2018-03-13

患者さんの歴史を考える

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。


先週末はスクールで2日間出たら4kg程体重が落ちました…。
ちなみに私はセミナー2日間でも5kgは体重が落ちます。
教える側に回ると、痩せる効果が出るようです。
セミナーダイエット、おすすめです。
※体に良いかは知りません


さて、少しやつれ気味の本日は「患者さんの歴史を考える」というお話。


先日、私の院に春から中2になるという膝の痛い男の子がきました。
オスグットと診断されて、ひたすら安静を指示され、膝を伸ばしきっていたら曲がらなくなったという症例。
市内にある整形外科にて、理学療法も受けたようですがどんどん曲がらなくなり、半年以上このままだそうです。
最終的には「全身麻酔で曲げてしまおう」と、そんな話も出たそうです。


現在、膝は20°くらいしか曲がらず曲げようとすると、膝周囲筋が同時収縮しガチガチに固まっていました。
(こりゃ自動運動は厳しいかな…)と思って、圧痛操法など無意識に働きかける操法をトライするもあまり変わらず…。


ところで気になったのが、なぜ、この症例がオスグットになってしまったのか?ということ。
(ここから症例の歴史を考えていきます)


この症例はサッカー部に所属し、3カ月ほどして痛くなったとのこと。
何となく、痛くなる動作はわかりますが、気になった点がありました。
この症例、姿勢がめちゃくちゃ悪いのです。
ひと昔前の折りたためる携帯電話のごとく、くにゃっと背骨が曲がり背筋を伸ばしても耐えられない。

(なつかしの折り畳み携帯電話)

そこで全体のバランスを診ようと、立ち直り反応、匍匐前進、寝返りをチェックしました。
すべてにおいて、いわゆる体幹が使えない状態でした。


お母さんも一緒にいらしていたので、症例が赤ちゃんだった時のことを聞くと「ハイハイをせずに立った」とのこと。


このように正常発達を、すっ飛ばして発達した症例は体幹筋力が弱くなりがちで反射で起きる動きも悪くなります。
中学に入って運動量が増加し、体幹でバランスを取るところを膝に負担をかけてしまったことで、発症に至ったと解釈しました。


(ちなみにこれが正常発達の図)

そのため、症例の将来のためにも、遠回りに感じるかもしれないが今一度、基本的な動きを反復し、体幹筋力を獲得しようと話しました。
もし、今後何かのきっかけで、膝が曲がるようになったとしても同じことを繰り返してしまうのです。


このように患者さんの歴史を聞き、どこから問題が起きたのか?
その根っこを捉えらえると、より改善の幅が広くなると思います。
現在の症状だけでなく、過去の歴史も一緒に振り返り、そこにもスポットライトをあてて根本改善を目指していきましょう。


本日もブログを読んでいただき、本当にありがとうござました。
それでは、また明日。


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