2019-05-14

簡単!即効!誰でも出来る操体法の5STEP

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

5、6月は大阪に2回ずつ参ります。
実はすでに先週行ってきたのですが、疲れるものは疲れますね。
体調管理に気をつけていかねば、と思っております。

さて、本日は「簡単!即効!誰でも出来る操体法の5STEP」というお話。

(卵かけご飯くらい簡単です)
これは先月のセミナーで受講生さんにお話した内容です。
操体法の中にはいろいろとテクニックがあり、かつ症状別ではありません。
「腰痛にはこれ!」と言ったものがないので、目の前の方にどんな操法を選択すれば良いのか…と、迷う方もいらっしゃいます。

しかし、操体法とは本来「迷わない」治療法だと私は思っています。
世の中にある治療法にどんなものがあるのか詳しくは知りませんが…きっと症状別になっているものもあることでしょう。
中には本当に繊細な技術を要求されるものもあるでしょう。

しかし、操体法は極端に言えば、触らないでも評価を済ませることができます。
どんなテクニックを用いるかを患者さんが自動的に教えてくれるのです。
あ、間違っても「何をやります?」と聞くかではないです(たまに私はやりますが)。
ちゃんと原理原則に従って評価をしていけば決まる、ということです。

操体法における原理原則とは、すなわち原始感覚です。
操体法における原始感覚とは…
1.    快感覚
2.    痛みなどの不快感
3.    何も感じない

この3つから構成されており、テクニックを行う上での理想は1.快感覚です。
これを基に、私が普段から行っている評価を時系列でお伝えします。
名付けて《簡単!即効!操体法の簡単5STEP!》です。

【STEP1.主訴を確認しましょう!】

これは操体法に限らず、基本中の基本です。
主訴、つまり、どんなことで悩んでいるかの確認です。
1番大事なところですので、忘れずに確認します。
どんな姿勢でどんなことをすると症状が出るのか?など、細かに聞いていきます。

ただ、主訴は主訴として確認をしましょう。
この後の流れとしては「主訴は主訴、評価は評価」と分けて考える必要もあります。

【STEP2.姿勢を決めましょう!】

評価の最初に姿勢を決定します。
これも患者さんに原始感覚に従って聞いていきます。

例えば、その場で「1番落ち着く姿勢」を患者さんに問いかけます。
もちろん、立っていて何もなければ立ったままやればいいですし、立っているのが辛ければ座るのは?寝るのは?寝るのはどの向き?とやっていけば自然と決まるはずです。

できれば主訴のある姿勢かそれに近いものでやると即効性はありますが、その姿勢をとることですでに痛いなど不快な感覚がある場合、それは原始感覚に反しています。

そのため、私はその時に患者さんのお体が「1番落ち着く姿勢」を選択してもらいます。

【STEP3.動診をしましょう!】

本来は視診や触診などをしますが、最悪は動診をすれば良いです。
STEP1で選択をした姿勢の中で、できる動作を確認していきます。

この動作とは、全身の連動を意識した前屈・後屈・側屈・回旋のことです。
特に坐位や立位では、重心移動も意識し、ゆっくり丁寧に行います。

また、動診のキモである「動きの感覚」を忘れずに問いかけます。
動作の中で不快なものは除外し、快感覚に出会ったものを採用していきます。
この評価ができれば、あとは操法を通すだけです。

【STEP4.操法を通しましょう!】

ここまでくれば、最後に快感覚に従って操法を通しましょう。
患者さんに感覚を問いつつ、行っていけば大抵は問題なくできると思います。

もちろん、操法を行なう回数も患者さんの原始感覚に従って決めていきます。
1回で満足する方もいれば、複数回やりたい方もいらっしゃるでしょう。
患者さんと患者さんの体に問いかけながら、しっかりと味わっていただきましょう。

【STEP5.再評価しましょう!】

操法を通し終わったら再評価です。
動診の結果はどう変わったのか?
主訴はどう変わったのか?
普段通り、それらを確認していきましょう。
結果が出ていれば患者さんと喜びを分かち合いましょう。

さて、いかがだったでしょうか。
操体法はたったの5STEPで実践ができます。
しかも、ほとんど迷いなくできる治療法なのです。

(超簡単なんですよね、やること自体は)
それは明確な基準が定められているからです。
全ての基準になる原始感覚、そして動きに関しても基本姿勢と重心移動の法則や連動が明記されています。
これほど明確に基準が定まっていて、かつ評価においては治療家の感覚に依存しない治療法は他にないのでは?と私は思います。

ぜひ、丁寧に、丁寧に試しながらやってみてください。
丁寧に行えば、大抵の患者さんは原始感覚に従っていろいろと教えてくださいます。
そして操法では、患者さんと快感感を分かち合ってみてください。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。

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