2018-05-05

筋力低下があるから筋トレは違うぜ?

---【PR】---

【5月五十肩セミナー】
まもなく定員になります
 https://nakamura-koutarou.1andingpage.com/?page_id=4257

-----------

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。


昨日、家に帰るときにふと夜空を見上げたらめっちゃ月が赤かったです。

写真のクオリティは置いておくとして、ちょっと変わって綺麗でしたね。
調べたらすぐわかるのでしょうけど…やさしく教えてくださる親切な方をお待ちしています。


さて、本日は「筋力低下があるから筋トレは違うぜ?」というお話。


先日、ご新規の患者さんがいらっしゃいました。
その方は腰痛にお悩みで、今までも整体院など行っていらしたそうです。
そこで「腹筋・背筋が弱いので鍛えてください」と言われ、一般の方がイメージする筋トレを指導されたそうです。
いわゆるクランチとか… ↓


バックエクステンションというやつです ↓

結果としては、私の院にくるくらいですから良くはなってないのですね。


とは言え、この方はたしかに腹筋・背筋は弱いのです。
実際は腹筋・背筋を鍛える他にもいろいろやることはあるのですが、それはひとまず置いておき、どんな風に腹筋・背筋を鍛えたらよいのか?
私の手持ちの本にこんなデータがありました。
腹筋や背筋のデータではないですが、参考になると思います。
極力詳細は省いて記載します。


30名の健常者(年齢も20歳前後の男性)をトレーニング様式で10人ずつ3群に分けて、垂直飛びの記録の増加率を調べたデータです。
まず、トレーニング前に垂直飛びの記録を測定。
トレーニング様式は以下の3つ。
A.垂直飛びのみを反復する群
B.重り負荷を与えて等尺性収縮(姿勢を維持しながら重りを持つトレーニング)を行う群
C.重り負荷を与えてスクワットを行う群
このトレーニングを週3回、8週間行った後、再度垂直飛びの記録を測定し、その伸び率を測定しました。


結果、記録が優位に改善したのは
とくにAで大幅に改善が見られたとのこと。
そしてBはむしろ記録が下がってしまったとのこと。


このことから何が言えるのか?
ある動作の筋力を増加したいならば同じ動作でトレーニングしないとトレーニング効果が低くなる、ということです。


私の元にきた今回の患者さんは、ずっと立っていると腰が痛くなる方でした。
そんな方にあお向けやうつ伏せになって、クランチやバックエクステンションをやっても効果があるかどうかは…期待は薄いことでしょう。
立っていて痛くなる方には、少なくとも抗重力位で筋トレをした方が早いでしょうし、むしろ解剖学的に理想的な姿勢をとる、というだけでも実は筋トレになるかもしれません。
もちろん、いくら理想的な姿勢に持ってきたとしても、その方にとってそれが無理のある姿勢であれば(例えば、それを保持できないような制限因子がある場合)、何らかの対策をしないといけませんが、そこは臨床で答え合わせをするしかありませんが…。


私の経験上、クランチのような動作をすると、かえって猫背になる方が多いように思います。
だいたい、間違ってやってしまう方が多いのもあると思いますが。


“体幹”という言葉も一般の方に広まり、トレーニングメソッドも知られるようになりましたが、その方にとってはどれが必要なものか?
きちんと評価し、適切な提案ができるようにしていきましょう。


本日もブログを読んでいただき、本当にありがとうござました。
それでは、また明日。


セラピストスキルアップ実践会はセミナーを毎月開催!
セミナー情報は以下からチェック!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://goo.gl/pHJngS


セラピストスキルアップ実践会代表や認定講師のブログ更新情報はコチラから↓





☆宮森個人のLINE@はコチラ↓☆
友だち追加

セラピストスキルアップ実践会認定講師
宮森大地

0 件のコメント:

コメントを投稿