2019-04-20

【症例報告】Kポジションの工夫<認定インストラクター こもれび>

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
毎週土曜日は当会の認定インストラクターによる症例報告をお送りいたします。

さて、本日は<こもれび>による操法の工夫です。
今回の取り上げる操法は「Kポジション」です。

(必死にKポジションっぽい写真を探しました)
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Kポジションを行う上で、上肢を前方に押し出す動きや、背後にもたれかかる動きをしてもらい動きの可動域を確認しますが、今回は後ろにもたれかかる動きが苦手な方が多かったので、何か言い伝え方はないかと探していました。

<工夫1>
私が実施したのは、足先から外側方向に向かって開いていく(下肢の外旋)と、嫌でも下腿、膝、大腿、骨盤、腰背中、肩甲骨、肩、頭部が連動し動かしやすいと言われました。
これだけの体の箇所を意識させながらやるのは時間掛かりますが、伝わりやすければ良しとしてます。

<工夫2>
後もう1つは、上側の殿部を床につけるイメージをもたれると連動とやり易さを感じました。

下肢からの運動連鎖を促しても、感覚が悪い方や体の硬い方は、どうしても上半身や腕を引くように強引にやることがあります。
このような方には今回の<工夫1>下肢からの細かく伝える、<工夫2>殿部を床につけてもらうイメージでやってもらいます。

また、Kポジションを行う前に殿部や大腿部、側腹部のリリースをしてから行うなどして繋がりを意識できるように心掛けると良い印象がありました。
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<宮森のコメント>
また新しい声かけの工夫をいただけました。

あくまで私自身の感覚ですが、Kポジションでは下肢は上肢と反対方向に動きます。
すなわち、上肢の前方突出の際には下肢は伸展方向、上肢の後退の際には下肢は屈曲方向です。
これは下肢の重さを使って側臥位をキープするための戦略だと捉えています(この戦略を確かカウンター・ウエイトと言います)。

今回の工夫ですと、側臥位から背臥位に戻るのを下肢もしくは殿部から促しているわけですが、基本的にはKポジションでは運動の開始点は上肢と考えられますので、その点は従来のKポジションと違う点です。
ただ、臨床では下肢の連動まで意識して行う、もしくは無意識だとしても連動を上手に使える方が少ない印象がありますので、試してみる価値はある工夫だと思いました。
今回、報告してもらった工夫も何かの参考にしていただければ幸いです。

また来週も認定インストラクターの症例報告をさせていただきます。
明日からもがんばっていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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