2018-12-09

【症例報告】右膝痛に対するアプローチ<認定インストラクター こもれび>

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
毎週日曜日の夜は当会の認定インストラクターによる症例報告をお送りいたします。

さて、本日はこもれびによる症例報告。
「右膝痛に対するアプローチ」です。

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【症例紹介】
右膝痛を抱えた60歳女性
今年入ってから膝に痛みがあり。
老人ホームの清掃関連のパートを10年近く勤務。
職場内はエレベーターがあるが階段を利用する事が多い。


【評価】
◆動診(動作観察)
主に膝関節屈曲時に痛みを発し、しゃがみ込む際は左足に体重をかけてしまう。
勤務先や買い物、遠い所でも自転車を利用。

◆視診
立ち姿勢がスウェーバックの為に頭部突出、骨盤後傾、膝関節軽度屈曲位。
バイクマシンに乗って後ろから確認すると膝を内側に入れる傾向あり

◆触診
大腿前面、側面に固さ、臀筋収縮が乏しい、頭部突出の為に両肩巻き肩、胸郭拡大や肩甲骨の可動制に制限を確認。

◆問診
自転車に乗る事が多い分、ウォーキングは少ない。
週1でママさんバレーに集まるが、話や軽く体を動かすぐらい。


【治療】
◆その1.
横側臥位にて臀筋を使えているか確認。
使えていない場合は刺激を入れしっかり収縮出来ているか確認する。

◆その2.
体の背面にも意識してもらいたいのでつま先上げ、膝倒しを行い、体の繋がりを意識付けする。

◆その3.
膝の屈曲痛に対しては大腿前面の深層筋が固いので剥がしで繋がりを出しやすくした。
その後に膝伸ばしを行い、可動域をあげました。


【結果】
この形を週1で続け、3回目には立ち姿勢はキレイになり痛みとしてはまだ残るが、使える筋肉になっているのは本人も認識出来ています。
その結果、痛い痛いと気にしていたのがあまり言わなくなっていました


【考察】
自分の現状を知ってもらい、どのようにして治療を構築して継続するかを伝え、小さい事でもプラスになった所を探し、本人にも認識出来るとみるみる体に変化が出ました。
痛みにフォーカスさせないことの大事を改めて認識しました。
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明らかな受傷機転がない場合、日常生活の姿勢や動作から症状につながっていることが往々にしてあります。
評価から治療までキレイな流れで、局所と全体のアプローチを組み合わせて治療を展開していった症例報告でした。
また、患者さんはネガティブなところを探しがちですが、プラスになったところを共有した点も非常に良いと思います。


また来週も認定インストラクターの症例報告をさせていただきます。
明日からもがんばっていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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