2018-01-30

操体法だけじゃダメ

------【PR】-------
【2月五十肩セミナー】
五十肩の治療はこんな風にしてみてください
http://nakamura-koutarou.1andingpage.com/?page_id=4257
------------------

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。


さてさて、1月も終わりが近いです。これで1/12が終わったわけです。ちょっと気合い入れないと1年なんて…一生なんて…。


油断せず、生きていきましょう。
私は油断したためか、部屋の角に足の小指をぶつけました。
この痛みを教訓にし、常に張りを保った生活を心がけたいと思います。


さて、本日は「操体法だけじゃダメ」というお話


講師にあるまじきタイトルですがこれはある意味、事実です。
昨日の坂出のピカメルとあわせてお読みください。


先日私の院にいらした患者さん。
「足の裏が痛い」とのこと
整形外科にて右の足底筋膜炎との診断でした。


ひどい時には足をつかなくても常に痛みがあったそうです。
今は荷重時のみ痛むだけだそうです。


腰痛や肩こりもあるとのことで、万能に効くI positionを実施。
それだけで腰痛や肩こりが6~7割減しました。


ただし、立った時や歩いた時の足の裏の痛みは10歩も歩けば元通り…。


さてさて、どうしたものか…と、姿勢を観察してみると骨盤の高さがすごく違います。
「だいぶ骨盤の高さ違いますね」とお伝えすると「足の骨の長さが違うんです」とのこと。


なんでも子供のころ体が弱く、「常に栄養失調気味でだったため、成長の過程で骨格の左右差が生まれたのでは?」と以前にかかった病院で言われたとのこと。


確かに、ササッと計ってみると大腿骨の長さが3cmほど違います。
それも右足で、足の痛みのある方です。


続いて踵を診てみると、右足の踵が外反し距骨下関節が回内していました。
それに伴い、足部のアーチは低下していて足底筋膜を引き伸ばし、痛みが出ていると考えられました。


続いて歩行を観させてもらいました。
右脚の立脚周期全てにおいて、距骨下関節の回内が認められ、常にアーチを低下させて歩いていました。
加えて、右足の接地時にDuchnne signが認められ、予想される重心線の結果から距骨下関節回内を助長していました。


こういったことを考えてみるとこんなことが言えると思います。


1.骨格の左右差が
2.姿勢・動作の左右差を生み
3.局所的な機械的刺激が増悪し
4.症状の発現に至る


こう考えた場合に、徒手療法による限界というものをある程度考えないといけません。


いくら操体法が素晴らしくて歪みを是正できたとしても、この運動パターンから脱却しないときっと痛みは再発するでしょう。
その後、体幹や股関節、足関節の可動域や筋力をチェックし簡単な筋トレを指導しました。もちろんそれは明確な筋力低下があったためです。


最後に私はこう伝えました
「○○さん、今日は治療で腰や肩は楽になりましたが、どうやら足は元に戻りやすいようです。それは僕が見たところ、太ももの骨の長さが違うことで、結果的に足の裏に負担がかかっていることが原因のようです。とはいえ、今まで不調がありながらも頑張ってこれた体です。とてもいい体をしています。足の裏に負担をかけすぎちゃったみたいですから、ほかの場所にがんばってもらって、バランスを整えれば良くなりますよ。今まで誰も歩き方なんて教えてくれなかったと思いますし、また新しいことを覚えるのは大変ですが、これから先の人生も元気でいるために一緒にがんばっていきませんか?」


「よろしくお願いします!」と元気に答えていただけました^^


このように手技療法で、対応ができるものと対応できないものがあります。
それらを見極めて適切な提案をしていくことが大事なのでは、と教えてくれた症例でした。
何かの参考にしていただければ幸いです。


本日もブログを読んでいただき、本当にありがとうござました。

それでは、また明日。


当会はセミナーを毎月開催!
セミナー情報は以下からチェック!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://goo.gl/pHJngS


代表や他の講師の更新情報はコチラから↓





☆宮森個人のLINE@はコチラ↓☆
友だち追加

セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地

0 件のコメント:

コメントを投稿