2018-04-17

都合よく操体法を解釈していませんか?

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。


先日、めいっ子が母親(めいっ子からしたら祖母)に「ディズニーランド行こうよ!」と言ってました。
母親は疲れるのが嫌なので「私はいい、楽しくないし疲れるから」と言ったのが信じられないらしく、「えー!!」と目を丸くして驚いていました。
自分が楽しくて仕方ないものを楽しくないとされ、まさか断られるとは思わなかったのでしょう。
なかなか新鮮な経験をしたようです。
ちなみに叔父さんである私はとくに誘われもしませんでした…(哀愁)。


さて、本日は「都合よく操体法を解釈していませんか?」というお話。


操体法の創始者である故・橋本敬三先生はいろいろな言葉を遺されています。
「60点でマにあっていればいい」
「楽な方、気持ちいい方に動かせばいい」
「頑張るな、威張るな、欲張るな」(バルの戒め)

などが有名です。


書籍を読み進めていくと、ふと出会う言葉に心を救われたり、もっと頑張らなければ!と刺激を受けたりするのですが、最近、こういった言葉を都合よく解釈している方が多いと感じます。


「60点でマにあっていればいい」
この言葉の背景には、「100点満点の完全なる健康ではいられないから、自分でコントロールできる範囲でいられればいいよ」という意味が含められています。
ただ、これを都合よく解釈して『60点で良いんですね!私も60点の治療を目指します!』と言った治療家さんがいましたが、60点の治療を提供する治療家さんに誰が診てほしいでしょうか。
日々自己ベスト更新するくらいの100点の治療を目指す治療家さんの方が良いに決まってますよね。


「楽な方、気持ちいい方に動かせばいい」
これは事実ですが、拡大解釈をして『楽すればいいんだ!』という人がいます。
楽をしていても何も変わりませんし、ただの堕落になっている方も見受けられます。
猫背でいることが楽でそれを良しとするのなら、腰が曲がって痛みを訴えている方々は一体何なのでしょう?


バルの戒めの中にある「頑張るな」も同様です。
これは怠けるとか、それこそ楽をするという意味ではありません。
闇雲に努力するのではなく、法則を知って、それに従い、最短の道筋で学びなさい、という意味なのです。
※操体法にも重心安定の法則や重心移動の法則がありますよね。


橋本先生の哲学や言葉は大変素晴らしいと私は思いますし、とても好きです。
しかし、『操体法の考え方が好きなんです!』という人の中に、時よりただの堕落をしている方がいることもまた事実。


あなたも都合よく解釈している言葉はありませんでしたか?
出会った言葉のその裏も考えて、明日からも臨床に還元していきましょう。
本日もブログを読んでいただき、本当にありがとうござました。

それでは、また明日。


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