2018-06-03

ゴールを患者さんと共有しているか?

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。


もしかしたら姉たちが都内に引っ越すかもしれません。
めいっ子に会える日数が減るのか…と思うと、すこし寂しいような気がしています。
まぁ毎日会ったら疲れるので、切り替えていきます。


本日は「ゴールを患者さんと共有しているか?」というお話。


先週末は五十肩というテーマでセミナーを開催しました。
K positionというテクニックをお伝えしてきたのですが、変化の出やすい部位としては肩や体幹の可動域がおおきく変わるのが特徴です。
除痛だけでなく、可動域も大きく変えることのでき、個人的には好きなテクニックです。


ところで、セミナー中、こんなご質問を受けました。
「先生、これだけ可動域が変わるとなると、リピートってむずかしいと思うんです。だって続ける理由がなくなりますよね?」
このご質問をしてくださった先生は、このテクニックの効果に感動されたのだと思います。
それはそれで嬉しいのですが、治療家の悪い癖が出ているなぁ、と思ってしまったのも正直なところです。


よく「リピートに困っています」と言う治療家さんに出会いますが、私はその方に決まってこう質問します。
『患者さんは何を求めて先生の前にきていますか?もしくは、どんな不都合があってきていますか?』
そうすると大抵、こんな答えが返ってきます。
・関節が硬くて制限があって困っている。
・痛みや痺れがあって困っている。
・歩きが不安定で困っている。



『なるほどなるほど。では、どうすれば患者さんの悩みは解決しますか?』
・可動域が正常になればいい。
・痛みや痺れがなくなればいい。
・しっかり安定して歩けるようになればいい。



賢明な方はお分かりだと思いますが、これじゃあね、リピート取れないですよ。
例えば教科書的に、肩関節の屈曲(前方挙上)は180°挙がるとされています。
じゃあ患者さんが「先生、肩が180°挙がらなくて困ってます」と言うかというと、すくなくとも私の経験上、そんな患者さんに出会ったことはありません。


患者さんももちろん「○○が痛いんだ」「□□の動きが悪いんだ」と言いますが、それは本当の悩みでなく、違うところに本当の悩みがあるんです。
関節可動域やら痛みやら筋力やら、機能を診る視点はとても大事なのですが、そこにこだわってるのは実は治療家だけだったりします。


可動域制限や痛み、筋機能不全があることによって
・日常生活ではどんな不便や悩みがあるのか?
・なぜそれを取り除きたい(取り除かないといけない)のか?
・このまま、もしくは悪化したらどんな未来が待っているのか?
・改善したらどんなことをしてみたいのか?

最低限でもこういったことを聞き出して、患者さんとゴールを共有しないと、間違いなくリピートは取れませんし、信頼関係も得られないでしょう。


ほら、可動域変わりましたね!
よし、痛み取れましたね!

なんてね、そんな腕自慢いらないのですよ
体が変わった上で、それをどう日常生活に落とし込んで、患者さんの願いを叶えられるかが大事なのです。
Before Afterのインパクトは、ただ信頼を得るためだけのものだと思った方が良いかもしれませんね。


今回のメルマガの内容を読んで「いや、知ってます!」なんて思って、それでもリピート率80%を切っている方は、本当はわかっていないか、技術が足りないかのどちらかです。
あ、あとは人間性がとっても悪いかです(こんなことを書いてしまうあたり私も良くはないですね)。


今一度、ひとりひとりの患者さんとゴール設定を見直してみてください。
本日はそんなお話で終わります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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