2019-03-04

筋トレとかヨガとかピラティスとかする前にこれはできますか?

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

割と雨が続いておりますね。
気象状況も体に影響を与えますよね(前庭系が関与しているようです)。
気象の影響が大きいということは、外部環境の変化に体がついていけないということ…。
いろいろ体を見直す機会になりそうですね。

さて、本日は「筋トレとかヨガとかピラティスとかする前にこれはできますか?」というお話。

昨日、ふと気になって小児の運動発達について簡単に見直しをしていました。
私の知識も古かったようで、古典的な運動発達の観方をしていたようでした。
私は主に中枢神経系の発達に伴って原始反射が抑制・統合されて立ち直り反応や平衡反応が出現して運動発達が進むと覚えていました。
ただ、最近の知見ではそれだけではなくて筋骨格系の発達も関与しているということが言われているようです。
普通に考えてみれば当たり前なのですが、知識のアップデートはとても重要ですね。

ところで、小児において環境さえ整えてあげれば古典的な運動発達学では獲得していない月齢の反応が出ると言われています。
例えば、生後3~4か月もすれば“首がすわる”状態になります(これを専門用語で定頸といいます)
この時期には原始反射が消失していく時期なのですが、それ以前にも頭-首を安定させてあげると立ち直り反応が出るようです。

(これは頭に対する迷路性の立ち直り反応です)
これが実際に有効な場面で使えてくる月齢はもっと後ですが、この時期ですら人はしっかりと空間上で頭を安定させ、それに対して体幹や四肢を合目的に動かすことができるのです。
ところが、臨床においてこういった立ち直り反応を観察してみると、立ち直り反応をうまく使えない人々に出会います。
基本的に私は成人を相手にしていますので、中枢神経系は発達がし終わっておりますので、特別な障害や疾患がない限りはできるはずです。
それでもできないということは、神経-筋の間で調整される運動パターンに何らかの問題が生じていると言えると思います。
正しい表現ではないかもしれませんが、神経も筋も正しく使う癖がないとどんどん“退化”していくと言えると思います。

そもそも小児期に獲得する運動・動作というのは、人間が人間らしい運動・動作を遂行するためのものだと考えられます。
つまり、こういった基本的な運動・動作の運動パターンが歪むということは、人間らしい運動・動作が遂行できない可能性があるということです。
例えば、二足歩行とか。

(ああ、また無駄にセクシーな画像を使ってしまった…そして歩き方がイマイチ)
完全二足歩行は人間だけですし、そのために運動発達は進んでいくと私は考えています。
「いや、サルも二足歩行するでしょ?他にも後ろ足で立つ動物いるよ?」という方もいらっしゃるかもしれませんが、進化論をベースに考えれば完全二足歩行は人間だけです。
骨格を観察しても、二足歩行が長時間可能なのは人間だけだと言われています。

私もヨガを自身のケアの一環としてもやっておりますが、全ての人に必要だとは思っていません。

こういうことをする前に、立ち直り反応を自分でひたすらやり続けた方が効果的な人もいると思います。
というよりも、本来獲得して備わっている運動パターンを再学習した方が早いですし、日常生活で必要な運動・動作を遂行するにはそれで十分だと思います。

患者さんに無駄にキツい運動指導をする前に、本来備わっているものができるのか?
そもそも自分はできているのか?
これらを見直してみると、よりシンプルに事が進むと思います。
何かの参考にしていただければ幸いです。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また明日。

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