2017-12-26

患者さんの体を冷静に診よう

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五十肩の治療はこんな風にしてみてください
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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログをお越しいただき、本当にありがとうございます。


Xmasも終わると本格的に年末感が漂いますね…。
私は年明けすぐに誕生日なのですが、年末年始に誕生日の方はある年齢を境にXmasと誕生日がまとめられるという現象が起きます。
今年、私のもとにはかなり羽振りのいいサンタが誕生日プレゼントを持ってきてくれました。感謝。
これでもう、年明けの3日間は駅伝三昧の日々を過ごせばOKです!



ところで、駅伝やマラソンを見て、「ただ走ってるだけじゃん」とかおっしゃる方もいますが、ドラマがあるのですよ!駅伝には!!
繰り上げスタートなんてものがあった日には…。
( ;∀;) 号泣ものだぜ…。


年明けの楽しみに向けてラストスパートですね!


さて、本日のお話は「患者さんの体を冷静に診よう」というテーマでお送りします。


私の母は元理学療法士(引退しました)ですが、「理学療法士には情熱と冷静な頭が必要だ」と言っていました。
さあ、あなたには冷静な頭がありますでしょうか…?

(冷静と情熱の間って、たぶん凪いだ状態ですよね)


私が当会で講師をやらせていただいて間もなく2年が経とうとしています。
2016年2月末に開催された松戸セミナーがデビュー戦でした。
緊張しすぎて前日眠れず、ゴホゴホ咳込みながら体調最悪の状態で臨んだのを今でも覚えています。
参加者様には大変申し訳ないことをしたと今でも反省しています。
それでもその時にご参加いただいた何名かの受講生さんが今ではスクール生にもなっていて何とも感慨深いものです。


話が横道にそれてしまいましたが、その時は肩こり編としてK positionを実技で行いました。


その時、ある受講生さんがガッチガチの五十肩でした。
関節包レベルで短縮のあるいわゆる凍結肩です。
他の受講生さんの肩の可動域がどんどん変わっていく中でその方の肩の可動域は劇的には変わりませんでした。



セミナー後、アンケート用紙にて「治らなかったので困りました」と書かれてしまいました…。



さて、ここで少し話を整理したいと思います。
操体法では病気のプロセスを4段階に分けています。
1.    歪みの発生
2.    感覚異常
3.    機能異常
4.    器質破壊

ですね。


ここで、凍結肩という病態は4.器質破壊が著しい状態だと考えることができると思います。
操体法は不思議な治療法でたしかに魔法のように感じるかもしれませんが決して魔法ではありません。
器質破壊が著しい場合、その組織の回復には空間的な歪みの是正だけでなく時間的な要素も必要です。


短縮した関節包では、構成するコラーゲン線維に異常な架橋形成や走行の変異が起きています。
これを改善するには、伸張刺激を入れていくことが必要で、それを続けていくと線維の架橋が取れていき、走行を変化して適応していきます。


もちろんこの時には、狙った組織を循環する体液系を意識することも重要でしょう。


操法で空間的な歪みを是正し、生理学的な動きを与えると関節包への伸長刺激が入りやるくなり、結合組織が適合していく…。


凍結肩の改善にはこのようなプロセスが必要なはずです。


病気のプロセスの話はセミナーで毎回お話してますが私の説明が足りなかったと反省していますが…。
最近、治療家さんと話していて『五十肩はすべて五十肩!』と判断している方が多いことに気付かされました。


五十肩と言われるものにも腱板損傷や腱板断裂、上腕二頭筋腱炎などなど原因によって分類されます。
さらには病期も炎症期・凍結期・回復期など分類されてそれぞれ対応が違います。


やはり操体法を学んでいても、患者さんの体を冷静に診れないと患者さんに通院頻度や回数などを最適なご提案ができません。



膨大な知識を要求されるのが、治療家という仕事ですが、がんばっていかなければなりませんね。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!!


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