2018-12-21

【五十肩】夜間痛の原因を考えてみた

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

ヨガインストラクターの学科試験で機能解剖を受けたら96点でした。
まさかの2問ミス…。
まだまだ勉強が足りませんね。

さて、本日は「夜間痛の原因を考えてみた」というお話。

肩関節周囲炎(一般的に言う五十肩)で問題になりやすい夜間痛。
夜が眠れなくなると生活リズムが乱れ、精神的にも不安定になってしまう方も見受けられます。
夜間痛の原因は肩峰下内圧の上昇腱板筋・腱板疎部への伸長刺激などで生じることが考えられます。
こういったことを考え、睡眠時のポジショニングは多くの方が指導されている方と思いますが、他にも考えられることがあります。

その中の1つに上腕骨内圧の上昇というものがあります。
そもそも血管の構造として動脈と静脈を比較すると弾力性では動脈が勝っています。
ということは、周辺組織によって動静脈が圧迫を受けた場合、動脈血は流れやすいですが静脈血はうっ血しやすくなります。
上腕骨内に流れ込む動脈が流れても、静脈側が流れないと骨内圧が上昇することが考えられます。

では、上腕骨内に流れ込む動脈にはどんなものがあるのか?
腋窩動脈から分岐する前上腕回旋動脈後上腕回旋動脈があります。


ほとんどは前上腕回旋動脈によって栄養されていますが、後上腕回旋動脈が入り込む栄養孔は小さいことが言われています。
後上腕回旋動脈の走行をみると、外側四辺形間隙と言われる小円筋と大円筋、上腕三頭筋長頭と上腕骨に挟まれた部分を通っています。
またこの部位には腋窩神経も通っているため、この周辺の筋に攣縮が生じた場合には上腕骨内圧上昇による夜間痛だけでなく肩の外側部(三角筋周辺)に痛みが出ることが考えられます。
このように考えた場合、夜間痛の対策としてポジショニングの指導の他に、こういった外側四辺形間隙を形成する筋のリラクセーションも必要になってくると考えられます。

こういった解剖学の中に治療のヒントがたくさんあります。
一見複雑に見えても、実はシンプルなのが解剖学です。
深めていくとまた新たな可能性がみえてくるかもしれません。

本日もブログをお読みいただき、本当にありがとうござました。

それでは、また明日。


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