2019-03-14

痛みを取るのは本当に難しいのか?

------------------------------
【申込期限は4月末日まで】
大阪スクール 残り2席
http://bit.ly/2qZiQLw

最後の内臓・頭蓋治療セミナー in 大阪
http://bit.ly/2TWKupg
------------------------------

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

昨日は自分のミスで走り回る1日でした。
筋肉痛はちゃんと今日きております。
まだまだ代謝速度はそれなりにあるようです。

さて、本日は「痛みを取るのは本当に難しいのか?」というお話。

結論から言うと、難しいっす。
私もそれなりに書籍を読んだり、臨床との関連付けを試みたりしましたが、あくまで科学としてみていくとわからないことも多いからです。
分かっていることもおおいですが、分かってないこともおおいわけで、現代の生理学はかなり仮説の上に成り立っていると言えます(だって筋収縮のメカニズムですらいまだに滑走“説”ですよ)。

痛みの分類としてはいろいろありますが、いわゆる急性痛のような組織損傷に伴うものはまだわかりますよね。
ただ、いわゆる慢性通と言われるものの中には、組織損傷がなかったり、体内での炎症などケミカルストレスがなかったりするものもあります。
もし、本当にケミカルストレスが痛みの原因だとしたら、医師の注射や投薬で一発改善するはずなので。

最新の知見として「痛みは脳からの出力信号である」という概念があります。

受容器-感覚神経-中枢神経の伝導路はありますが、あくまで中枢神経に届くのは“情報”なわけです。
その“情報”をどう“解釈”するかは中枢神経(脳)なわけで、痛みは出力信号という概念は当然と言えば当然なわけですね。
実際には痛みを感じるメカニズムとして脊髄レベルでの中枢性感作もありますが、疼痛を抑制する下行性の伝導路もありますし、火事場の馬鹿力に代表されるように緊急時には組織損傷があるにも関わらず、痛みを忘れて行動する機能が体には備わっています(もちろん、極端な例でそれを臨床に用いるのは無理があると思いますが)。

こう考えた場合、操体法における“快感覚”というものはとても良いのだろうと思います。
これまた仮説ではありますが、脳内物質などの影響で除痛も期待できるからです。
要は脳を変えられれば、慢性痛も変えられる可能性もあるわけですね。
あくまで表面的な知識しかないため、あまり小難しい話もできませんが、どうやら現代の科学としてはこれは事実なようです。

じゃあ私たちが患者さんに与える刺激は種々あるわけですが、それを患者さんの脳内で“良いもの”と認識してもらうには…。
いろいろ考えられますが、日々の生活のなかで治療家自身が“良いもの”に触れていくのも良いのかな、と思います。
ここが私が1番大事にしていきたいところなのですが、伝わりますでしょうか…。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また明日。

◆認定インストラクターによる症例報告は以下からチェック!!(毎週土曜更新)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://bit.ly/2OXOGDb

◆セラピストスキルアップ実践会のブログ更新情報はコチラから
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓




◆こっそりやっている…宮森個人のLINE@はコチラ
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
友だち追加

セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地

0 件のコメント:

コメントを投稿