2018-04-22

患者さんが治療家に求めているもの

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。


この週末は先週に引き続き2週連続で大阪でした。
“郷に入っては郷に従え”タイプなので、エスカレーターを右側に乗るのも慣れました。
日本全国めぐっていろいろな文化を感じてみたいものです。


さて、本日は「患者さんが治療家に求めているもの」というお話。


「宮森くん、患者さんが治療家に求めているものって何だと思う?」
4年程前、師匠に聞かれたことがあります。
さて、あなたならどう思いますか?そしてどう答えますか?


確か私は『結果を出す技術やそれを裏打ちする知識だと思います』と答えました。
それに対して師匠はこう答えました。
「知識や技術があることは当たり前。結果を出すのも当たり前。求めているのは、“即答”だよ」
当時はよくわかりませんでしたが、これを痛感させられることがありました。
これは先日の内臓セミナーでもお伝えしたお話なのですが、シェアしたいと思います。


この“即答”の必要性を強く意識したことがあります。
私が治療院を初めて2年が経った頃、通院されていた患者さんからご友人を紹介していただきました(この方を仮にAさんとします)。
Aさんは末期の脳腫瘍で、いつ意識を失うかもわからないような状態の方でした。
感覚障害や運動障害(歩行もものすごく不安定)、言語の障害もありました。
何をすればいいかも、正直分かりませんでした。


結論から申しますと、Aさんは亡くなりました。


Aさんは出会ってから1か月半のうち3回通院されました。
最後の通院から1週間後に自宅で倒れて意識を失いました。
ご友人が駆けつけ、救急車で病院に運ばて、緊急処置と延命措置を受けました。
意識を取り戻して一時は簡単な会話をできるまでにもなりましたが、1週間後に亡くなりました。


さて、話はAさんとお会いした時に戻ります。
私はいつも通りにその方とお話をしていきました。
そして、いつも通りにこう質問をしました。
『私に何かできることはありますか?何を求めていらっしゃいますか?』
Aさんはこう答えました。


「生きたい、です」


さて、あなたはこの答えに対して、どう答えますでしょうか?
私は「わかりました。私にできることは全てさせていただきます。がんばりましょう」と1秒かからずに“即答”しました。
もしここで、1秒以上かけて答えに窮していたら、きっとこの方は通院してくれなかったでしょう。
私も師匠から“即答”の話を聞いていなかったら、きっと即答できなかったでしょう。


意識を失うまでに、Aさんはご友人に「宮森先生を紹介してもらって良かった」と言ってくれたそうです。
正直、それが本当か嘘かはわかりません。
ご友人(もともと私の患者さん)が私についてくれた、優しい嘘かもしれません。


ただ、私はAさんが3回通院してくれて、その場で少しでも体に変化があることが嬉しくて笑顔になってくれたことや、病院でその言葉を言ってくれたことで救われた気がしました。


私以外の治療家が担当していたら?
私の治療技術や生活指導のレベルがもっと高かったら?
私のかけたあの言葉は正しかったのか?
思い返せば、そんなことをずっと考え続けます。


それでも、安くない金額と貴い時間を私に投資してくれたのは事実です。
当時の私にできることはすべてやりましたし、それが私のやるべきことでした。


少々重たい話になってしまいましたが、あなたは患者さんの言葉や想い、願いに“即答”できておりますでしょうか?
治療なんて、やってみなきゃどうなるかわからないのです。
それでも「この先生に任せよう」と思ってもらうためには、“即答”が必要なのです。


さて、“即答”をするためにあなたは今日から何をしますか?



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