2018-08-26

【症例報告】右足関節捻挫により疼痛、違和感があった症例<認定インストラクター 大吉>

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
毎週日曜日の夜は、当会の認定インストラクターによる症例報告です。

本日は認定インストラクター大吉さんの症例報告です。
タイトルは「右足関節捻挫により疼痛、違和感があった症例」です。


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【症状】
前日、久しぶりにバレーボールをやって、着地の時に軽く足首をひねったとのこと。


【介入】
2日間に渡り、介入を行いました。
1日目:しゃがんだ時に足関節外側(外果前方)に疼痛が出現。
2日目:しゃがんだ時に足関節外側(外果前方)に違和感・不安定感が残存。


【評価】
視診・触診では目立った腫れ、発赤、熱感は無く、圧痛もなし。
炎症反応は弱いと考える。

動診では、膝関節伸展位での足関節背屈・外返しでは疼痛、違和感は出現せず。
膝関節軽度屈曲位での足関節背屈・外返しで疼痛、違和感出現。
足関節を深背屈した際、距腿関節のアライメントに問題があると考える。


【洗濯した操法】
1日目:膝裏圧痛

2日目:違和感出現肢位からの底屈・うち返し


【結果】
1日目 膝裏圧痛
足関節の動きに影響する筋群で、それらの起始が集中する近くの圧痛点として、「膝裏」を選択。
左右行い、患側である右側の方が痛いとのこと。逃避反射も大きく出現。
立位になっていただき、再度動診を行うと疼痛消失。若干の違和感が残るが8割改善。

2日目 違和感出現肢位からの底屈・うち返し
疼痛が無くなった事でまたバレーボールをやったら、違和感・不安定感が出現したとのこと。
出現する肢位・場所は1日目と同じく、しゃがんだ時に外果の少し前。
違和感がある肢位から逃れる動きとして、足関節の底屈・うち返し方向へ3割くらいの力を入れてもらう。
この時、「なんだかしっくりくるような感じがします」との発言あり。
立位になっていただき、再度動診。違和感消失。


【反省・学んだこと】
反省:圧痛を選択した事で疼痛は軽減したが、それにより二次的な不具合を招いてしまったこと。その場で低負荷の筋トレをする等、アライメントを維持できるようなひと工夫が必要であった。

学んだこと:操体法の基本である「楽な方」「気持ちいい方」「痛みから逃れる方」への動きを考えることで、ベーシックの操法にはない動きでも症状を改善できた事。
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足関節捻挫という遭遇しやすい疾患に対する症例報告でした。
型にはまらずに、教科書通りのようなテクニックではなく自分で考え、歪みを取っていけたのは素晴らしいですね。
その上で、運動療法のようなものを加えてより安定化させるようなアプローチや、むやみな運動を避けるといった患者教育が必要だった症例かもしれません。

その場の症状の変化だけに捉われず、その先をみていくことの大切さも学べる症例報告でした。

本日の内容も参考にしていただければ幸いです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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