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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
むずかしい本を読むと「自分って本当にバカだなぁ」と思います。
ただ、新しいことってそりゃ予備知識もないから分かるのにも時間がかかるもんです。
繰り返し読み込むと何となくわかってくるもんなんですよね。
というわけで、新しい学びを始めました。
さて、本日は「え!Wolffの法則知らないの?」というお話。
(ビックリしてマスオさんになっちゃいますよ)
知らない方のためにも、忘れてしまった方のためにも復習!
Wolffの法則とは「骨の形態と機能の変化、あるいは機能のみの変化の後には、数学的法則にしたがって骨の内部の構造と形状の変化が生じる」というもの。
うん、良くわかんねぇな、これ。
もうすこし分かりやすく言ったのが「正常にせよ、異常にせよ、骨はそれに加わる力に抵抗するのに最も適した構造を発達させる」というもの。
ああ、分かりやすい。
つまり、骨は加えられた力に適応する形状に変化するってことですね。
※ちなみにWolffさんはドイツの解剖学者です。
昨日のブログ記事に対してFacebook上でコメントをいただきました。
詳細は控えますが、そこで思い当たったのが治療家さんでも骨格の左右差があることを前提として患者さんの体を診ている人が実は少ないんじゃないかってことです。
(こんなキレイな骨格の人、見たことないですよ)
特に成長期のスポーツ歴や日常生活の姿勢・動作って言うのは体に対してかなりの影響を及ぼしますし、その時に完成した骨格って言うのは、ほぼ一生涯続いていきます。
もちろん、骨格が決定した後も骨はWolffの法則に従って形状を変化させますし、その変化はダイナミックなものもあります(変形性膝関節症の方とかすごいですよね、長管骨の捻転)。
が、基本型は成長期が終わった後に決定すると考えて良いでしょう。
O脚矯正!なんて宣伝している人もいますし、それができる人もいることでしょう。
ただ、脛骨・腓骨といった長管骨が捻転している場合って本当にできるんですかね?
見かけ上は両側の下肢がくっつくケースも多いのでしょうが、長い年月を経てできた捻転や変形が短時間で変わることによるメリットやデメリットも考えてみたいところです。
私たちは患者さんの“今”しか診れませんし、それは過去の“結果”です。
やっぱり歴史を考えないと、適切なアプローチってできないと思うのです。
歴史を知るには…聞くしかないですよね。
あとは触れて確認するとか、それもしっかりと知識を持って。
あとこれはお節介ですが、水は方円の器に随うということわざがあります。
意味は「水は容器の形によって、四角にも丸くもなる。転じて、人は交友関係や環境によってよくも悪くもなる」と言う意味です。
骨の形状が加えられた力に依存して変化するように、人も環境によって変化するのでしょう。
体も心もそんなに変わらないんでしょうね、本質は同じだから。
いい環境を選んでいきたいな、と思いました。
本日もブログをお読みいただき、本当にありがとうござました。
それでは、また明日。
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