2017-12-10

本を読むのは面倒ですか?

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログをお越しいただき、本当にありがとうございます。

私もセミナー講師なんてことをさせていただいておりますので、最低限人に教える分だけの知識や経験は仕入れておかないといけません。その上で、例えば私たちの団体は操体法というものをお伝えしているわけですが、操体法関連の書籍は読んでいきます。しかし、受講生さんの中にはまったく本を読まないという方がいらっしゃるようです。日本人の半数ほどはひと月に1冊も本を読まないという驚きのデータもあるようですが、それは実に、実に勿体ないことをしているのですよ、ということをお伝えしていきます(※かなり説教くさいです)。



(本、読もうぜ)


本とはなにか?

さて、すこし哲学的な中タイトルですが、本というものはどんなものでしょうか?
本といっても、小説などもありますし、一般の方の読む健康本や娯楽の本もありますが、今回は専門家が読む本、ということに限りたいと思います。例えば、操体法関連の本としましょう。

本の中にこめられているモノはさまざまで人によってどう表現するかはさまざまだと思いますが、私は本の中には著者の『知識』がこめられていると考えています。

さて、『知識』と似て非なる言葉で『情報』というものがあります。
『情報』とは、事実や結果、事象のことを言います。
『知識』とは、事実や結果、事象の積み重ねから得られたエッセンスのことを言います。
(と、なにかの本で読みました)

もちろん、『情報』のみが書かれている本も存在しますが、実践も含まれた専門書は『知識』の宝庫と言ってよいでしょう。では、『情報』と『知識』の違いがわかったところで、それぞれを得ることであなたの行動がどう変わるかを考えてみたいと思います。


『情報』と『知識』の違い

ただの『情報』であれば、インターネットで検索語句を間違わなければパパーっと調べれば数秒で得ることができます(インターネットで検索する場合、得たい『情報』を調べるための『知識』が必要になってきますが…)。試しにGoogle先生に「操体法」で調べてもらったら約456,000件の検索結果が出ました。この中にはもちろん、当会の代表や我々講師陣のブログなども含まれていますので、『情報』だけでなく『知識』もあるのでしょうが、例えばwikipediaに載っているようなものはほとんど『情報』でしょう。

『情報』とは、事実や結果、事象のことですので「〇〇とは△△である」といった概要を知ることに適しています。そのため、私はなにか新しいことを学ぼうとしたときには、『情報』を集めて概要を把握します。これはまさに情報収集で、主にインターネットを駆使します。

『知識』とは、事実や結果、事象の積み重ねから得られたエッセンスのことですので、著者が「〇〇は△△というもので実践してみた結果、□□になった」という経験を得ることに適しています。私は『情報』を集め、よりもっと深くしってみたい!と思ったら『知識』を収集します。これは主に関連書籍を読むということをします。

どちらも大事ですし、考えるべきはそのバランスですが、『情報』だけ持っている場合と『知識』を持っている場合とでは、スタート地点が全く違うということはお分かりいただけると思います。

例えば、「操体法は体を気持ちいい方、楽な方に動かす治療法である」という『情報』だけを持ってテクニックを練習しても、実際に患者さんがそのテクニックをやる姿勢が取れなかったらできませんし、自分で考えなければなりません。しかし、「こういった患者さんには私はこうしてみました」という別の方の経験が書かれた本を読み『知識』をすでに持っていれば、まずそれをやってみよう、となって功を奏するかもしれません。

つまり、本を読むこと≒『知識』を得ることは、著者の成功体験・失敗体験・試行錯誤の過程と結果を著者よりも短い時間で知ることができるので、より良い位置からスタートを切れるということです。自分で一から積み上げていく、というのはなかなかに大変で、これができない人がほとんどでしょう(えらそうに書いていますが、私もそうです)。

もちろん、得た『情報』と『知識』をもとにして試行錯誤をしていくのはより重要ですし、それなしでは成長もあり得ないので、本を読むことはゴールではないことはご理解いただきたいと思います。


本を読むべき理由

さて、本を読むことで『情報』に加えて『知識』を得ることであなたは一から始める方より良い位置からスタートを切れるということをお話しました。すこしばかり臨床的なお話をしますと、より臨床で試行錯誤をしていけて結果を出しやすくなります。そして、セミナーに出ても学ぶことが多くなるのです。

私たちの団体では段階を追って習得していただけるように、最初のセミナーでは操体法に関する座学を時間かけてやりますし、私個人は上級セミナーでもその時に必要な部分の座学を行います。上級セミナーは応用的な内容ではありますが、根っこは最初のセミナーでお伝えしたものに通じているのです。ただ時よりいただくご質問の中で「いやぁそれは最初のセミナーで伝えたよなぁ…」というものもあったりします。それはもちろん、私たちのお伝えの仕方にも問題があるのでしょうけれど、実際、根っこの部分は1回聞いただけではわからないでしょうし、やはり自分で理解を深めていくためには、本の1冊や2冊は読む必要があると思います。

本を通して『情報』と『知識』を持っているだけで、講師の話している内容やその裏側まで理解できるようになると思うのです。そうすれば、より多くのことを持って帰れますし、臨床に還元できるものの割合も増えるはずです。そして『情報』と『知識』に加え、自身の『経験』があれば、より建設的な質疑応答の時間になると思います。ただその『経験』も、何を拠り所にするのか、という問題が出てきますし、手っ取り早く手に入るものと言えば本だと私は思います。

つまり、より早く臨床に還元したり、新しくより良質なものを得たりするための事前準備をしておく、というのが、私が思う本を読むべき理由です。


オススメ本

「じゃあ何から読めばいいんだ、宮森よ」とあなたは言うかもしれません。
もういろいろな方にオススメしているので、見飽きた方もいらっしゃるかもしれませんが、私がこれだけオススメするということはそれだけ価値のある本だと私が思っているからです。

体の設計にミスはない―操体の原理―
橋本敬三 著

操体法ならこれから読んで、橋本先生の『知識』を得てください。
あなたの臨床、そして生き方がきっと変わるはず。

本日もブログを読んでいただき、本当にありがとうござました。

それでは、また明日。


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