2018-11-29

良い姿勢の伝え方

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

体調が戻らないまま、週末を迎えそうです。
週末はセミナーですが、私に対して治療ってあんまりやってくれないんですよね…練習はするけど。
文句は言わないからやってほしいものです(こういうことを書いてやってもらう作戦です)。

さて、本日は「良い姿勢の伝え方」というお話。

臨床において、いわゆる不良姿勢を呈している患者さんは多いです。
というより、良い姿勢でいる方はほとんど見ることがありません。
それだけ健康と姿勢の関係は奥深いものがあるのだろうな、と考えている今日この頃。

それはそうと「じゃあいわゆる良い姿勢とはどんな姿勢なのだろう?」と考えてみます。
ネットで検索するといろいろな情報が手に入ります。

こういう姿勢は運動学の本に書いてあったりしますが、いわゆる力学的に安定した姿勢と言えるでしょう。
とは言っても、これを印刷して患者さんに渡しても患者さんはよく分かりません。
「ほうほう、耳から床に垂らした線が大転子や膝関節後面と外果の前方を通るのか、どれどれ…こうですか?」とはならないワケです。
いたらそれはプロか、ちょっと変な人です。

ふと思い出したのですが、私が臨床1年目の時、やたらと骨盤のアライメントを観るように言われました。
今思えば、これも1つの基準ですよねというものなのですが、基準がなければ発展もないですので知らない方は知っておいてください。

横から見て(矢状面上で)、PSISがASISよりも2~2.5横指高いのが正常である。
これをひたすら見させられましたし、これがないとダメだと思っていました。
そう言えば、経験の少ない1年目では骨盤の触診も苦手で、PSISどこだー!と冷や汗かいて触った記憶があります(笑)
ただ、これって仙腸関節の動き具合とか、骨盤の個人差で変わってきてしまうので絶対的ではないことは確かです。

でも、本日はこれを基準として、私が患者さんにどのように伝えているかをお話します。
患者さんもASISは触りやすいですが、PSISは触りにくいです。
触れたとしても、PSISが2~2.5横指分ASISよりも高いのを鏡もなく確認するのはより難しいです。
そこで、私は恥骨を使います。

ASISと恥骨を結んだ三角形が床に対して垂直であれば、だいたい合ってます。

実際には身振り手振りを交えてこんな感じで伝えています。
「腰骨の左右でっぱりと、恥骨を結んで三角形を作ってください」
「この三角形が上を向いていたら骨盤が後ろに倒れて猫背になっちゃいます」
「この三角形が下を向いていたら骨場が前に倒れて反り腰になっちゃいます」
「この三角形が床に対して垂直だと、背筋が伸びやすくなります」
「どれもできるのが良いですが、迷ったらこの三角形を床に垂直にしてください」
「上から三角形を作った手を見ながら確認してみてください」

私の経験上ですが、構造的に破壊が進んでいる方でない限り、それなりに良いと思われる位置に骨盤がくると、背筋も伸びますし体幹筋の収縮が自然と入るようになります(大事なのは筋収縮を「入れる」ではなく「入る」というオートマチックなところです)。

もちろん、体の個体差や状況、周囲の環境、見方や前提条件によってこれらの基準は変わってきますが、まぁまぁ伝わりやすいのでこれを多用しております。
何かの参考にしていただければ幸いです。

本日もブログをお読みいただき、本当にありがとうござました。

それでは、また明日。


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