2019-03-02

【症例報告】脊柱管狭窄症と合併症への施術経験<認定インストラクター 鍼灸師たかこ>

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
毎週土曜日は当会の認定インストラクターによる症例報告をお送りいたします。

さて、本日は鍼灸師たかこによる症例報告。
「脊柱管狭窄症と合併症への施術経験」です。

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【症例紹介】
87才 有料老人ホーム入居

<訴え>
・強い右鼠径部痛+
・右殿部外側〜右大腿外側面に歩行時に強い痛み+
・歩行困難

<経過>
・80才になる前に脊柱管狭窄症opeを勧められたが拒否。
・ope以外でどうにかならないか規模の大きい病院をめぐり歩き、現個人医院Dr.と折り合い、保存療法を選択。
・次第に狭窄は悪化し、側弯も強くなり、一時は外出が車椅子だったが、操体法・頭蓋仙骨療法・内臓マニュピレーションで介入しはじめ、近所は歩行可能になる(要介護2→要支援1)
・現在は杖使用で早歩き出来るようになるも間歇性跛行は残存

<既往歴>
・整形外科、消化器科、心療内科に定期通院
・腰部脊柱管狭窄症、便秘症、消化器病変起こりやすい(胃、大腸ポリープ切除数年に一度)
・肝臓に水疱あるようす、最近は肺に影でやすい(結核疑いは検査にて陰性)

【評価】
<視診>
部屋での歩行は右下肢引きずり歩く感じ、体幹は右側弯(胸椎右側弯、左腸骨挙上、右肩前方突出)

<触診>
右ASIS周囲鼠径部、中殿筋、それぞれ緊張強度
→その影響で右下肢血流悪く、右下腿も緊張している
下肢の緊張以外は、肺の硬さが気になる、吸気が弱い

<問診>
左頚部〜左頭部にイヤな感じ

【治療】
立位も坐位も辛いので仰臥位で実施

1.足首内外旋
目的→股関節調整
検査→右足外旋がいい
結果→右股関節周囲の感じ4割くらい楽になる
が、右下腿に怠さ出現

2.骨盤調整
目的→股関節周囲をより広範囲で循環改善
検査→他動で骨盤左右回旋を行い、右回旋で下腿が楽
結果→右下腿の怠さ改善

右下腿の怠さおさまったところで
3.右PSISへ骨操法
目的→疼痛部後面の調整
結果→右下肢全体の怠さ重さ疼痛がだいぶ楽に

右鼠径部周囲の緊張度は減弱してきたが、左側同部位と比べ皮膚のあそびが皆無

4.皮膚操法
目的→腸腰筋緊張緩和
検査→腸腰筋上の皮膚をどう伸ばせば楽かで皮膚を頭側方向かつヘソ方向へ寄せるのが楽
結果→ASIS周囲緊張が減弱、皮膚のあそびも左側と同程度に

この時点で体が温かくなり、右下肢に血が巡る感覚が出現、主訴部痛みほぼ無し。
寝てていい感じがあるので歩きたくないとのことで歩行は確認せず。
ここで操法は終了。

あとは気になった臓器の内臓調整を実施。
肺、肝、腎、心、左大腸

気になった頭蓋調整
頭頂骨、側頭骨、後頭骨
→瞼の重さがとれ、目がパッチリして開く感じになる

【考察】
主訴部の筋緊張が著しく、側弯由来の影響が出やすいが、今回は特に酸素不足のように感じ、内臓調整で補足出来たのが良かった。

側弯で脳脊髄液の循環低下が起こりやすかろうと毎度頭蓋は実施しており、一進一退の様子が続いていたが、左頭部の慢性鈍痛は忘れるくらい出現しなくなってきている。
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今回の症例報告では一手一手に明確な目的を持ってやっているのが印象的でした。
ただ何となくでなく、目的を持って行うことで結果に対する考察が深まると思います。

また来週も認定インストラクターの症例報告をさせていただきます。
明日からもがんばっていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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