2018-08-12

【症例報告】終末期の寝たきり患者に対する治療経験<認定インストラクター 鍼灸師たかこ>

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

本日は認定インストラクター鍼灸師たかこさんの症例報告です。
タイトルは「終末期の寝たきり患者に対する治療経験」です。

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【症例紹介】
80歳女性 寝たきり、胃瘻。


【既往歴】
脳梗塞後遺症、てんかん、パーキンソン病、アルツハイマー型認知症。
経鼻酸素4L/min、返答はyes⇄noのみ、首振りか声で反応、表情は良い時悪い時様々でしたが7月中は割合和かな表情をしていました。
主訴は腰下肢痛、その時々で左右腎臓に痛みあり。


【アプローチ】
内臓治療として、排出系と循環系の機能向上を目的として肺、腎臓、副腎、小腸、大腸、肝臓、心臓、脾臓を適宜施術。

内臓治療開始後、腰痛の訴えが明らかに軽減し、便通や下腿浮腫も即時改善。
腰痛の訴えが無い際は、強いて言えばの下肢痛の緩和を実施。
調子を伺いながら端坐位、立位のリハも行っていました(坐位保持訓練に三軸操体法をよく行っていました)。
最近は室内の空調は保たれていましたが、酷暑の外気温変化をご本人が細かにキャッチしており、暑い暑いとグッと調子が落ち、端坐位も取りたくないとのことで、寝たままで内臓・頭蓋治療、最低限の鍼灸を実施していました。

7月下旬より胃瘻も口からの食事も困難、排便排ガス停止し始め、介入時に腸閉塞と察知し(私が介入する数時間前に訪問看護師からも往診医に連絡済)、即時連絡→往診医により腸閉塞診断で強制入院、入院3日後に腸閉塞からくる呼吸困難で逝去されました。


【まとめ】
8年間施術に携わらせて頂きましたが、内臓治療を始めてからは、腰痛に顔を歪められる事が殆ど無くなり、痛みを取りつつ肺の調子を上げ、ご家族の要望とご本人の調子を伺ってリハビリする事が出来まして、ご本人とご家族様共々喜ばれていました。

結果としては残念でならないですが、終末医療に携わる身として、ご本人とご家族の希望に精一杯沿った内容で介入出来たかと思いつつ、ご冥福を祈るばかりです。

ご参考になれば幸いです。

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終末期は誰しもが迎える局面であり、それに関わる医療職・治療家の方もおおくいらっしゃいます。
患者さんのお体の状態も変化していく中でも治療家ができることがあるんだ、ということがわかる症例報告だったと思います。
本日の内容も参考にしていただければ幸いです。

本日もブログを読んでいただき、本当にありがとうござました。

それでは、また明日。


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