2019-08-06

体はシンプルにできている

セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

疲れを取るために軽いウォーキングを続けています。
早朝に歩くのですが、徐々に日に焼けてきました。
体重は増えているのに「痩せた?」と言われます。
得した気分です。

さて、本日は「体はシンプルにできている」というお話です。

「〇〇さん、体って与えられた刺激の通りに反応するんですよ」
これは私が患者さんによくお話している内容です。
いろいろと学ぶと、体の反応に名前やら法則がついています。
ただそれは、基本に立ち返れば当たり前だったりします。

専門知識のない方でも知っていることをいくつか挙げてみます。
例えば筋トレをすれば筋力がアップします。

負荷量を調節すれば筋肉のサイズも大きくなります。
筋トレをしていた人が筋トレをやめれば、肥大した筋肉は縮んでいきます。
さらに、負荷量が大きすぎれば損傷します。
これらは前の段落で患者さんにお話した「与えられた刺激の通りに反応する」に当てはまると思います。

今は筋肉を例にしましたが、他の組織でも同様です。
骨は骨棘や変形に見られるように、刺激の通りに形を変えます(Wolffの法則)。

私は右大腿四頭筋の緊張が高いので、右脛骨粗面が左よりも飛び出ています。
骨格をしっかりと観察すると、遺伝の要素ももちろんありますが、その人の今までの生活が見えることがあります。

他にも、靭帯も適切な刺激を入れれば、増殖します。
そのため、捻挫などの損傷後は時期を見て刺激を強くしていく必要があります。
内臓も筋肉ですので、しっかり刺激してあげれば強くなります。
逆に吸収のしやすいもの(サプリなど)を飲んでいると、消化能力が落ちると聞いたことがあります。

こういった「与えられた刺激の通りに反応する」を知っていると、小難しいことを知らなくても、いろいろな刺激を自分で調整することができるようになります。
これって、実は操体の「原始感覚に従う」に通ずると思います。

操体(法)では、ご存知の通り快感覚を重要視します。
人によっては「気持ち良ければ何でも良い」と言います。
それは間違いではありませんが、気持ち良さ=原始感覚ではありません。
それだと操体法の原則にある「痛みから逃れるように動く」が抜け落ちてしまいます。
痛みを生じるようなことをしていれば、組織損傷が生じる可能性があるため、それを避けるのは当然といえば当然ですよね。

さて、巡り巡って今回のテーマである「与えられた刺激の通りに反応する」に戻ってきました。
以前、“体の声を聞く”の科学という記事を書きました↓
狙った反応を導き出すには、患者さんが与えられた刺激を正しく感じ取れないといけません。
そのために私たちができることは何か?を考えると、施術の方向性も変わってくると思います。

もしかしたら、治療家という仕事も本来は要らないのかもしれないですね。
世界の一人一人が知識を持って、体に従って行動できれば…。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。

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