2018-10-01

寝返りもろくに出来なくて歩けるのか

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

台風ハンパなかったですね。
被害は大丈夫だったでしょうか。
どうやら25号さんも今週末には沖縄に接近するとか…。
ちゃんと備えをしないといけませんね。

さて、本日は「寝返りもろくに出来なくて歩けるのか」というお話。


これは昨日、眠れなくて個人のFacebookのタイムラインに投稿した内容です。
前にも取り上げたような気がしますが、すべてエビデンスもなく、あくまで私の個人の見解です。

私の個人的な感覚として、現在の20代前半以下の若い子たちで、整体院にくるような子たちは寝返りすらちゃんとできません。
※整体院にこない若い子たちと関わる機会がほぼないので分からないのですが、潜在的には結構な割合でおおいと思います。
このような子たちは異様に猫背で、姿勢が悪いとかでは片づけられないような体幹の機能不全があります。
いわゆる『体幹』とか『コア』というものの定義は正直よくわかりませんが、運動発達の過程で獲得するはずの立ち直り反応すら出ない子たちがいます。
10代でスポーツをガンガンやっていても、ほんの少し負荷をかけるだけでバランスを取れなくなる子は珍しくありません。

ちょっとこの記事をお読みの方にご意見を伺いたいのですが、これに危機感を覚えるのは私だけでしょうか?
これ、マジでやばくないですか?
身体機能が整ってない状態で、この先運動不足にもなりがちで、このまま生きていったらこの子たちが40代、50代になったらどうなるんだろう…と心配になりませんか?
しかも本人たちはそれで生きてきているから、それが普通だと思ってるから危機感がないんです。

例えば、寝返りというものを考えてみます。

教科書的な正常パターンは上図のような2パターンがあります。

乳幼児期の運動発達は頭尾側方向の順で進むのが原則ですから、寝返りもその原則に従います。
運動発達の頭尾側方向というのは、運動が頭から足の方向にかけて発達するということ。
・首が座る(定頸)…3か月
・寝返り…5~6か月
・おすわり…7~8か月
・ハイハイ…8~9か月
・つかまり立ち…10~12か月
・歩きはじめ…12~14か月
↑かなりうろ覚えなのですが、確かこんな感じです。
動きの発達(体の動きのコントロールする部位)が頭から足に向かっていることがわかると思います。

すこし話がそれましたが、寝返りは大まかに以下の様な手順で進みます。
1.寝返る方向に目線(頭部)を向ける。
2.寝返り方向と違う側の上肢をリーチして上部体幹が動く
3.上部体幹に続いて下部体幹がついてくる(体軸内回旋)
4.下部体幹・下肢がついてきて寝返り完成
乳幼児期の寝返りしはじめの頃は、身体機能が未発達なので脊柱の伸展をフルに使ったりします。
なので、上記のようなきれいな寝返りはでませんが、一応上記の流れが正常です。

正常な寝返り再び…私が青字にしたパターンで寝返りしてますよね。

ただ、前述した体幹グラッグラの子たちは立てた膝を倒して下肢の重みを使ったり、下肢を上肢よりも先行させたり、下肢の蹴りを使って寝返りをしたりします。
そうすると、体幹筋力をほぼ使わないでも寝返りができるんです(試してみるとわかります)。

正常における寝返りで
2.寝返り方向と違う側の上肢をリーチして上部体幹が動く
この時にはリーチした上肢(上側になる方)の前鋸筋~外腹斜筋~対側の内腹斜筋を使います。
3.上部体幹に続いて下部体幹がついてくる(体軸内回旋)
この時には上側になる内腹斜筋~下側になる外腹斜筋を使います。
こういったプロセスを通して、体幹機能を獲得していくのだと私は思います。

ところで、寝返りにおけるこの時の体節の位置関係というのは、歩行におけるMid-Stance~Terminal Stanceにおける体節の位置関係と似ています。

(Mid-StanceからTerminal Stanceにおける骨格のモデル)

私の経験上、体幹の機能不全がある方たちはMid-Stance~Terminal Stanceにおける下部体幹(腰椎~骨盤)の回旋が増大する傾向が
あるように思います。
多少の解剖学的な知識があれば、上記部位での回旋の増大は構造的に負担が大きいことは明らかでしょう。

この歩行周期において、立脚側の内腹斜筋などによる骨盤の回旋の制御が必要だと私は考えています。
もちろん、この内腹斜筋の筋活動として、寝返りにおいては求心性収縮で、歩行においては遠心性収縮ですので、収縮形態が違うことや支持基底面の違い、体節の重力方向への違いなどがあることは分かっていますが、この骨盤回旋の制御ができない人は寝返りが下手なことが多いです。
そして、この歩行の練習をいきなりやっても、内腹斜筋や腰方形筋の収縮を感じられない(他覚的にはあっても自覚的にないなど)人が多いです。
※あくまで私の経験と意見です。

寝返りも座り方も立ち方も歩き方も誰かから習うことは基本的にありません。
だからこそ個体差が大きいことはありますが、それにしたって身体機能が悪すぎる人が多い気がします。
もう一度言います。

これに危機感を覚えるのは私だけでしょうか?
身体機能が整ってない状態で、この先運動不足にもなりがちで、このまま生きていったらこの子たちが40代、50代になったらどうなるんだろう…と心配になりませんか?
しかも本人たちはそれで生きてきているから、それが普通だと思ってるから危機感がないんです。
これ、マジでやばくないですか?

どなたかどうにかするアイデアを教えてください。
私だけが見当違いな心配をしているのなら良いのですが…そうでないなら、どうにかしないと日本人マジでやばいですよ。

本日もブログをお読みいただき、本当にありがとうござました。
それでは、また明日。


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