2017-10-29

操体法だからって「楽」をしてませんか?

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログをお越しいただき、本当にありがとうございます。

日曜日なので、本日は日々なんとなく感じていることを書いていきます。

操体法、もとい橋本敬三先生のお言葉の中に「60点でマにあっていればいい」という言葉があります。
完全無欠の100点の体なんてない。とは言え、60点より下がると、人の手を借りないと(治療を受けるなど)いけない。それじゃあ借り物の体が可哀想だから、自力自療して60点くらいで生活できたらいいよね、という風な言葉だと、簡単にですが、私は解釈しています。そして、このホッとするような、なんとも安心感のある橋本先生の言葉が私は好きなのですが、時より勘違いをしている治療家さんがいらっしゃるようです。その方はこんなことをおっしゃったそうな…

「操体法って60点で良いんですよね。じゃあ、治療も60点くらいで良いんですよね」

私はこの方にお会いしてないので、その真意は測りかねますが、どうもこの言葉には違和感を持ってしまいます。言葉の上では「治療も60点くらい」としていますが、私はまるで「治療家も60点を目指せば良いだろう」と言っているように受け取ってしまったのです。この違和感、あなたは分かってくださいますでしょうか…。

ところで、代表の中村や講師がブログやメルマガで書いているように、操体法とは「気持ちのいい方、楽は方に体を動かしていく」というものです。初期の操体法の書籍にも、そのように記載がされています。しかし、私はこれにも違和感を持っています。まるでこの記載では、「気持ちいい=楽」のように「快」と「楽」が同列に扱われているのです。

残念ながら、臨床上でも「快」と「楽」は違います。「楽」とは2つ以上のものを比較して得られるモノですが、「快」とはそれひとつで、一点で出会う感覚です。つまり、「快」と「楽」は、決定的に違うのです。そして臨床において、ただ単に楽な方へ…では、果たして誰が楽をしているのか分かりません。少なくとも、患者さんは楽をしておりませんし、いつまで経っても治っていきません。

臨床において患者さんと向き合うことは、決して「楽」ではありません。当たり前ですが、その人の生活や人生と向き合い、時間やお金をいただく以上、「楽」をしてはいけません。時には一緒に涙を流すくらいに向き合って、そこで初めて臨床で治療家は「快」を感じたり、「楽しいな!」っと思ったりするのだと私は日々感じています。

「楽」と「楽しい」は漢字は同じですが、意味は全く違います。
「楽」の裏には怠惰があり、「楽しい」の裏には努力があると私は思います。
そして「楽しい」の中には、「快」があると私は思います。

甲本ヒロトさんもこうおっしゃってますし。

「楽しいと楽は違うよ。楽しいと楽は対極。楽しいことがしたいんだったら、楽はしちゃダメだと思うよ。楽しいことがやりたいと思った時点で、楽な道からはそれるんだよ。」

決して簡単な道ではありませんが、治療家はこうあるべきじゃないかな、と30手前の小僧なりに思います。私も日々、泣きそうになりながら、操体法や「快感覚」という感覚を考えています。

あなたも一緒に探求してみませんか?
一緒に成長できたら幸いです。

(まとまってないですが、終わりです。明日から通常運行のブログをお送りいたします)

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