2018-12-20

いかり肩?なで肩?胸郭出口症候群について

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

食生活が乱れて一気に肌が悪化しました。
調子に乗ったらいけませんね…。

さて、本日は「いかり肩?なで肩?胸郭出口症候群について」というお話。

胸郭出口症候群はThoracic outlet Symdromなので以下、TOSとします。
いきなり余談ですが、私は理学療法士1年目の時にこういった“症候群”が苦手でした。
変形性関節症や骨折などはレントゲン上は原因がハッキリしている(というか見てわかる変形がある)ことが多いですが、“症候群”と名のついたものは何だか輪郭がぼやけているものを取り扱っているような気がしてイライラしました。
とは言え、解剖学的に紐解いていくと何となく対応が読めてくる部分もありますから知っておくことは重要ですね。
いくら操体法が症状や疾患名にとらわれないと言っても、基本的な構造や疾患の特性は知っておくに越したことはないと思います。

さて、TOSは上記の図にあるように腕神経叢や鎖骨下動静脈が上肢に至るまでの過程で何らかの圧迫・牽引を受けると上肢帯~上肢に痛みや痺れなどの症状を呈すものとされています。
図をみると圧迫を受けそうだな~と思われるポイントは3カ所あります。
◆斜角筋間隙(前斜角筋と中斜角筋の間)
◆肋鎖間隙(鎖骨と第1肋骨の間)
◆小胸筋下間隙(小胸筋の下)
(臨床的には斜角筋の割合が結構多いのかな、という印象がありますが私の個人的な経験なので参考までに)

TOSはいわゆる「いかり肩」でも「なで肩」でも生じ得ます。
いかり肩の場合は斜角筋の緊張が増して斜角筋間隙での圧迫が多い印象があります。
なで肩の場合は肋鎖間隙における圧迫が多い印象があります。
原因が違えはもちろん対応が異なるわけですが、いかり肩の場合は頚部~肩甲帯のリラクセーション、なで肩の場合は肩甲骨周囲の筋力強化で改善していくことが多いです。
肩甲帯のアライメントを徒手的に修正すると症状が変化することが多いので、症状の軽減するアライメントを見つけられたらその方向に全身のアライメントを修正していくと良いでしょう。
また、斜角筋間隙を出た後に肩甲上神経や肩甲下神経、長胸神経が枝分かれします。
必ずではありませんが、肩甲骨周囲の痛みや痺れを呈する方はこの斜角筋間隙を疑うと良いです(とはいえ、そもそもアライメントが崩れているので筋性症状として肩甲骨周囲に症状が出ている場合も多々あります)。

このような形で解剖学的に疾患を取り扱っていくと狙いも定まりやすいと思います。
本日もブログをお読みいただき、本当にありがとうござました。

それでは、また明日。


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