2018-12-11

「死ぬのが目標」と言われたら?

---【PR】-----------------------
【大阪スクール開校!】
宮森大地のすべてを伝える
大阪スクールの開校が決定しました
http://bit.ly/2qZiQLw
------------------------------

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

最近ゲームをやっています。
横スクロールの2Dアクションなのですが、難易度がえげつないのです。
小学生の頃を思い出します…。

さて、本日は「死ぬのが目標」と言われたら?というお話。

先月、80代のご新規さんがいらっしゃいました。
ちょっとした腰痛があるのですが、実はそこまで困ってないとのこと。
「何できたんだ?」と思い、「何か目標はあるんですか?」と聞くと『先生、私は死にたいんですよ』とのこと。

正直びっくりしましたが、「どういうことですか?」と、詳しくお話を伺うことにしました。
その方曰く…
・一族がみんな長生き(祖母は102歳、実父母も90代まで生きた)
・みんなコロッと死んでいった
・唯一、祖父だけが介護が必要になって亡くなった
・今の自分だと介護が必要になりそうで嫌だ

とのこと。

つまり、「コロッと死ぬのが目標」とのことでした。

この方は軽い腰痛しかありませんし、他にも診断名のつくような病気がない方です。
施術でI positionを1回で腰痛が消失するような方です。
だから安心!
とは、もちろん言い切れないところですが、その後はいろいろお話を伺っていきました。

『私はきっとあと10年は生きると思う』
『子どもや孫に迷惑をかけたくない』
『ここまで生きれば死ぬことは怖くない』
『ただ迷惑をかけながら生きたくはない』
『どうせなら健康で楽しみながら生きて死にたい』

いやはや、80代の健康体(に見える)の言葉はなかなか響くものがありました。
「じゃあ、私にできることはなんでしょう?」と聞くと『あなたの視点から見て、コロッと死ぬための運動とか食事とか、そういった必要なものを教えてほしい』とのこと。

なかなかハードルの高い要求を突き付けられました(^^;

普段、患者さんの目標を聞いていると、あくまでその前提条件として“生きている”といいうものがあります。
しかし、現在までの人の死亡率は100%です。
そして、過去よりも長生きになっています。
ただ、死ぬときに健康かどうかは別の話です。
今回の患者さんのように『健康なまま、コロッと死にたい』と考える方は実は多いんじゃないかと思います。

私は今回、初めて『死ぬために生きる』という方に出会いました。
この方へ施術は最低限にし、運動や食事のお話をしていく方向で決まりました。
いろいろ死生観をお話する機会もいただけて、また私もありがたいです。

あなたは『コロッと死ぬのが目標』と言われたら何をしますか?
そうでなくても、目の前の方の死の瞬間まで想像して臨床をしていますか?
今回の私の新規さんの件も何かの参考にしていただければ幸いです。

本日もブログをお読みいただき、本当にありがとうござました。

それでは、また明日。


◆セラピストスキルアップ実践会のセミナー情報は以下からチェック!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://goo.gl/pHJngS

◆認定インストラクターによる症例報告は以下からチェック!!(毎週日曜更新)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://bit.ly/2OXOGDb

◆セラピストスキルアップ実践会のブログ更新情報はコチラから
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓




◆こっそりやっている…宮森個人のLINE@はコチラ
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
友だち追加

セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地

0 件のコメント:

コメントを投稿