2018-03-04

ポンコツの生きる道

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。


今、とある“教科書”を作っています。
“参考書”を開き比較していますが、それでも専門的かつ明確に、誰にでもわかるものにするという作業はなかなか困難です。
頭に汗をかいてがんばっていきます。



さて、頭が沸騰しかけている本日は「ポンコツの生きる道」というお話です。

(ポンコツってポップな表現ですが、要は役立たずってことです)

先日ふいに、自分が理学療法士になって、外来で初めて担当した患者さんのことを思い出しました。
女性の患者さんで変形性膝関節症と診断されていて、痛みも可動域制限もそこまでひどくなかったものの、趣味のゴルフや茶道が満足にできなくてお悩みでした。
新人で何もわからなかった私に「先生、来週もお願いね」と毎回伝えてくれる素敵な患者さんでした。



そんな素敵な患者さんを担当していた私は本当に何もできないポンコツだったのです。



学生時代、どちらかというと中枢神経疾患に興味があった私は、整形外科疾患については国家試験レベルの知識しか持ち合わせていませんでした(とは言っても中枢神経疾患の知識も中途半端でした)。
そのため、国家試験や教科書に出てくるような大腿四頭筋の筋力訓練くらいしか最初の頃はやっていませんでした。
患者さんに飽きるほど毎週20分間も筋トレをさせていたのですから、本当にポンコツ理学療法士だったな、と今では思います。



当時、職場の先輩の指導を受けていましたが、自分の知識のなさから指導の内容すらわからず、しばらくしたら指導すらされなくなってしまいました。
「ああ、俺はなんてポンコツなんだ…」と凹んで、職場に行くのも毎日億劫でした。
それでも今思えば、その患者さんから多くのヒントをもらっていました。



例えば、ある日、こんな会話をしました。
「先生、気付いたことがあるの。こうやって(下腿外旋位)膝を曲げると痛いけど、こうやって(下腿内旋位)曲げると痛くないのよ」
『(よくわからんけど)良いですね!それで運動してみましょう!』
本当は理学療法士が知識を持って評価し、技術で修正していくものを、この患者さんは自分で試して、私に教えてくれていたんです。
家に帰って解剖学や運動学の本を開いて、『なんで痛くないんだ?』を必死に考えていました。



そんな本当は学生時代にやっておくべきことを、私はプロになってやっていたんです。
今考えても、本当に恥ずかしい。
ただ、ポンコツの私はこうやって泥臭いことをやっていくしかなかったんです。
だって、それしか方法がなかったから。



それに、私はものすごく恐れを抱いていることがありました。



それは、お金のこと。
病院でのお会計って、項目ごとに代金(点数)が決まっているんです。
運動器リハビリテーション1単位(20分)で○○円って感じで。
ポンコツ1年目理学療法士の宮森がやっても○○円。
経験年数30年以上の宮森母がやっても○○円なのです(うちの母は引退しましたが理学療法士でした)。
つまり、担当する理学療法士によって技術や結果が違っても、患者さんが支払う代金は一律なんです。



私はこれが当時から、超恐ろしかったんです。
だから、努力して患者さんの想いに少しでも報いないといけない、と思っていました。



独立した今もその想いは忘れていませんし、むしろ強くなりました。
だってそうですよね。
市場には凄腕の治療家さんがごまんといて、すでに患者さんとの関係性を築いているんです。
それこそ、私の生まれる前から治療家をやっている先生もいらっしゃるわけです。



そこに世間知らずの若造が開業するなんて、一筋縄でいかないのは火を見るよりも明らか。
実際は、少々天狗になっていた私は、甘い考えで開業してすぐに現実を突きつけられて、また多くの失敗をしたわけですが…。
だから、やはりかなり泥臭いことをして、今も続けているわけです。



狭い業界のひとつの団体で講師なんてやらせてもらっていて、一部の方から「宮森先生みたくなりたい!」なんて言われたりするのですが、そんなカッコのいいもんじゃないんです。
本来の私は、ただのポンコツなんです。
ただ、ポンコツなりにやることやってきたから、今の位置にいるだけなのです。




だから最後に、これを読んでくださっている世の中のすべてのポンコツにお伝えしたい。
やることやれば、ポンコツなりに願いは叶います。
大事なのは、まず自分がポンコツだと自覚して、できることを1つ1つやっていくことだと思います。



それがポンコツの生きる道です。



私もまだまだ夢の途中。
明日からもまた、気張って生きましょう。



本日もブログを読んでいただき、本当にありがとうござました。
それでは、また明日。


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