかんでお湯を沸かしています。
先日、やかんを使い勝手の良いのに買い換えたのですが、お湯が沸いた時のピュー!という音が鳴らないタイプのものでした。
すっかり忘れていたらミネラルウォーターが水蒸気に代わって部屋の湿度が異様にあがっていました…。
さて、本日は「痛いから歩けないのか、歩けないから痛いのか」というお話。
(ちょっと夏っぽい歩行の写真を用意してみました)
先日、左殿部~ふくらはぎにかけて痛みを訴える方がいらっしゃいました。
痛みが出るのは主に歩いている時とのこと。
臥位でも体をひねったり、お尻に力を入れたりすると痛みが出るようでした。
症状のある部位的には坐骨神経痛のようですが、結論を言えば違いました。
最初は歪みを一緒に見つけていって修正していきました。
大殿筋の出力もあがりましたし、お尻に力を入れた時の痛みもなくなりました。
体をひねった時の痛みも腸脛靭帯や腰方形筋をゆるめていくことで解決しました。
ただ、歩いている時の痛みは取れず、臥位で取れた痛みが歩けば歩くほど悪化しました。
歪みは取れたのに痛みがまた出てくる…この患者さんの場合は歩き方に問題がありました。
歩行の詳細は専門書に任せるとしますが、足を地面に設置させる際にFoot slapという異常サインがあります。
ペタン!と勢いよく足底を設置させるやつです。
(ビーサン履いて歩くとよく分かります)
Foot slap自体は前脛骨筋が機能していないから、と教科書的には書かれていますが、実際この方の前脛骨筋はしっかりしておりました。
遠心性収縮も‟やればできる”状態でした(やればできる子、でもやらない)。
ちなみにFoot slapが生じると、方向の推進力である体が落下する力を利用できなくなります。
結果として大抵は1.膝折れ、もしくは2.反張膝が生じます。
この症例の場合は反張膝が生じていました(教科書的には大腿四頭筋の機能不全が原因とされています)。
そして反張膝が生じると接地した側の骨盤が急激に引かれて殿部や大腿部にかなりストレスがかかります。
(読みながらやっていただくと上のようになるのが体感できると思います)
そりゃ痛くなるよね、ということで声かけしてFoot slapを修正しました。
それだけで「あれ!痛くない!」と一切手を触れることなく痛みが消失しました。
この症例の場合、痛いから歩けないのでなく、しっかり歩いていないから痛みが生じたようでした。
ちなみに何でこんな歩き方をしているのか一緒に考えてみたところ、いくつか候補があがりました。
1.夏でサンダルで出歩くことがおおい
2.お子さんがまだ4歳と3歳で小さく、一緒に歩くとかなりゆっくり歩かざるを得ない
3.患者さんご本人が背が高く、お子さんと手をつなぐとかなり体を屈めながら歩かざるを得ない
3.普段座っている時に患側に傾くくせがあり、もともと骨盤がそちらにねじがち
なので、サンダルを避けること、お子さんと歩くときは多少仕方ないが、ゆっくりでも殿筋を使って歩くこと、座る時の癖を修正することを提案しました。
ちなみに男性がFoot slapを生じる原因として、女性との買い物なんてものもあります。
「うちの奥さんの買い物に付き合うと、奥さんがあっちこっち行くから自分のペースで歩けないし、まっすぐ歩けなくてFoot slapが生じて大殿筋が使えないから腰が痛くなる」と以前に参加した勉強会で講師の先生がおっしゃっていました。
ちなみに私は女性との買い物には大して文句を言わずに付き合うタイプです
こんな風に歩行など、何気なく繰り返す動作にも目を配れると良いですね。
本日もブログをお読みいただき、本当にありがとうござました。
それでは、また明日。
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