2018-12-16

【症例報告】はじめてのパーキンソン患者さん<認定インストラクター すった家>

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
毎週日曜日の夜は当会の認定インストラクターによる症例報告をお送りいたします。

さて、本日はすった家による症例報告。
「はじめてのパーキンソン患者さん」です。

(はじめては何でもドキドキしますね)
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【症例報告】
58歳 女性
専業主婦


【現病歴】
パーキンソン病を10年前から発症。
今回は「腰全体が痛く、歩き出しの1歩を出すと左の股関節辺りが痛い」
「肩がはっている」との事。

現在は病院からリハビリの人が週1で家に来てくれて可動域訓練などをやっているそう。


【評価】
◆視診
問診票を書いてもらっている最中に薬の副作用が出て、体の動きがクネクネしてきました。
私はパーキンソンの人の施術は初めてなので驚きました。

◆動診
少し落ち着いてから、動診(視診は動きがあり、わかりにくかった)。
・前屈で腰に痛みあり。
・右の側屈にて腰に痛みあり。
・首の左側屈で右の首につっぱり感あり。
・他の動作は問題なし。

◆触診
ふくらはぎ触る。
これは感覚よさそうだ(勘)


【治療展開】
基本的に初心の人にはIポジションまたKポジションですが、今回は動診の結果から、うつ伏せのカエル足か膝伸ばしかと考えました。

どちらが良いか聞いたら膝伸ばしでした。
左膝が曲げにくいとの事で左の膝伸ばし。
何回か練習の後、行う。

腰の伸びる感じから背中~肩甲骨~首~頭~と感じれていました。

術後は腰の痛みなし。
肩のこり感もなし。
首の左側屈だけ少しつっぱり感があり。

右手のゴウコクが少し固いので、それだけとりました。
首も改善。


【反省点】
術中に途中の検査を忘れていた事。
自分で求めれば、いくらでも深掘り出来ること。
初心を忘れずに。

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注意点として、動診は姿勢ごとに行った方が良いです。
姿勢や重力の影響、支持基底面、摩擦などにより動診の結果が変わることが多いためです。
今回のケースでは功を奏しましたが、参考までに。

また、パーキンソン病は腸内環境との関連も示唆されています(便秘の方の割合も実際に多いです)。
薬の影響も強く出ますが、生活習慣などを細かく聞けると治療の幅、アドバイスの幅も広がることが多いです。
私(宮森)が担当しているパーキンソン病の方は、内臓アプローチと皮膚操法にて歩行が劇的に変化する方がいます。
これもまた、参考までに。

本日もブログをお読みいただき、本当にありがとうござました。

それでは、また明日。


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