2019-08-03

【output】バカでもわかる解剖学<認定講師 宮森大地>

おはようございます。
セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。

本日は私が当会のスクール生さんにアウトプットした内容です。
当会はさまざまな職種の方が集まっています。
資格の有無も問わないため、本当に初歩の内容も共有するようにしました。

今回のタイトルは「バカでもわかる解剖学」です。

※スクール生さん向けのタイトルと文章なので、砕けた表現になって部分はご了承ください。
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さて問題です。
大腿四頭筋の外側広筋(以下、VLと記述)の起始部は?

(たくさんあるけど)大腿骨粗線外側唇から起始するため、(知らない人からしたら)意外と太ももの後ろ側に起始部があることが分かります。
また、VLの周辺組織には、硬くなりやすい組織の代表とも言えそうな腸脛靱帯(以下、ITTと記述)があります。

さて、この2つの関係性を考えてみると、ITTよりも深層にVLがあります。

ITTは大腿筋膜が肥厚した部位と記述している解剖学書もありますが、筋膜の役割の1つに「包んでいる筋線維の過剰な膨隆を抑える」というものがあります。
これを考えた場合、VLが膨隆している患者さんの場合、ITTが内側からVLによって圧迫され、ITTと連結のある大殿筋や中殿筋、大腿筋膜張筋(以下、G-max,G-med,TFLと記述)の緊張が高まる可能性があります。

私の経験上ですが、こういった方々は膝痛や腰痛を抱えている方が多いと感じます。

さて、この場合、いきなりITTやG-max,G-med,TFLに直接的なアプローチを行う(例えば揉む)と、かなりの激痛を伴う上に、ITTを内側から圧迫しているVLの緊張が解けないので症状の軽減が望めないか、望めても再発の可能性が高いです。
そのため、VLからアプローチすることが大事かと思います(もちろん、他にもいっぱいチェックしますが)。

もっと言えば、VLに負担をかけている原因は何なのだろう?と考えられると、もう少し治療効果を維持するためのアプローチができるのかな、と思いますが。
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と、このような本当に初歩の初歩の内容ではありますが、こういった基本的な部分を見直すだけでも、アプローチの幅は広がると思いますし、考える材料として解剖学書を眺めることができると思います。

最後までお読みになっていただいたあなたにも、何かのヒントにしていただければ幸いです。
明日からもがんばっていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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