2018-10-03

【手のひら返し】断食なんてするもんじゃない

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

昨日は1日新宿にいました。
あそこは朝から晩まで人がいますね。
疲労感が半端じゃないです…。

さて、本日は断食が大好きだった私が手首がねじ切れんばかりの手のひら返しをします。
「断食なんてするもんじゃない」というお話です。

(なんとなくタイトルと相反するような健康そうなイメージの画像を載せておけばアクセス数が稼げるんじゃないか疑惑)

正直、学べば学ぶほどに断食の危険性も分かったということですね。
何度かブログでもセミナーでも断食(ファスティング)について取り上げたかもしれません。

私は今年に入って今まで月に1回くらいの頻度で断食(ファスティング)をしています。
だいたい平均5日間くらいですので、今年は通算で1か月以上は固形物を食べない生活をしました。
もちろん、メリットはありますし、そのすべてを否定するわけではありませんが、私の今ある知識と自身の体験を通したところ、やらないで済むならやらない方が良いという結論に達したので本日はそんなお話をしていきます。
過去の私にブログやセミナーでの発言に騙された方はお読みいただき、「宮森のバカ野郎」と罵ってくださってかまいません。
業界の末端の末端の末端とはいえ、情報発信している身として反省はしておりますが『そういうあなたも人の体について自ら勉強するという自由を行使せずに与えられた情報をそのまま信じた情報弱者でしょ』と心の片隅で思っているので罪の意識は全くございませんのでご了承ください(そう、宮森は基本的に嫌なヤツです)。


そもそもファスティングって??

断食の名の通り、一定期間食事を断つことです。
やり方・期間は細かくありますが、文字通りですので詳述はしません。

断食(ファスティング)は各宗教の修行法として、抗議手法(ハンガーストライキ)として、デトックスやダイエットとして行われています。
英語で書くとFastingですが、朝食を意味するBreakfastはFastingの禁を破ることから“Break”fastと言われているようです。
以前も書きましたが、私は宗教について否定的ではありませんが、ときに食事に関することではこういった思想や宗教が結構な割合で入ってくることが多いです。
日本語の「いただきます」「ごちそうさま」もその一種なのでしょうが、生理学・生化学・栄養学を多少でも学べば、その高尚な思想である種の食のこだわりを守りながら1つの生物として生きていける人はほんの一握りだと思います。
私も不食(ブレザリアン)っていいなー、と今でも思いますが、十中八九無理ですね、普通に死ぬので。
すこしメリットやデメリットをまとめてみたいと思います。

ファスティングのメリットとデメリット

(まぁどう考えてもデメリットがでかい気がしますのでこの画像をば)

ファスティングのメリットとして以下のようなものが挙げられます。
・ダイエット効果
・デトックス効果
・抗酸化作用
・思考が冴える
・内臓の休息を促す
まぁこれらは事実ですし、間違ってはいないと思います。
ただ、あくまでこれらのメリットは短期間のものであると私は思います。

ファスティング中はエネルギー源となるものを体内に入れないので体内にあるものでエネルギーを作り出します。
その過程を糖新生と言いますが、たんぱく質や脂質を分解するやつですね。
このときに蓄えられていた毒素が出るとか、血管にたまったアテローム血栓も分解されるとか、脂肪が分解されて痩せるし、ケトン体が出てきて思考が冴え渡るとか、内臓も休めるとか言われます。
もちろん、繰り返しになりますが、これらは事実なんです。

いわゆるデトックスとかってこういうのを言うのだと思いますが。

ただ、この反応を起こす代謝回路を回すときには各種の酵素とか水分、ビタミン、ミネラルの補給がめっちゃ重要なんですね。

それを狙って酵素ドリンクとか出てますが、そもそも酵素(代謝酵素)って体の中で合成されるものであって口から摂取したところで意味ないんですよね(消化酵素は口から摂っても消化を手助けはしてくれます)。
長期間の断食や繰り返しの断食は、どう考えても栄養不足を招き、代謝回路を回らなくします。
そしてこれらを繰り返しやると、体が省エネモードになるらしく、代謝効率が落ちるようです。
それで食事を少しずつ増やしたところで、代謝回路が狂っていますし、ため込みやすくなってます。
要はいわゆるリバウンドを起こしやすく、太りやすくなります(怖っ)。

患者さんで「食べてないのに太る」と言っている人で信じられないくらいに太っている人の中には、本当に食べてない人もいます。
私の院の患者さんで1日にクッキー1枚という方がいますが、私と同じ身長(170cmくらい)で体重90kg以上の女性がいます。
マジで食ってないけどブクブク太るんです、代謝がうまく回らなくなると。
こういう方は過去に○○ダイエットとか特定のものを摂取するものを繰り返しやっていて、栄養不足を招き、徐々に代謝回路を狂わせていったものと考えられます。
ちなみにこの人にプロテイン勧めたら一気に70kg台まで落ちました。
※プロテインを推奨しているわけではなく、食が細くなっていたので栄養摂取の選択肢として提示しました。

「え、でも宮森さんもアトピーとかも良くなってましたよね?」

確かに、アレルギーのある私は、アトピーや花粉症の症状が良くなってました。
ファスティングをやっている間とその直後位は。

私は幸運にも(?)、食事よって割と速やかに体(とくに肌)に反応が出ます。
ファスティングによるアトピーや花粉症の症状の軽減は、単純に糖質制限によるものとエネルギー不足による代謝低下によるもの推察されます。
実際、今は少しずつ高たんぱく食に切り替えていってますが、糖質を選べば肌荒れは回復していってます(これも長期的にみてみないとわかりかねますが)。
逆に、体に合わない糖質を摂取すると、速やかに肌荒れ・鼻炎の症状が出ます(これは私のケースなので参考までに)。

あと、どうしてもイメージってつきものだと思います。
ファスティングをしていると、食に対して嫌悪感すら覚える人もいるようです。
食べるないことが正義で、食べることが悪のように思えて、食べた時にすごい罪悪感に苛まれるような。
そんなことないんですよね。
食べたいっていう生理的な欲求は「生きる」ためのものです。
物によっては依存性の高いものがあり、精神的な欲求を満たすための食欲もありますから、それはまた別に考えないといけませんが…。

あと先ほどから画像を多く使ってますが、こういうのも。

いかにも「植物性のもの、果物ってヘルシーで健康的☆」みたいな感じですが、長期間菜食をした人の肌って大抵褐色になってくるんですよね。
ケースによりますが、菜食をしていると結果的に糖質過多になってメイラード反応で肌の色が変わってきます。
それに果糖はブドウ糖より糖化作用がかなり強いので、全然ヘルシーじゃないと私は思います(食べる量に気を付ければ…またこれも個体差ありますし難しいです)。

で、結果

まだまだ書きたいこともあるのですが、飽きてきたのでまとめます(笑)
いろいろと書いてきましたが、長期的・反復的なファスティングは代謝を狂わせる可能性がありますし、太りやすくなるだけでなく栄養不足を招くので細胞に元気がなくなって肌荒れとか免疫力の低下を招く可能性があります。
ミトコンドリア系が働くなって、解凍系に依存しだすと、結果的に糖質がほしくてたまらなくなる可能性もあります(そしてさらに太る)。

要はちゃんと栄養について学んで、自分の体で確かめながら食べようってことでまとめにします。

まぁ…答え合わせはこの先の人生で、自分の体とするほかないでしょう。
生きていくのなら、少しくらいは勉強して経験しておくのも損はないと思います。

本日もブログをお読みいただき、本当にありがとうござました。

それでは、また明日。


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