2019-02-02

【症例報告】下剤が不要になった便秘の症例<認定インストラクター すったけ>

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
毎週土曜日は当会の認定インストラクターによる症例報告をお送りいたします。

さて、本日はすった家による症例報告。
「下剤が不要になった便秘の症例」です。

(たまに宮森家の姪っ子も便秘で泣いています)
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【症例紹介】
12歳女性(お母さんと来院)
部活はバスケットボール

症状
一番気になるのはそり腰
座ってから立つときに痛む腰
尻が出てる
両下肢のしびれ
太ももが太い
便秘(たまに下剤使う)
消化不良

希望
そり腰を治したい
キレイな身体になりたい
正しい姿勢になりたい


【現状】
現在月に2回の来院です。
最初は下肢のしびれや腰の痛み、頭痛、便秘などの症状を軽減させた後に、そり腰やお尻が出ている太ももが太いなどの気になる部分にアプローチしていくような流れでご本人、お母さんと話して決めました(内臓セミナーに参加する以前の患者さん)。

話を聞くと、
「勉強するときも地べたにお尻をついて足を伸ばしてやっている」
「正座はテレビで悪いと言っていた記憶がありさせた事がない」
とお母さんはおっしゃってました。


【施術後の変化】
施術をすると下肢のしびれ、腰の痛み、頭痛は消えてきました。
しかし、ご本人とお母さんはそり腰がとにかく気になるようでした。
良く見て触ったら、骨盤の前傾が強くそれによりお尻が出ているように見えていました。
大腿部全面の緊張も強く、大腰筋も硬い。

12歳で下剤を使うほどの便秘。
水も1日1.5リットル位は飲んでいる。
腸を刺激して大腸の施術でその日は出るのだそうです。
でもまた出なくなる…
なんでかな…
と思っていて何回めかに…(内臓セミナー後)

バスケットボールの練習というのは常に中腰の姿勢でやるらしいです。
それで体の全面の筋肉が硬いのかなと思い、宮森先生から教えてもらったヨガの一部を教えて体の全面を柔らかくする目標を設置しました。

その見方は成功し、みるみる骨盤の前傾は治ってきました。

すると便秘の方にも変化があり、たっぷりは出ないけど、少しずつ出るようになってきた。
といわれました。


【考察】
私の見解では、今までは体の全面の筋肉の過緊張のため股関節屈曲が強く、小腸や大腸、消化器系がうまく働けなかったのではないかと推測しました。
なので、その過緊張を取り除くと内臓系もうまく機能してくれればと思います。

内臓の事が頭にあったので、解釈の仕方としては幅が広がり良い見方が出来たかと思いました。
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腸だけを考えると便秘にも機能性便秘、器質性便秘があります。
機能性便秘の中には急性便秘、慢性便秘、医原性便秘があります。
そして慢性便秘の中には弛緩性、痙攣性、直腸性便秘があります。
しかし、今回の症例のように普段の姿勢や動作から機能不全を起こしている可能性もあるかもしれません。
ただただ運動をすればよい、ということでもなさそうですね。

また、下剤の種類によっては依存性があり、慢性便秘に移行しているケースも見受けられます。
アントラキノン系下剤で検索すると有名なあの下剤も出てきますので、便秘の方の対応をする方は一度調べてみると良いかもしれません。


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