2017-10-23

セミナーに出ても結果が出ないあなたへ

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12月腰痛セミナー(2)
~上肢と腰痛の関係が明らかになります~
→ http://nakamura-koutarou.1andingpage.com/?page_id=1000
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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログをお越しいただき、本当にありがとうございます。

さて、セラピストスキルアップ実践会では毎月セミナーを開催しております。
先週末は短時間テクニックセミナー(1)を午前中に、そして土曜日にはアドバンスセミナー、日曜日にはベーシックセミナーを開催いたしました。



ところで、短時間テクニックセミナー(1)では、I positionというテクニックを習得していただきます。
もうご存知の方も多いかも思いますが、ご存知でない方はどうぞ以下の動画をご覧になってください。




さて、セミナーでよくあるご質問の中に「このポジションや姿勢が取れない方はどうするのですか」というものがあります。さらには「私の担当している患者さんはこのポジションが取れないなら、使えないですね」という方もいらっしゃいます。

この発言をもしあなたが聞いたとき、どのように感じるでしょうか。
私はすごく悲しいような、残念な気持ちになります。
そして後者の発言をした方は、きっと、一生セミナージプシーなのだろうと思います。

これから先の私の発言は、読む方によってはものすごく生意気に感じるかもしれませんし、途中でページを閉じてしまうかもしれません。事実、私もこの話を聞いたときは、胸が苦しくなりました。ただ、前々から感じていた自分のダメなところを変えるきっかけでもありました。

セミナーをやっていてもそうですが、受講生さんは大抵私より年上の方が多いです。私のブログを読んでくださっている方の多くは私より年上でしょうし、中には私が生まれる前から治療家をしている方もいらっしゃるかもしれません。そのため、釈迦に説法だ、ということを承知の上でお話しさせていただきます。

あなたはPrimary Questionというものをご存知でしょうか。

Primaryとは”最初の”という意味です。
Questionとは”質問”ですね。
直訳すれば”最初の質問”ということになります。

では、いつ、誰に対して、この質問をするのか。

まず、いつと言うのは、何か新しいものを学んだ時です。
例えば治療技術でもいいですし、理論でもいいです。経営してノウハウでも良いですし、集客ツールなどでも良いです。

では、誰に質問するのか、というと自分自身です。「はぁ?」と思った方も、もう少し辛抱して読み進めてください。

ここで大事なのは、何か新しいことを学んだ時に、自分自身に対してどのようなPrimary Questionをするのかによって、学んだことが活きるかどうかが変わってくるのです。

残念なPrimary Questionの例を示しますと、「これ(新しく習った技術)は使えるかどうか?」というものです。そしてこの質問に対する答えは、Yes or Noです。そして往々にして人はNoという答えにたどり着きます。前述した受講生さんの発言の通りです。

もちろん、技術を磨いていくら過程では、習ったことをそのまま再現する能力というものは、ものすごく重要です。再現する能力が高い方は、ある一定のレベルまでかなりの短期間で到達することができます。逆に、最初から自分なりのオリジナリティを出そうとしてしまう方は、歪んだ基礎の上に家を建てるようなものですから、いつまでたっても上達しません。

ただし、私たちが日々相手にする患者さんは誰一人として、まったく同じ体、同じ状態の方はいません。同じ人でさえ、1秒前とは違うはずです。その時事刻々と変化する患者さんの状態に合わせて、私たち治療家は技術を選択したり、力の入れ加減やタイミング、刺激の量や方向を変えなければなりません。

まれに「習っても応用しないとできない技術は嫌だ」なんて声も聞かれるのですが、応用しないでどうやって臨床で対応していくのでしょうか。解剖学に描いてあるような、キレイな解剖学的肢位をとった患者さんなんていません。多くは解剖学とは違う変形があるような、正常ではない方々が多いはずです。そういった前提にたって、日々の治療に臨んでいるのだろうか、と疑問に思うこともあります。

さて、Primary Questionに話を戻します。

もう答えはお分かりだと思いますが、良いPrimary Questionの例としては「これ(新しく学んだ技術)は、どうやったら使えるだろうか?」というものです。そしてこの質問に対する答えは、無限に広がることもお分かりいただけると思います。

例えば今回のセミナー会場にて、受講生さんでI positionをしてもあまり変化が出なかった方がいました。どうもふくらはぎの筋収縮が弱く、体全体に筋収縮がつながりにくい印象がありました。そこで私はふくらはぎを触診し、局所的に癒着して滑走不全が起きているであろう部位を徒手でリリースしていきました。少し痛がっていましたが、その後再度I positionをやってみると、今度はバッチリと決まりました。

このように臨床では、筋や皮膚、骨などの組織間の癒着を改善してみたり、関節のズレをダイレクトに修正してみたり、内臓の緊張をとってみたり、体液循環を促したり…このように今まで磨いてきた技術と組み合わせて使うだけでも、その効果や結果は大きく変わるはずなのです。患者さんの体の状態を評価して治療を展開しているはずなのですから、アイデアはいくらでも出てくると思います。

ちなみにこのPrimary Questionはダイレクト出版社の小川忠洋社長がお話されていた内容です。私のような30手前のモジャ毛のペーペーの治療家が考えたのではなく、第一線で活躍する方がお話されているものです。

最後になりますが、ここまでお読みいただき、もし、あなたの胸が苦しくなる想いがあるのだとするのなら、努力すべきは今です。変わるべき時は今です。たくさん失敗もするでしょうし、きつい言葉をかけられるかもしれません。それでもやってください。いつかうまくいくようになる日がきます。

いつまでも他人や技術のせいにし続ける場所にいたいのなら、話は別ですが…

本日もブログを読んでいただき、本当にありがとうござました。
それでは、また明日。

【当会のセミナーは情報はこちら↓】

12月腰痛セミナー(2)
~上肢と腰痛の関係が明らかになります~
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宮森は12月16,17日と大阪で講師を務めます。

11月肩こり編
~五十肩などにも効果抜群!~
http://abaql.biz/brd/archives/kvukyh.html

宮森は11月25,26日で大阪で講師を務めます。



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