2018-10-02

真実の見極め方 ~科学とイメージと思惑~

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

本日のピカメルの内容はよくわからない内容の上に非常に長文です。
お時間のあるときにお読みください。
もしくは寝る前にお読みになると頭が混乱して良い睡眠導入剤になるかもしれません…。
と、言いつつ早朝にアップするわけですが…。

さて、そんな本日は「真実の見極め方 ~科学とイメージと思惑~」というお話。


突然ですが、あなたは科学はお好きでしょうか。
私は元理学療法士なのですが、理学療法士は特に科学が好きなようです。
治療においてはevidenceという言葉がよく用いられ、治療効果に対する証拠とか科学的根拠という意味合いで使われます。
私もよく「その治療法にはevidenceはあるの?」と聞かれたことがあります。
『evidenceは知る限りないけど、お前より結果は出してるよ。だって患者さん笑顔じゃん。お前の患者さん眉間にしわ寄ったまま帰ってんじゃん』と同期に向かってツバを吐いたのは今ではいい思い出です(私も若かった)。

ところで昨今のWEB事情もあり、個人がさまざまな情報を発信することも受信することも簡単になりました。
そうなりますと、その情報の真偽の検証や思惑をしっかりと汲み取ることが受信側には必要になるように思います。
それっぽく語っていても、それは「個人の感想」であるかもしれませんし、「作り話」かもしれませんし、いわゆるevidenceのある実験結果かもしれません。

とは言え、その“実験結果”とやらも≪ある特殊な環境下≫で行われたものが多いようです。
「生きて腸まで届く○○」という代物も、腸に至るまでの消化酵素やpHといった条件をそろえた≪装置の中で≫検証しているにすぎないようです。
つまりは生きたまま腸に届いているかどうかは、誰も確認していないようですし、外から入ってきた菌が、仮に腸まで生きたままたどりついたとしても、腸にもともといる菌の集落に≪定着することは≫まず期待できないことは確実なようです。

他にも実際の人を通した研究であっても、通常の生活する中で取ったデータというのは影響を与える因子が多すぎて単純化する傾向があります。
もしくは、状況証拠の積み重ねをして「どうやらこういう傾向があるみたいです」というものが多いのです。
しかし、これもまた一般的にはevidenceというものです。


どうやら人は(日本人は?)、科学という言葉に弱いようです。
それと同時に、先行するイメージに惑わされやすい面もあるようです。
要は「なんか○○って良いみたい」が好きなんですね、人は。

例えば、私もヨガをやっていますが、ヨガをやっている人は細くて、しなやかで、健康そうなイメージがあると思います。

しかし、ヨガを通して瞑想を極めれば極めるほどに、代謝が落ちることがデータとして出ています。
ところが、これはおおくのヨガ愛好家にとっては、おそらく不都合な事実でしょう。
そのため、こういった事実は隠されがちです。
例え、evidenceがあったとしても。

また、ヨガの伝統的な教えの中には、かなりエロチシズムなものも含まれています。
ヨギー(ヨガの実践者)の精神的な目標は、意識を至福の状態に達することとしています。
それが天地万有の原理の一体化、つまりは悟りにつながるとされています。
この至福状態に達するための主な手段が、性的なエクスタシーを感じることでした。
そのため、堕落したヨギーも古代インドでは多数見られたようです。

現代のフィットネス的な側面が強調されるようになったのは、インドが独立するにあたり、堕落したヨギーが多数おり、ヨギーたち、ひいてはヒンドゥー教が間違っていることの証と国民がインド国民が感じたからです。
そこで、ヨガの行法の大改革をする必要性があり、さまざまな科学的なメスを入れるようになったのです。
そして科学的な側面を打ち出した、現代のフィットネス的なヨガが広まっていきました。

実際、これを機に世界的にヨガは広まり、また科学的な研究も進んでいます。
もちろん、その効果効能が(真偽のほどと個人差はともかく)明らかになってきています。
しかし、前述したエロチシズムに関しては、ほとんど知る人はいないでしょう(ヨガウェアがなんかエロいな、とは思っても)。
ただ、それがヨガを通しての1つの≪真実≫であることは間違いでないと私は思っています。

さて、ここまで読んでいただいたあなたは「結局、宮森は何が言いたかったんだ?」と思われたかもしれません。
私は別に科学(evidence)もイメージも否定しているわけではないです。
長々と書きましたが、何が言いたかったかと言えば、こういった科学とイメージを利用した≪誰かの思惑≫を知っていると知っていないとでは≪真実≫の見え方が違うように思います。
今回は私の好きなことを通してのお話になりましたが、治療家であれば体に関することの情報収集は日々行っていると思います。

運動のこと
食事のこと
睡眠のこと
治療技術のこと
それにはどんな≪科学的な根拠≫と≪イメージ≫と≪思惑≫があるのか。
いろいろな角度で物事を見て、マクロな視点やミクロな視点を行ったり来たりしていると、きっと≪真実≫に気付けるのではないか、と私は思います。


本日はよく分からないお話を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた明日。

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